今年も静かな冬が終わり、鳥がさえずりそよ風が吹き、緑芽吹く爽やかな季節になりました。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
この春、小さいけれど元気な結人は、おかげさまで5年目の春を迎えることができました。
誕生してから今日まで継続できたのは、皆様のおかげと心より感謝いたしております。
ありがとうございます。
様々なことがありましたが、今「雨が降る中、風の吹く中、花の咲く中、よく、頑張った〜。」という気持ちでいます。
できることできないことをひしひしと感じ、自分の足で立つということの難しさと楽しさを味わった5年間。組織で働くこととは全く異なった世界がありました。
ただ、どちらの世界にも共通して言えることは自分の軸が基本だということです。
人に倚りかからず、常にオリジナル性を大切にしながら自分を生きることができる喜びは、どんな苦労があろうとも何物にかえられない宝物だと思います。
でも、どんな時もとても1人では越えられません。
応援、ご協力いただいてまいりました皆様には常に心より感謝いたしております。
私は、毎日の暮らしで心がけていることがいくつかありますが、一日ひとつの詩や言葉を、読むようにしています。
5年目を迎えた朝は、こんな詩が目に飛び込んできました。
心に太陽を持て
心に太陽を持て。
あらしがふこうと ふぶきがこようと、
天には黒くも、地には争いが絶えなかろうと、
いつも、心に太陽を持て。くちびるに歌を持て、
軽く、ほがらかに。
自分のつとめ、自分のくらしに、よしや苦労が絶えなかろうと、
いつも、くちびるに歌を持て。苦しんでいる人、悩んでいる人には
こう、はげましてやろう。
「勇気を失うな。くちびるに歌を持て。心に太陽を持て。」詩 ツェーザル・フライシュレン
訳 山本 有三
私がこのドイツの詩人、フライシュレンの詩に出逢ったのは小学生5年生。
この詩を一生懸命ノートに書き写しました。
大人になるってどんなことだろう。人生に黒雲や吹雪が吹き荒れるってどんなこと?苦しんでいる人や悩んでいる人を励ます人に私はなりたいような気がする。
音楽や文学に熱中した由比中学の卒業式では、「“心に太陽を くちびるに歌を” 情熱的なあなたのことは忘れません」と、この言葉を音楽の恩師からいただきました。
以来、この言葉が心に響くことに何度も遭遇してきました。
小さなことでも心をこめてこつこつと、困難があっても諦めず、自分自身を振り返りながら勇気を持って進む。決して下を向かないで。
そうすれば、逢うべき人に逢え、善きことの和が広がり、明るく強い力が結ばれていきます。
哀しみや苦しみの体験も、乗り越えるための知恵や想いに変えることができます。
近くで、遠くで、応援いただいている皆様、この結人のブログをお読みくださっている皆様、心と心を結んでいきましょう。
これからも、皆様から得たものは私の中の太陽と歌になります。
人と人の心を結ぶ結人を元気に大切に育てていきます。どうぞよろしくお願い致します。
この度の、熊本地方地震により被災されました皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
私も4月19日以降、すぐに現地ボランティアに申込みましたが、現在は介護看護職の方の手は足りているようです。各々ができることで助け合いましょう。
一日も早く穏やかな暮らしができますことを願っております。
2016年 結人 川上 由里子