ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

ココペリ倶楽部課外レッスン2019

カテゴリー: 日常

年に一度のインディアンフルート「ココペリ倶楽部」課外レッスン。
今年は信州の富士見に足を伸ばしました。
出発日の朝、4時30分に起床。
前日は大阪出張で帰宅が遅かったためちょっと緊張感ありましたが、寝坊することなくリュックに笛を詰め込んで新宿駅からあずさ号に無事乗車。快晴の富士見駅に到着しました。
いつもとは異なる装いに心も弾みます。

ゴンドラリフトに乗り入笠山の1,780メートルまで一気に登り、りんどう、吾亦紅、トリカブトなど色とりどりのお花が咲く広い湿原を散策。
高原にはやさしい秋風が吹いていました。

課外レッスンの目的は自然の中で音を奏でること。
早速森の中でのレッスンです。
この日はいつもの即興演奏のみならず、即興とハーモニーというマーク先生からの課題???に戸惑うココペリ隊員。む、む、難しい!!
でも、上手くハーモニーとなった時の気持ちよさ・・・。案外楽しい。
この日の夜、振り返って感じたことは、私は誰かにあわせてハモることが好き。

その後、山頂まで登りたい有志は登頂を目指しました。
ここまで来たら登りたい、登るでしょう。山が私を呼んでいる!
マークさんの後に続き、後方からの健脚な皆さんに見守られながら、なんとか登頂に成功です。
確かに演奏に必要な心肺機能はめちゃめちゃ鍛えられているとは思うのですが、「今年は全くきつくないですよ。」って・・・また騙された?私にとってはとてもきつい。(苦笑)
だからこそ山頂にたどり着いた時の感動は言葉にはできません。
この日、ささやかながらも1,995m入笠山登頂。
今年も由里子チャレンジができました!
快晴の入笠山の山頂は360度の大パノラマ。写真私の後方は八ヶ岳連峰です。
「あ~空よ大地よこの瞬間よ、ありがとう。今の気持ちを忘れないでいたいよ~」

その晩は蝋燭の灯りを囲んで森のロッジでのトーキングサークル。
森は眠っている時間です。
この日のトーキングサークルも、これまで私が体験した中で最も印象深いトーキングサークルとなりました。
本当の自分に耳を傾け語る。日常生活ではありそうでない時間です。
ここでは情報発信はしなくてよいのです。
テーマはありませんが、今回はマークさんのお話に続き自分と音楽の関係を語る時間となりました。それぞれがインディアンフルートとの出会いがいかにプラスになっているかを聴くことができほっこり。
ストーブで温められた空気、あったかいルイボスティー、人間の声と耳に癒やされた森の夜でした。

翌朝はマークさん一押しの曹洞宗瑞雲寺さんへ。
根田住職さんのお言葉を聴き座禅体験をしました。
ヨーガの瞑想とは異なるためちょっと戸惑いましたが、心の歪みを治す40分の座禅体験は清々しく、できるならば習慣化したいと感じた次第でございます。
座禅後の即興レッスンで皆のハーモニーが大きく変わったことにはびっくり。
座禅効果ってすごいかも!
根田住職さんからは人生における「呼吸」の重要性を学びました。
ありがとうございました。

座禅の後はアルパカ牧場へ

解散後は前日の夜、星空が見えなかった「望郷の丘」へ遊覧カートで登り「創造の森」から富士山、北岳、奥穂高岳、そして昨日登った入笠山の夕景を望みました。
感動です。森の中で啄木鳥が木をこつこつ叩いている音が聴こえてきました。
わお!「おーい、啄木鳥さん、私に一本上等なインディアンフルートを作っておくれ。」

毎年、楽しみな課外レッスン。
先生、縦笛に魅せられた仲間達、大自然からパワーをいただきました。
ありがとうございました。
人生は一度きり。これからも私なりの冒険心を大切にしたいと思います。

ワサビです。

先日川上さんが出演されたニッポン放送「ひだまりハウス」の9/29の番組放送最後で、「これで安心!働きながら介護する」の紹介をしていただいたようです。
「ひだまりハウス」の皆さま、ありがとうございました!

ニッポン放送 
ウィークエンド・ケアタイム「ひだまりハウス」~うつ病・認知症について語ろう~

まだまだ残暑厳しき毎日ですが、朝晩は秋風や虫の音が心地よい季節となりました。
皆さんお元気ですか?

