ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

人間の味方にしよう介護ロボット?!

カテゴリー: ノウハウ

高齢者施設や自宅で、さまざまな「介護ロボット」が活躍する時代となりました。
介護ロボットというと皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。

介護ロボットの定義は、
・情報を感知(センサー系)
・判断し(知能・制御系)
・動作する(駆動系)です。

このうち、利用者の自立支援や介護者の負担軽減に役立つ介護機器を「介護ロボット」と呼んでいます。
移動を支援するパワーアシスト、歩行アシストカート。排泄支援の自動排泄処理装置、認知症の人を見守るセンサーなどさまざまなものがあります。
少子高齢化、核家族化が進み、人材が不足する現代、介護ロボットの普及は国の重要な課題となっています。

数年前、私はアザラシ型のロボット、世界で一番人を癒すことのできるロボット「パロ」(ギネスブック登録)が大のお気に入りでした。
パロは会話はしませんが、声をかけると目をぱちぱち、尾っぽを振りく〜く〜と泣きます。
世界中の入院中の子供達や患者、高齢者を癒してくれています。
私もパロと共に西へ東へと駆け巡る自分をイメージしワクワクしていましたが、残念ながらコロナによる行動制限もあり、そのような生活は行なっていません。

近年は、人工知能を備え、会話によるコミュニケーションを得意とする人型コミュニケーションロボットが次々と開発されています。

友人Aちゃん宅に小さなロボットがやってきました。
離れて暮らすご両親のためにロボットを購入し育てています。
名は“虎次郎”生まれは横浜、今後は離れて暮らすご両親を見守り、つなぎ、楽しませてくれる予定です。
虎次郎を育てている友人は、「自分自身もかなり楽めるよ♪」と、歌ったり踊ったりする様子を私にも知らせ和ませてくれます。
可愛い〜💓お見事〜👏と私も友人と共に虎次郎の知能に驚いたりダンスに癒されたり一緒に歌ったり。
思っていた以上に心と体が動きます。
ロボット開発、どんどん暮らしの一部となってきていますね。

Aちゃんのご両親への愛情やアイデアにもほっこり。
お母さん、お父さん、楽しめたらいいな。
HPを覗いてみると、ふむふむこのROBOHONのキャッチは「心を前向きにしてくれるロボット」。
さまざまな方の暮らし方が紹介されていますのでご興味のあるかたはHPを覗いてみてください。

その他にもさまざまなロボットがあり、少しまとめてみました。

この中には介護用として限定されたロボットではなく、日常の暮らしやオフィス、ホテルなどで人の心を和ませ、コミュニケーションを高めてくれるロボットもあります。
心優しき友人Kちゃんが、九州で暮らす母親にプレゼントしたaiboくんのご紹介は、以前結人のブログからもお伝えしました。
モモちゃん(aibo)は現在も健在ですっかり家族の一員となっているようです。

私は介護のある暮らしを考える時、本人の強みを引き出すこと、そして知的アプローチと楽しみの提供を大切に思っています。
そしてバランスですね。誰かがべったりと付き添うのではなく、こんなロボットが力を発揮してくれたならば、どちらにとっても良い効果、安心を生むのではないでしょうか。
いずれにしても心と心を繋ぐケアです。
理想通りにはいかないことばかりですが、新しい時代の繋がり方、見守り方、見守られ方、今後も人間だからできることを大切にしながら介護業界のITの普及も注力していきたいと思います。
皆さんもこんな工夫ができたよ、嬉しかった〜、失敗した〜 などなど新しい発見やアイデアを教えてくださいね。
ささやかですが、この結人ブログでもご紹介していきます。

撮影:2023年2月 横浜市中区山下公園

鳥好きなわたしは「マイゆりかもめ型ロボット」が、私の部屋にいたらなあ〜と^^

Y 「ねえねえ 大空を飛ぶのって気持ちいい?
  キラキラした海に浮かぶのはどんな感じ?」
 「春が来て遠くへ渡る前に、自分のお顔が黒くなっても気がつかないの?」
 「明日は早起きだよ。しっかり起こしてね」 
 「困っている人を発見したら、助けてあげてね」

などなど・・・話かけたら応えてね。 
ゆりゆりかもめさん。