ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

郷里の春の色を観に

カテゴリー: 日常

私の母は80歳、父が他界してからは郷里で一人暮らし。
嫁ぎ先の静岡市由比をこよなく愛しています。
私はちょくちょく電話をかけて、今日あった出来事などをあれこれと話しています。
当初ははじめての一人暮らしとなった母を心配していましたが、三回忌を終えた頃からめきめき元気を取り戻しとっても元気です。
母の明るさと強さにこちらの方が元気をもらいます。

そんな母の趣味はお料理、エレクトーンの演奏、お花、着物、そして車の運転。
今は白いスポーツカーを運転しています。
80歳で運転!?と、都会の人には考えられないことかと思いますが、母はまだ運転を楽しんでいます。
先日は運転免許更新時に義務付けられた認知機能の検査も高得点で無事クリア!
安堵していました。静岡は都会と異なって運転しやすい町なのです。

3月に入ってから、母は近所の一人暮らしのおばあさんや同じようにご主人を失くして一人で過ごしているおばあさんを誘って、丘の上にドライブをしているとのこと。
「あんなに驚いて喜んでくれて私も嬉しいわ!」と大喜びしています。
私も新富士駅に迎えに来てもらった足で、思い立って「その丘まで連れて行って運転手さん」と母に頼みました。

自宅からは車で10分ほど、少し昇った高台に河津桜が一面に咲く明るい場所が現れます。
「わ~きれい。なんてやさしい春の色~」
そこには春の色が一面に広がり、一足早い春風が吹いていました。
ここは観光地ではありません、農地です。
農家の方が花咲かじいさんのように植えたのでしょうか。
おちゃめなことをする人がいるなぁと嬉しくなります。

郷里の春

高台から町を見下ろします。
遠くにみえるのは駿河湾と伊豆半島。
小さな小山の向こうが私の実家。

郷里の春

やさしいぴんく色の河津桜、元気をくれる黄色い菜の花、太陽をさんさんと浴びてとっても幸せな気持ちです。
集まってくる町の人達との会話もはずみ和みます。静岡の人はみんな気さくで人懐っこいです。

私はちょうど東京駅の大丸デパートの1階で桜餅を購入してきていたので、静岡茶と一緒にいただきました。
お腹が空いていた私は写真撮影を忘れて食べてしまったので写真はありません。
すると、近所のおじさん達がやってきて、「もっといいとこがあるよ~」と教えてくれたので、母とそちらの方へ。

郷里の春

わ~凄い凄い 山と桜の前で記念撮影です。
母は「私の撮った由里子と桜の写真は最高の出来栄えだわ!」「私の方が上手」と何故か競って?喜んでいます。
この日も運転手さんは、誰かを驚かせて喜ばせたことに大満足の様子でした。

まもなく桜咲く季節がやってきますね。
三寒四温の中、友人からはふきのとうの便りも届きました。
東京の桜の蕾も膨らみ始めています。私の部屋には一輪のラナンキュラスが咲いています。
春はあちらこちらからいい香りがしてきて、まちにもお花屋さんにも優しい色が増えるので大好きです。
あ、ちょっと花粉はつらいですけれどね。

皆さんはどんな気持ちで春を迎えていますか?
気持ちも気温も常に変動します。
寒い地方で暮らす方も、心細い気持ちの方も、ちょっとブルーな気持ちの人も、春は必ずやってきます。
体調管理に気をつけながら深呼吸しながら新しい季節を迎えましょう。

バーンロムサイのプチ支援

カテゴリー: 日常

2月の休日、銀座の伊東屋でバーンロムサイのイベントがあり出掛けてきました。
バーンロムサイとは、タイのチェンマイにあるHIVに母子感染した孤児たちの生活施設。
日本人の女性、名取美和さんが設立した施設【Banromusai】です

バーンロムサイとはタイ語で「ガジュマルの木の下の家」という意味。
この日は、バーンロムサイを支援する絵本プロジェクト「ホシハナ文庫」創刊号記念イベントが行われていました。