出版後、9月早朝の富士山を撮影

今月は皆様に本をお届けしたり、お祝いの言葉をいただいたりと忙しくも嬉しい9月でした。

発売当日、本当に本屋さんに並ぶのかな?なんだか信じられなくて…。
ありました!ありました!!(涙)
有楽町の三省堂、医学書コーナー。感激の瞬間です。

「友人へのプレゼントに3冊ゲット」と義妹より連絡あり、静岡戸田書店にて購入とのこと。

上野駅構内の書店にありました!とお出かけ場所からの発見情報ワサビさん。

看護大学や教員養成課程で一緒だった人達のラインに本の紹介をしたよ、ライン上でいろいろな意見が交わされたよ~と友人。横浜そごう紀伊国屋から。

故郷への帰省時に発見して感激した!と博多の大型書店丸善から。
「知人にこの本をプレゼントしたら、介護に困って本を6冊読み漁ったけれどようやくこの本に出会えたと感謝されたよ。」と嬉しいメッセージ。

「本屋にいったらチェックするのが習慣になってしまった。」と武蔵小杉、紀伊國屋書店。

「出張先の本屋にもありましたよ。嬉しいですね。」と京都ジュンク堂。
早朝出勤での朝の会話、隣のデスクの課長さん。

「由里子本」にカバーをつけたよ!明るい朱色も元気をもらうね。
朝、お迎え前に由里子本をもとに友人と介護の話をしようということになったよ!と千葉の友人から。

所沢でデイサービスを運営する従兄弟のお兄さんは、「由里子ちゃんの伝えたいことは・・・こういうことだよね。しかもそれを実践しているよね。」と大切なことを要約してくれました。

その他にも多くの皆様からあたたかい感想が届く毎日で、お手に取ってくださった皆様、ご一読いただきました皆様に感謝の気持でいっぱいです。

故郷の小さな町に暮らす母は、1冊の本を抱きかかえて町のさまざまな人達に紹介してくれています。
コツコツと心をこめて書いたこの本がどこか遠くで、近くで、誰かの手に渡り不安や悲しみを抱えている人を励ましてくれますように。
旅する由里子本ガンバレ!

本年4月に開設した東急不動産HDが運営するサービス付き高齢者向け住宅「クレールレジデンス横浜十日市場」にて介護セミナーにて講師を務めることになりました。

【横浜市緑区区制50周年記念 東急の介護セミナー】
日時:2019年10月13日(日)10時~11時
場所:「クレールレジデンス横浜十日市場」/ 東急HDグループシニア住宅
テーマ:「親や家族が認知症になったら とるべき行動と住まい方」
※お申し込みはこちらから

横浜十日市場駅より徒歩7分。9月の休日に訪ねてみました。

左手側が181戸のサービス付き高齢者向け住宅。右手側が分譲住宅。
この住宅は、緑区の持続可能な住宅地モデルプロジェクトとして、横浜市及び東急不動産株式会社、NTT都市開発、東京急行電鉄、が共同で推進している複合開発内の住宅です。

ゆるやかな坂道を登り丘の上に立つ住宅で、まず迎えてくれたのが地域に開かれたダイニングカフェ。
高齢者向けというイメージがなく地域にさりげなく溶け込んでいます。
館内はシニアフロアが91戸、ケアフロアが90戸、ハード、ソフト、それぞれに暮らす人に配慮されています。
中でも健康、介護、認知症予防などこれまでの経験を生かしたホームの工夫に感心しました。
定期巡回随時対応型訪問介護看護が併設されている仕組みは、大きな安心につながりそうです。

国内に7,000ホームほどあるサービス付き高齢者向け住宅は、今後も開設が進み、高齢期の新しい住まい方が生まれています。
まだご存知ない方も多いと思いますが、こういった高齢期の住宅を早い段階に知ることで、住まいと住まい方への意識が変わるのではないかと思いました。

台風が近づいていたこの日ですが天候にも恵まれ、見学終了後はこちらのクレールダイニングで、美味しい昼食とコーヒーをいただきました。ホッと一息できる空間です。
自宅内ではないけれど、ホッとできる場が住居の近くにあるって大切ですよね。

来月、この明るいコミュニティカフェにて、セミナー講師を努めさせていただきます。
まだまだ誤解や偏見が多い認知症について、皆様に役立つ情報知識を、事例、経験を交えながらわかりやすくご紹介します。共に前向きに学びましょう。

