2月21日、ヴォーカリストのジョシュ・グローバンさんのコンサートに渋谷Bunkamuraオーチャードホールへ行ってきました。
ジョシュさんは世界的に活躍する歌手。
深く強く優しく、哀愁を感じる歌声を持つ魅力的な方です。
大好きな曲「You raise me up」をはじめ、「Broken Vow」「Per Te」など、一瞬にしてそれぞれの音楽の持つ世界に引き込まれ、ジョシュさんやスペインギター、ゴスペルなどの演奏にグッと魅せられました。
こんな声を持つジョシュさんはどんな人生を生きてきたのだろう?
どんな歌への想いがあるのだろう?
ジョシュさんの声には人を癒し勇気づける力を感じます。
スペシャルゲスト山崎育三郎さん(歌)との共演、後半突然現れたYOSHIKIさん(ピアノ)にも会場は盛り上がり。
ステージ上の楽しさが一つの音楽となり会場いっぱいに響き渡っていました。
小さな演奏会も好きですが、世界的に活躍している人の大コンサートの持つ力は刺激的衝撃的ですね。客席のパワーも半端ありません!
コンサートが終わってからもこの日の歌声が私の心に響き続けています。
メロディーや歌詞の美しい「You raise me up」は、前に進む勇気や癒しを得られる大好きな曲の一つです。
今年、恒例秋のネイティブアメリカンフルート発表会にはこの曲を吹く予定でいます。
音域が足りないためソロでは演奏ができずアンサンブルでお願いしました。
この曲に私が描くイメージは、山や海でデイバックから木の笛をサッと取り出し、大自然の中でこのケルティックな祈りのメロディーを遠くに響かせることです。
「ミュージック・インザ・ダーク 〜闇に聴く音〜」
場所変わって、横浜みなとみらいホールへ、この日は冷たい雨でした。
尺八演奏家藤山道山さん(東京藝術大学副学長)、生田流箏曲家の澤村祐司さん、ソプラノ小汐唯菜さん、打楽器演奏家の神田圭子さん。
視覚障がいのある演奏家と、障がいのない演奏家が音楽を奏で、私たち客席は暗闇で耳を傾けます。
この演奏会は東京芸術大学の研究の一環として催されている演奏会とのこと、盲導犬を連れた方や白杖をお持ちの方もいらしていました。
その方々にも演奏家の服装やステージの広さ高さなどの音響空間を声や音で伝えてくれ、ステージと客席が音楽を共有できる仕掛けを上手に演出していました。
演奏家から観客への届き方に配慮してくれているやさしい演奏会、こんな演奏会って良いですね。
何故か高校生の頃から笛や三味線、太鼓など邦楽の音にも興味があり、CDを聴いていた私です。
演奏の内容は伝統音楽や現代音楽など。
和楽器はシンプルな構造なだけに、音の出し方には個性が現れそうです。
この演奏会はおよそ半分の時間が暗闇となりました。
自分が眼を開けているのか閉じているのかさえわからなくなるのです。
そんな私の暗闇に、音だけが一筋の光のように届いてきます。
その透明さ、温もり。音のみに包まれ、祈る、救われる、これは非日常の感覚でした。
きっと聴衆の一人ひとりが異なった感覚を得ていたことと思います。
豊かになった現代。
私たちは多くの情報や音、物に囲まれて暮らしています。
そして次々と欲求が生まれています。
何もない世界とは?漆黒の世界だからこそ響いてくるものがある?
本当に必要なものは眼に見えない・・・そんな言葉も浮かびました。
和楽器尺八は、私が大事にしている北米の素朴な民族楽器、ネイティブアメリカンフルートと共通する文化を感じます。
人の息が音になる。その人の生き方が音楽になる。限りなくシンプルに。
心に響く、心に残る2つの素敵な演奏会、ありがとうございました。
目が回る速さの暮らしの中でも忘れてはいけない、忘れたくはない感性を演奏会から感じた時間でした。
皆さんの好きな曲はどんな曲ですか?
小さなことでも大きなことでもなんでも良いと思います。
人間だからできること、感じる心を生きている限り大切にしていきましょう!































