ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

2026年 夏の景色  

カテゴリー: 日常

夏の始まり、かねてより訪ねてみたかった光と影の芸術人、藤城清治、那須高原美術館に足を運びました。
藤城清治さんは現在102歳ですが現役で活動されている影絵作家です。

美術館のエントランスを入ると

美術館と教会、カフェに続く小さな森があります。

教会のステンドガラスの一つひとつにも祈りが光ります。

栃木県那須町の美術館は、教会や森の小道、カフェ、美術館全体に清治さん独自の思い、祈りが感じられる場所でした。
絵作品は140点、デッサンや貴重な資料など計200点が常設展示されています。
生き方や思想が現れる藤城清治さんの作品は、可愛いさの奥に強さを感じます。

私の亡き父が、藤城清治さんの明るい光の作品をこよなく愛しており、購入した3点の影絵について私に嬉しそうに説明してくれたことをよく覚えています。
故郷には今でも花や鳥、子供、風や太陽、音楽、季節を感じる作品が我が家を明るく照らしてくれています。
病に伏す前まで、父の心の中はこんな風景だったのだと思います。
いえいえ、病に伏した後も、きっとこれらの作品に自分を感じ、思い出し、ホッとしていたのではないでしょうか。

ちなみに私のマンションの壁にはこの作品が張ってあります。

場所は変わって静岡からも涼をお届けしましょう。

富士宮、陣場の滝。
神秘的な森と水が勢いよく流れる場です。

夏の夕暮れの富士山と雲。
自然の中に身を置くと自分自身が浄化されるように感じます。
空を見上げ雲を追い、風を感じる。
何もしなくてもいい、あ〜平和⋯。

お盆最終日の夕暮れどき

一昨年の夏、入院した母も今年は元気に過ごせています。
大切な家を丁寧に整えながら暮らしを楽しんでいる姿に安堵。
明るく聡明なケアマネジャーや訪問看護師さん、ご友人には本当に助けられていて、まさにチーム連携!拍手です!
母の周りは人と人ができることを持ち寄り助け合っています。
やさしい気持ちが素直に届けられています。
これは長年のお付き合いの賜物、繋がりですね。
長く生きている人から学ぶことはまだまだたくさんあります。

お盆の送り火を自宅前で弟と焚いていると、弟の同級生が愛犬ボスを連れてお散歩に。
ボスは母の前に来ると甘えているのか動かなくなりました。
勿論、私も駆け寄り大きなボスを撫でまくり。^^
大きな舌や呼吸、透明な瞳、物言わぬ生き物にちょっとドキドキしました。
今は動物を飼うことはできませんが、我が家はかつて犬、猫、鳥、うさぎ、亀、金魚と動物をたくさん飼っていました。
本能的に生きている動物好きです。

8月は愛する姪が愛する人と結婚。感激でした。
小学生時代からのお友達と結ばれるとは素敵です。おめでとう。^^
もう一人の姪は高校教諭の仕事で夏も大活躍中ですが、昨年結婚した若い夫と共にお盆参りに訪れ母は大喜び。
明るく和やかな時間でした。
そして、お盆帰省時、甥っ子がなんと鰻をご馳走してくれました!
学んだことを活かしエンジニアとして元気に働く甥っ子の姿に感激した場面も。
私の印象に残った日常の素朴な風景です。

皆さんはどんな夏を過ごしていますか?
明日からは9月、気になることもたくさんありますが、自分自身を調えながら上を向いて進みましょうね。

皆さんこんにちは。
この度の豪雨や地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
1日も早く元の生活に戻れますようにお祈りいたしております。

結人執筆活動ご報告です。

一般社団法人地域社会ライフプラン協会が発行するライフプラン情報誌『ALPUS』に、「仕事と介護の両立 ― 時期別の課題と解決策のヒント」を寄稿しました。

本稿では、仕事と介護を両立する上で直面する悩み、課題と、それらを解決するために利用できる制度、解決策のヒントをまとめました。
地方自治体の福利厚生担当部門や商工会議所、公立図書館等に配布される冊子ですので、書店やネット販売はありませんが、
こちらの公式サイトから記事全文(P44〜48)を確認できますので、介護に不安を抱える方、現在両立に取り組んでいる方、そして介護について未だ関心や知識がない方に、是非ともご覧いただきたいと思います。
公開日2026年7月、ご報告遅れましたがお役に立てましたら幸いです。