ご参加者には、新書「これで安心!働きながら介護する」を無料プレゼントしてくださるそうです。
ご興味関心のある方はお気軽にお越しください。お待ち致しております。

ワサビです。
川上さんが2年以上かけてようやく完成させた本がいよいよ明日発売になります。
働く人にとってこれさえ読めば介護に関することはバッチリという内容になっていますのでぜひ手に取ってみてください。

「これで安心!働きながら介護する
― ケアも仕事も暮らしもバランスとって」

技術評論社
2019年8月30日発売
A5判/224ページ
定価(本体1,480円+税)
ISBN 978-4-297-10829-8

突然訪れる大切な人の介護。そのとき、あなたはどうしますか?
介護離職をする人は年間約10万人。
離職して介護に専念する人のなかには、介護が終わったあと、「うつ」になってしまう人や収入が途絶え経済的に立ち行かなくなる人もいます。
介護と仕事の両立では、想像以上に難しい事態に直面することが少なくありません。
本書は、大切なあの人を介護しながら、自分の暮らしや仕事も手放さず続けていくためのヒントとアイディアをまとめたものです。
介護保険や医療保険などサービスの利用法、介護される人の住まい選びと整え方、仕事を続けるための介護休業制度活用や働き方の調整、介護される人とのコミュニケーションと自分自身のケアまで、「わたしの仕事と介護の両立」にチャレンジする先輩達の実例を交え、お伝えします。

第1章 介護の現状と基礎知識
第2章 介護と住環境 高齢期の住まいを考えよう
第3章 働きながら介護するための工夫 仕事と介護の両立のためにできること
第4章 介護される人とのコミュニケーションと介護する人のケア 自分のことを考えてみよう

電子版もあります。
さらに細かい内容や購入先は技術評論社のページをご覧ください。

【川上さんのコメント】

約2年前の5月のこと。
突然、出版社から「現在企画検討中の新刊書籍について、執筆のご協力をいただけませんか?」とのご連絡をいただき、有楽町駅近くの喫茶店にて丁寧に書かれた企画書を拝見いたしました。
うかがってみると、東京都産業労働局様のサイト「介護と仕事の両立支援サイト」に掲載された川上コラム、川上由里子公式ブログ/結人をご覧いただいてのお声掛けとのこと。
ありがたいお話です!

出版社のKさんは、「川上さんが今、書きたいことはどんなことですか?」とも投げかけてくださいました。
お持ちいただいた企画内容とは少し異なっていたのですが、まとめたいこと、多くの人に伝えたいことが私にはありました。
セミナーや相談で限られた人のみではなく、もっと多くの人の役に立つことができるかもしれない。
でもでも、日々西へ東へと飛び回りオーバーワークな私。
今の私に出来るだろうか・・・。いや、やるべきでしょう。
前回の執筆で1冊の本を生むことの壮絶な自分との闘いは、しっかりと体が覚えています。
嬉しさと怖さ・・・その両方でした。

それから2年2ヶ月、春夏秋冬、雨の日も風の日も、オンの日もオフの日も、複数の業務の合間を縫ってコツコツと書き続けました。
今回はたった一人での孤独な作業になり何度も心が折れそうになりましたが、前向きな気持ちで臨み、読み手の皆様にわかりやすく、を心掛け続けた日々。

この度、ようやく1冊の本がまとまり発刊となりました。(涙)
完成した本を手にとった瞬間の喜びを、なんと表現したらよいのかわかりません。
親や家族を介護する多くの人を応援することができますようにと、願いを込めた世の中にただひとつの書籍です。
1999年から介護のご相談を受け続け、支える人、支える人を支援する人へのセミナーを繰り返し、これまでの経験で得た、ノウハウ、想い、メッセージをまとめました。

毎月1回の打ち合わせは様々な発見やアイデアが飛び交い楽しかったです。
「働きながら介護する」は私を導き、励まし続けて続けてくださった出版社のKさん、校正に協力してくれた福祉・医療専門職の友人たち、事例にご協力頂いた方々など、多くの方々の情熱で完成しました。皆様ありがとうございました。
介護、住まい、お金、働き方、コミュニケーション、そして忘れがちな自分自身のケア。
親や家族を働きながら介護する皆様の、ヒントや勇気に繋がりましたら幸いです。
ぜひ手にとってご覧くださいね。
そして、誰か近くに困っている人がいたら、この明るい希望の色の本をご紹介ください。

