風薫る新緑の季節、早朝から鳥の元気な声が聴こえてきます。
今日は私の休日をご紹介します。
目覚ましと共に朝4時50分に起床。
楽しみにしていた【NHKこころの時代】シリーズ・横山紘一先生の「唯識に生きる」を半覚醒状態で学び、「そうだよね~」と一人つぶやきながら再び入眠。
再び8時に起床。
う~ん、なんという爽やかな空気。今日はおでかけにもってこいの日です。
朝食後、日焼け止めをたっぷり塗って郷里の由比自宅からハンドルを握り北に向かいました。
約2時間後、「やっほ~やっほ~! 高いよ~!気持ちいいよ~!!」
さてここはどこでしょうか。
太陽がさんさんと降り注いでいます。私の後方にうっすらと見えるものは?
そう、世界遺産の富士山がうっすらです。
こんな階段があります。
日蓮さんのお手植えの杉がまっすぐ空にむかってそびえ立っています。
実は、階段は歩かずにロープウェーを使いながら山頂までいくことができます。
途中眼下に野生の鹿を発見しました!
標高1,150mの身延山山頂までは、郷里の自宅から北へ約60km。
のどかな田畑や山道の緑を眺めながら走ること95分。
下車してからは徒歩とロープウェーで山頂まで行くことができます。
ここは身延山久遠寺。
4月お誕生日をむかえたひとり暮らしの母に「何処に行きたい?」と尋ねると、「身延山の一番高いところまで!」ということで、奥の院まで上がり参拝をしてきました。
齢とともに足腰が弱くなってしまった母。
山の風景や空気が大好きですが、高いところに出掛けることは諦めていました。
ドライブ好きの二人のドライブ参拝が当日プランされ決行となり、思いがけず無理のない喜びが体験でき大喜び。
母は一歩一歩慎重に歩きながら、家族全員分よ、とお賽銭をたくさん投げ込んで熱心に参拝していました。
「あんなに高いところまで行けて参拝までできて、お団子もお蕎麦も食べられて嘘のようだわ」
週末運転手の私も、隣に母を乗せて頑張りました。
出掛けるとしたら今日しかない!
くるくると忙しい毎日の中では、お天気やそれぞれの体調など、なかなかこのような休日は得られないので貴重です。
帰路は南に向ってひたすら走り、広く青い駿河湾がみえた時には馴染みの海なのに感動。
隣り合わせの山梨県人さん(山有り県なのに)の海をみたい、という気持ちがよくわかりました。
いつもの温泉に浸かって海を見下ろし心も体も開放、今日一日に感謝しました。
もくもくと生命力溢れる緑の山々、どっしりと構え私たちを支えてくれている力強い大地、いつも変わらずに青く広く繰り返しす海、さわやかに頬をなでる5月の風、そして美しい声で喜んでいる鳥たち。
今日はうんとがんばった後のご褒美のような休日を感じました。
仕事と休日、東京と静岡、自分と家族、空と大地、バランスを保てると心も穏やかになります。
皆さんのonとoff 、それぞれの楽しみはどんなことですか?
今を生きることに感謝しながらまた明日から笑顔で一歩一歩、頑張りましょう。
困難も試練も、学びの一つ、幸せの一つですよね。