文末の〜介護から得られるもの〜には25年に渡り介護する方々に寄り添わせていただき、自分自身もこの難題にチャレンジした川上のメッセージを記しています。

それにしても、一つの記事をまとめることは、当たり前ですが頭を使い自身の想いを問いますねぇ。
いやいやあなた、本を1冊(合計3冊)まとめているでしょう。なんて声が聞こえてきますが (^^;;
特に構成は読み手のニーズを感じながらあれこれと考えます。
今の私にも大変役立つ貴重な機会をいただきました。
書くことも諦めず続けます!
お世話になりました株式会社丸井工文社のご担当者様、皆様ありがとうございました。

自宅オフィスにて執筆中、LISA LARSONリサ・ラーソン(スェーデンの世界的な陶芸家)さんの鳩さんが応援(監督)。
ガンバレユリコ!土やグリーンや灯りはホッとしますね。
私の大好きなリサ・ラーソンさんのドキュメンタリー映画「リサ・ラーソンがいた時間」が2026年9月18日から日本公開されます。
生涯泥だらけの手だったリサさん。
こちらもご興味のある方はご覧ください。

介護ポストセブンに掲載されました

カテゴリー: 活動報告

ワサビです。

株式会社小学館が運営する介護・健康に特化したニュース&情報メディア「介護ポストセブン」に川上さんの取材記事が2本掲載されました。ぜひご覧ください。

・介護の始まりに備える7つのチェックと知っておきたい8つの行動
 「介護の予兆を早めに捉えることが大切」
 【介護相談のプロ・川上由里子さん】
 https://kaigo-postseven.com/226128

・「介護と仕事を並行してスムーズに進めるには?」
 ビジネスケアラーの相談事例に学ぶ介護のヒント
 https://kaigo-postseven.com/226130

父の13回忌に寄せて 心に残っている言葉

カテゴリー: 思うこと

6月雨の季節、由比のお庭でも母が育てた青い紫陽花の花が咲きました。

先日、故郷にて家族が集い、父の13回忌法要を行うことができました。
この日は台風2つ、地震頻発。
弟が東京から静岡に車で到着したのは当日朝9時。兄も仕事の合間に駆けつけて。
各々が大変忙しい中、母中心に集まることができたのは奇跡的で幸せな時間でした。

あの日からもう12年も経ったのか、まだ12年なのか、、、
いずれにしても、「私は今も変わらず精一杯頑張っているよ、孫たちは皆頼もしく成長しているよ、母のことは約束どおり守っているからね」などと父に微笑みながら静かに報告。
お香が焚かれる中で、御住職が
「かけてもらった言葉や、してもらったことなどを思い出しながらお唱えください。」
と皆に声をかけてくださいました。

// 私の最高反抗期、16歳の会話 //

由里子
「どうして、みんなの家のように私に優しくないの?厳しいの?」
(大声で泣きながら)
   
 
「優しさとは、何かよく考えなさい!
表面的に人に甘く優しくすることが優しさではない。
愛情とは時に厳しさだ。
本当に由里子のことを思っているのは誰なのか。」 

「優しい人ではなく、真の思いやりのある人間になること。
真の思いやりが何かは、自分でよく考えなさい。
由里子の言う自由に生きるとは最も難しいこと。
自由に生きられるように何をしたら良いのか、よく考えて頑張りなさい。」
(父も大声で)

中学3年生から高校生2年生頃まで、毎日が人生の修羅場。
疑問を真っ直ぐぶつける私。親や周囲の大人から怒られ続ける私。
私にとってはとても厳しい人生の季節でした。
「自分らしく生きるってどういうこと?」
「何故大人はみんな同じことを言うの?」
「自由に生きたい!!」
答えを探し求める日々。

父からかけられた言葉。
今も心にずっと響いているのは、優しい言葉よりも体当たりしていた頃の厳しい対話。
私は真の思いやりを持てる自分になっているだろうか、向かっているだろうか、
いつも問いかけながら有限の人生を生きています。
どう生きるかは自分次第、自由に生きることの厳しさと尊さも学んでいます。

そして、想い、言葉が人に与える大きさにも、手と手を合わせて深く合掌です。
小さかった私は、自分の足跡を残しながら、心や言葉を人に伝える人となりました。
私は大河の一滴に過ぎませんが、どうかその日々の努力が、人の哀しみや苦しみに寄り添う力に、大きな大河となりますように。
皆と力を合わせられますように。
私に大きな影響を与えてくれた父に、家族に、友人に、心からの感謝を込めて。