終わりに、に添えた生命の樹のイラスト(印刷は白黒です)。
全てを書き終えた日に描きました。

相談援助で大切にしていること

カテゴリー: 思うこと

「川上さんが相談で最も大切にしていることはどんなことですか?
人はなかなか自分の悩みは職場では話しませんよね。」
時々そんなことを尋ねられることがあります。
私は相談業務に従事してちょうど20年となります。
日々、働く人や介護する人の声を真摯にうかがっています。

相談にはさまざまな援助技術が必要です。
医療福祉専門職として専門的なアセスメントは欠かせません。
先入観を持たずに傾聴し、背景を把握し、問題点から課題を分析、その人に必要な支援を考え実施します。
大切にしていることは、その人のニーズに対応するということです。
ニーズとは、本人(相談者)が自覚している要望(デマンド)とは異なり、本当に必要なことです。
そのためには専門的な知識が不可欠で、やさしい気持ちだけでは解決できません。
援助者としての日々の努力がここで現れてきます。

そして、何よりも私自身が大切にし続けていることは、あるがままの相談者を受容し、共に問題解決しよう、一歩でも良い方向に向かおう、支える先にいるご家族(親や配偶者など)も、相談者も共に明るい方向に向かえるように、という想い、姿勢です。
その思いは目の前の人に必ず伝わります。

私が行っている研修や講演の一コマでは、人の相談を聴く立場の人に、相談とは、を伝えることがあります。
「バイステックの相談援助技術」は、ケアマネジャーの試験にも出てくるものですが、相談とは何かの基本に立ち戻ることができます。
少し難しいかもしれませんが、自己決定の法則、受容の原則などは、医療福祉専門職でなくても誰かの相談に乗る多くの方に知って欲しい内容です。
人は誰もが自分で納得して決めたい、自分を認めてほしいという欲求を持っています。
相談援助とは何かをしてあげること、情報を提供することではなく、基本的には「本人が自分の力で進めるように」支援することです。

川上由里子オリジナルセミナー資料より引用

ちょっと難しいかもしれませんね。

人の情熱は人を動かし支えます。
情報や知識は大切ですが、どう伝えるかによってまったく異なります。
そして、私は相談者の心の声から多くの学び、発見、課題を得ます。
淡々とその修業を続ける道でありたいと思っています。

今日はどんなご相談者に出会えるかな?
お役に立てますように、力になれますように、と祈りつつ相談に向かっています。

7/14 ニッポン放送「ひだまりハウス」 

カテゴリー: ラジオ

ワサビです。
川上さんのラジオ出演情報です。

放送日:2019年7月14日(日)朝6:25~6:54

ニッポン放送 
ウィークエンド・ケアタイム「ひだまりハウス」
~うつ病・認知症について語ろう~

認知症やうつ病の患者さん、その家族サポート番組です。
公式番組ブログで当日の放送を聴くことができますので、聴き逃した方はぜひ聴いてみてくださいね。

ナビゲート・ドクター 朝田隆先生
進行役 町亜聖

6月の風景

カテゴリー: 日常

6月雨の季節、皆様お元気でしょうか。
蒸し暑い季節は体調管理などに注意が必要ですが、
雨の音に耳を傾けるのもよい時間ですね。
ちょっと一休み、ほっと和む風景と言葉をお届けします。

雨 八木重吉

雨の音がきこえる
雨が降っていたのだ
あのおとのようにそっと世のためにはたらいていよう
雨があがるようにしずかに死んでいこう

私は、雨に打たれるほどに美しく咲く紫陽花の姿が大好きです。

急ぎ足で大崎での仕事に向かう途中、青い紫陽花が和ませてくれました。

鎌倉山、静かに咲く白い紫陽花は6月の妖精のよう。

愛らしい色の紫陽花は心をほっとさせてくれます。
昔、こんな形の水泳帽があったなぁ~。

早朝の山中湖。わかりますか?
「逆さ富士」と「逆さ白鳥」が2つ並びました♪♪

白鳥さん、近寄ってきて自慢げに見せてくれました。
白鳥さんは湖面に映る姿が自分だとわかっているのかな?

