9月はいつも社員コンサルティングでお世話になっている企業の企画するFPとの対談式セミナーに登壇という機会をいただきました。
2000年から始まった介護保険制度により、それまでの措置制度からサービスを選び契約する社会へと大きく変化しましたが、保険財政はすでに逼迫。
制度は効率化重点化へと進んでいます。多くの人が将来に不安を抱えています。
近年は公的な介護保険ではなく、民間の介護保険や認知症に備える保険が続々と開発されていますが、今回私が時間をかけ関わらせていただいたのは、介護を受ける人の保険ではなく、「介護しながら働く人の仕事と介護の両立を支援するための保険」の開発。
介護離職を予防し仕事も介護も大切にしながら働き続けることが目的です。
「もう辞めるしかない」「私が介護に専念すれば」そんな思いで離職を選ぶ人がいますが、経済的にも精神的にも、収入がなくなり情報弱者となる介護離職は、人生の大きなリスクとなってしまいます。
今回FPのF講師、そして保険開発に携わる企業プロジェクトメンバーの皆様とご一緒させていただくことで、介護を福祉や医療の視点のみならず幅広く捉えることができ、改めて勉強になりました。
介護を人生のリスクの時間としないために、様々な工夫ができる時代となってきました。
もしも私がまだ20歳ほど若ければ、この福利厚生の保障を必ず選んでいたと思います。
お金とニーズにあった情報があれば、支え方、暮らし方をもっと工夫することができることを知っているからです。
私は介護の実態とともに、介護で得られる大切なものがあることも人々に伝えていきたいと思い日々研鑽しています。
介護が必要になってもあきらめずに人生の後半を豊かに過ごしてほしい、お金持ちだけが豊かな社会であってほしくない、これが私の大きな願いです。
初のFP対談方式のセミナーは、準備含めドキドキしましたが、プロジェクトメンバーの志、お力は大きくあたたかく、最終的にはとても楽しかったです。
ベテランF先輩講師からはプレゼンのまとめ方、伝え方についても改めて学ばせていただきました。思いがけずラッキーな機会でした。
横に手をつなぎ開発に携わったケア職のプロからも、多くの学びをいただきました。
メンバーとしてお声がけいただきありがとうございました。
あきらめない!共に明るい社会を目指しましょう。
セミナー最終回はなんと企業の体育館でした。
体育館の壇上に上がれるってなかなかない経験。
立った瞬間「なんか懐かしい~~」。卒業証書をもらったのが最後でしょうか。
就業後にも関わらず多くの方にご参加ご質問いただき、関心の高さに驚きました。
ご清聴いただきありがとうございました。