昨年、一目惚れして購入したグリーンのワンピースを最近よく着ています。
私はグリーン系の洋服が好きなのですが、あまりはっきりした明るい色を選ぶことはありませんでした。
でも、この洋服は私を呼んでいたので、お気に入りのハウスオブロータスにて店員さんと相談しながら購入しました。
素材はヴィンテージキュプラで薄地ですが、中にヒートテックなどを着れば今の季節でも十分着ることができます。
最近、この洋服を着る度に、「川上さん明るい色の洋服が似合う!」とみなさんが声をかけてくださってびっくり。とても嬉しくなります。
縫製の上手な友人Uちゃんがサイズお直ししてくれたのでぴったりサイズとなりました。
おまけにカットした布でブローチを2つも作ってくれて ^^、ますます由里子流となりとても気に入っています。
写真の羽ブローチも友人MとUちゃんの手作りです。
ちょっと合わせてみましたが私らしくていい感じです。
先日、「落合恵子の絵本の時間」という早朝のNHKラジオで「ハリーのセーター」という絵本が紹介されていました。
おばあちゃんから“気に入らないバラ柄のセーター”をプレゼントされた犬のハリーがどうしても気になり、研修講師を終えた帰り道、代官山の蔦屋さんでその絵本を探してみました。
在庫が一冊あり、絵本好きな私はにこにことお買い物。
気に入らないバラの花柄のセーターをプレゼントされたハリーの気持ちがよくわかります。
このセーターをなんとか捨てたいハリーですが、絵本のおしまいのページを開いて、なるほど~~。
犬も人間も好みがあるのですよね。
自分の装い、なんでも良いと思えばなんでも良いかもしれませんが、着るものにもその人らしさ、内面が現れます。
以前、仕事帰りに2年間通っていた心理学者佐藤綾子先生のパフォーマンス学講座では、非言語表現を学びました。
人が人に与える印象の70%以上は、言葉の内容ではなく、声、顔の表情や言葉の抑揚、動作、距離、着ている洋服や小物などからだそうです。
政治家のネクタイや洋服選びなどアドバイスを行っている綾子先生。
非言語表現の大切さをあらためて学んだ時間でした。
また、先生はどんなに言葉で飾ったとしても、言葉とその人の内面が一致していなかったら受け取った人には不自然に伝わる、ということを伝え印象に残っています。
着るもの、身につける小物、色も人を印象づける大切なものなのでしょう。
齢を重ねるほど、清潔さやその場にあわせた服装などに、意識して気をつけなければと思っています。
例えば、ピアニストのフジコ・ヘミングさんも自分のステージ衣装はすべて手作りだそうですね。
樹木希林さんの装い方もとても好みでした。
以前、20代後半の頃の話ですが、沼津にある中部音楽芸術学院で共にフルートを学んだ女性は、いつも清潔な白いブラウスとグレーの形違いのスカート、ヘアスタイルはボブカットとご自身のスタイルを決めている方でした。
私は少し不思議に思っていたのですが、その方のご自宅にうかがう機会があった際、団地の一室にはなんと大きなオルガンがあり、その女性はクリスチャンで、美しい賛美歌を弾いてくださいました。
彼女の日々の装いから清楚なお人柄もうかがえていました。
豪華さではなく、人真似ではなく、自分らしさを大切にし、表現できている大人は素敵だなと思います。
人の相談を伺う時間はこちら側を主張しすぎない色や装いを心がけていますが、TPOを考えながら、時には明るい色の装いから元気をもらいながら楽しく過ごしたいと思います。
ちなみに私はインディアンレッドやターコイズブルーも大好きです。
皆さんはどんな色の装いが好きですか?
「ハリーのセーター」気になった方はお読みになってみてくださいね。
絵も文もとてもほっこりする絵本です。(*^^*)
皆さんの暮らしの彩りも、自分らしくありますように。