2026年6月14日 父の13回忌に寄せて

本の贈り物 私と鳥と

カテゴリー: 日常

先日、素敵な本をいただきました。
自由に飛ぶことのできる翼をもつ鳥が、私は子供の頃から大好きで、ついつい森や街中でもまるで友人であるかのように話かけてしまう妙な習性があるのですが、この影絵は、現役で制作活動を行なっている藤城清治さん(1924年生まれ)の美しい画集。
聖フランシスコの生涯を影絵の画集にされた「アッシジの聖フランシスコ」女子パウロ会発行の中の1ページ。
聖フランシスコが鳥に説教をしている場面の影絵です。

「小鳥たちよ、作り主の神様は、あなたがたに美しい着物を着せ、どこへでも自由に飛んでいける翼をくださった。
あなたがたは、種まきも刈り入れもせずに食べ物があたえられ、水を飲むには川や泉が、巣を作るには高い木々があたえられている。
その恩を忘れることのないように感謝し、神さまを讃えるのです」

するとどうでしょう!小鳥たちみな、祈るかのようにくちばしを開いて首をのばし、うやうやしく地面に頭をたれました。

「アッシジの聖フランシスコ」本文より引用

贈り主は、鳥と対話をする私にこの画集を重ねてくださったようです。
私はこのような聖職者ではありませんが、この本から得た聖フランシスコのあたたかい生き方と、その生涯を現す一つひとつの影絵に、私の心はホッと温められました。

絵本からは離れますが、鳥に纏わるエピソードを少しご紹介。
愛好しているネイティブアメリカンフルートにはバードがついています。
女性に愛を打ち明けられずにいた青年に、森の中で鳥がこの笛を授けました。
(「愛の笛」ポール・ゴーブル著、北山耕平訳より)
ネイティブアメリカンの人たちは、鳥は神に願いを届けてくれる神性な生き物と考えていたそうです。

以前、私が湖畔でネイティブルフルート(くるみの木製)を吹いていた時のこと、なんと鳥たちが遠くの空から、湖から、勢いよくこちらを目掛けて集まってくるではないですか。
ひゃ〜それはそれは驚きました!
何者でもない私の笛の音に反応して。
私は喜んで鳥たち聴衆に笛の音を届けました。
そうか、鳥もこの素朴な木の音色が好きなのか⋯。

宮澤賢治の「よだかの星」は、実にみにくい鳥の物語。
他者と違う自分を大切にすることを教えてくれます。

幼少時、母が怪我をして飛べなくなった瀕死のスズメを、弟が黒いカラスを、家に連れてきて元気になるまで飼っていたことがあります。
飛べるようになった鳥を、私たちは空に放ちました。
「飛べてよかったね、元気でね〜。」

春に咲く母が自宅で育てている優しい色のお花

話は変わり、5月半ば、故郷の母がふとした瞬間に転倒してしまいました。
幸い骨折などの大怪我には至らなかったのですが、こんな時は再発予防のためにと問題ばかりに目が向きます。
もちろん、状況確認、アセスメント、問題解決も大切ですが、課題が整理された後、私は外出できなくなった母に鳥との交信方法、つまり楽しいことを伝授しました。
庭に訪れる鳥に向かって、母も生まれて初めて口笛で交信です。
なんと嬉しいことに成功!
母が外に出かけられなくても自然の来客とお話ができます。
季節の移ろいを知らせてくれるいつもと変わらない鳥たち。
気持ちが塞ぎがちな時こそ、花鳥風月、自然からの生命力を借りて元気を取り戻したいものですね。

先ほどの画集は藤城清治さんが21年もの月日をかけてまとめた1冊。

太陽も月も火も水も、「兄弟姉妹」と愛した聖フランシスコの生涯に、そして藤城清治さんの熱い思いに、触れることができます。

同じ場面の絵が、訪れた軽井沢の教会の壁にも飾られていました。
素敵な贈り物をありがとうございました。
新しい学びや想いを得ることは、いくつになっても嬉しいことですね。
人と出逢い、文学と出逢い、音楽と出逢う。
皆さんはどんな出逢いを望みますか?
何と繋がりたいですか?
感謝しながら暮らしを深めていきたいと思います。

最後におまけです。
以前、レストランのカウンターで食事をしていた日曜日の朝、突然、目の前に現れたガラス越しのかもめ。
何分もこの場所に留まっていました。
ニコニコと話しかける鳥好きの私です。
それではまた。^^

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