静かな湖畔。湖のむこうから富士の山がこちらを見ています。

冬から春へ、春から夏へ。
日本の四季の移ろいが私は大好きです。
今、私はひとつのゴールにむかって懸命に頑張っています。
ハードな毎日ですが、散歩する、月を眺める、花を感じる、新鮮な季節のものを食する…。
合間合間に小さな心のリフレッシュは大切ですね。
介護と同じく長続きのコツだなぁと年齢を重ねるほどに感じます。
そして「やりきる」という強い“気”も同様に大切ですね。
いずれにしてもチャレンジできる今に感謝です。
皆様もどうぞ季節を感じながらご自愛ください。

マークさんが由比に

カテゴリー: 日常

インディアンフルートの恩師であるマーク・アキクサさんが5月19日に4thアルバム「Elk Dreamer」をリリースしました。
全曲インディアンフルート無伴奏ソロアルバムです。

Elkとは鹿。Elk Dreamerとは、エルクの夢をみたメディスンマンのことで、このアルバムのテーマは愛です。
森の中でエルクに出逢い、インディアンフルートの音で語り合っているような情景が私には浮かびます。月や風や森を感じます。

偶然にも、我が故郷の隣町、蒲原「よし川」で5月22日ライブ開催の案内を目にしました。
なぜこんな小さな町に!とびっくりだったのですが、私の母の「隣町まで来てここに来ないなんて。なんとしても立ち寄っていただいて、冥土の土産にもっていくわ!」との強い願いにより、なんとマークさんが、母が1人で暮らす自宅に立ち寄ってくださったのです。

東京テレビの撮影が、東京から静岡まで新幹線に同行取材した時も驚きましたが、人生思いがけないことがあるものですね。
秋から足の痛みで心細くしていた母も大喜び。10歳以上は頭も心も若返っていました。

自宅から徒歩1分 安藤広重美術館(旧由比本陣)の前で。
マークさんのTシャツ3人お揃いです。

嬉しそうな母。
いつも東京レッスンでお世話になっているマネジャーのミナさんも一緒に
天国の父も仲間に入り記念撮影です。
本当に我が家に来てくれたんですよね。今でも夢のようです。

その晩、蒲原の「よし川」には私の同級生や母のお友達も集まってくれました。
マークさんのアリゾナや屋久島でのお話と演奏に、皆引き込まれていました。
新しいアルバムの曲も聴くことができ、私も大満足。
故郷で聴く笛の音にエールと癒しをいただいた一日でした。

マークさん、ミナさん、旅の途中、由比にお立ち寄りいただきありがとうございました。
薫さん(母)友人達、よし川様、皆様、心にすっと入る笛の音、楽しかったですね。
ありがとうございました。
この日のライブの半数以上を集客した母は、その後「生きているといいことがあるわね~。みんなにマークさんの本物の音楽を聴いてもらえてよかったわ。」と写真をにこにこ眺めています。

さて、5月には新しい音の笛も仲間入り^^。
木は手に触れるだけでもとても気持ちが良いのです。素材はメイプル。
忙しい毎日ですが、仕事も音楽も楽しんでいます。

いのちの授業

カテゴリー: 思うこと

休日を利用し都内の大学内ホールにて、看護教員の友人と共に「いのちの授業」を聴講してきました。

主催は一般社団法人エンドオブライフ協会
代表の小澤竹俊医師は横浜市内で在宅医療を行う傍ら、人生の終わりを支える人の具体的援助の為に活動を広めています。

私たちの国は、今後ますます高齢化が進み、多くの方が亡くなっていく多死社会を迎えます。
数年前、横浜市内にあるめぐみ在宅クリニックにて直接先生のお話をうかがった際にも、先生の死に行く人を支える人へのケア、育成の実際の活動、情熱に心から共感感動し、胸が熱くなりました。
支えたいのに「いっそ死にたい」と言われ返す言葉がない、といった経験を私も何度も繰り返してきたひとりだからです。

この日のセミナー「いのちの授業」では壇上で授業の様子が展開され、人の苦しみに向き合う人ってどんな人なのか、どんなことなのかをとてもわかりやすく学びました。
壇上の生徒と聴講者全体での学び、共感に広がっています。

私は相談援助を通じて、日々親や家族の終わりのステージに向き合う人の支援をさせていただいています。
人の苦しみや悲しみに寄り添える人になりたい。私の永年のテーマです。
その為にも自分の苦しみにもしっかり向き合える人になりたい。いつもそう思っています。

今抱えているマイプロジェクトをしっかりやり終えたら、講座を受講し学び役立てたいと思います。

2017年に出版された小澤竹俊先生の著書「死を目前とした人にあなたは何ができますか?」
苦しむ人への援助の仕方が具体的に書かれています。
第4章は自分を認めることの大切さ「これで良い」という言葉。

胸に響く言葉です。
小澤先生の活動がもっと多くの人に広がりますように祈っています。

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