バーンロムサイ

こちらが会場、不思議な歌声が響き、大きなスクリーンに影絵が映し出されています。
中央の丸いもの。
これはこの日の来場者が、一人ひとりお願いをしながらお供えした「おそなえきのみ」です。
神秘的な影絵の表現に驚きました。
お供えによりガジュマルの木の花が美しく咲いたシーンです。

支援プロジェクトで作られた絵本は、バーンロムサイの名前の由来となったガジュマルの木のまわりで、人と自然との交わり、いのちの不思議が表現された「おそなえ きのみ/川村亘平斎氏」。
絵本の主役はバーンロムサイの子どもたちです。

ホシハナ文庫

誰かを支援する方法には様々な方法がありますが、名取美和さんが考え実行している子どもたちの生活や就労の場を作る仕組み、そして今回の絵本プロジェクトや影絵のイベントもとても素敵な支援のカタチでした。
おそなえきのみは、亡くなった人たちがいる目に見えない世界とこの世の世界をつないでいました。そう、素敵な理由は人を想う思いが溢れているのです。

15年ほど前、偶然鎌倉のショップを訪れてから、私はバーンロムサイが運営するサイトでささやかなお買い物をしています。
その他にも、山口絵理子さん運営のマザーハウスや、NGOシャプラニールでフェアトレード商品をお買い物することがあります。
現地に行けない私の本当にささやかなプチ支援です。

スカート

この日は、現地で手作りされたスカートを1枚購入しました。
手刺繍がチクチクと施されています。
どんな女性がガジュマルの木の下で縫ってくれたのかな?
素朴な布を手にするととても癒やされます。

BAN ROM SAI HPより 「おそなえ きのみ」の絵本を不思議そうにみる子どもたち

BAN ROM SAIの写真日記より
「おそなえ きのみ」の絵本を不思議そうに見る子どもたち

30代の頃、会員であったNGOシャプラニールのスタデーツアーに参加し、当時世界最貧国といわれていたバングラデッシュを訪れたことがあります。
雨季を迎えた大地は国土の大半が水で覆われていました。緑色と茶色の世界です。
衛生水準も識字率も低く貧しい国でしたが、子供から大人まで、瞳のきれいさ、人懐っこい笑顔の眩しさはとても衝撃的で、今でもはっきりと心に残っています。

今、私はケアコンサルタントとして私なりの支援を考え、届けられるよう日本という国を愛しながら頑張っています。
それぞれの場所、カタチ、想いがありますね。
社会の中で暮らすということは、常に様々な憤りや焦りや不安に駆り立てられがちですが、これからも私の思いを大切に自分なりのチャレンジが続けられたら幸せです。

光の精霊たち

カテゴリー: 日常, 動画

Flute Gathering 2017

たくさんの蛍が夜空に舞う様を見てマークさんが作ったというこの曲を、
初めてライブで聴いた時、涙が止まらなくて困りました。

心を揺らしたこの曲を、2回目の発表会に選び、春から練習を繰り返す度に、
私は精霊に思いを馳せ、時に癒されたり、時に励まされたり、
そして語り合っていたように思います。

それは、光の精霊でしょうか。

それとも音の精霊でしょうか。

まだまだ思うようには吹けませんが、今年は“はかなくも強い命”

“暗闇だからこそ光輝く命”を想いながら、演奏にチャレンジします。

<2017年11月19日 Flute Gathering 2017>   

※去年の様子はこちら

富士山5合目での課外レッスン

カテゴリー: 日常

9月、爽やかな秋晴れの休日。
東京駅から富士急行バスに乗って河口湖駅経由、富士山五合目の奥庭荘(山荘)まで出かけてきました。昨年に続く2度目のマークアキクサさんの課外レッスン、奥庭荘です。

今回は登山シーズンでもあり、河口湖駅には登山客が溢れています。
バスを乗り換え、さらに登山バスに揺られ40分。富士山五合目御庭のバス停で下車し、森の中の急な坂道を降りると本日の宿泊地奥庭山荘に到着です。
清々しい空気、力強く大きい富士の山、深緑色の針葉樹や植物、済んだ声の鳥達。
山に訪れる人々も皆、明るく元気な顔をしています。

奥庭山荘

素朴な奥庭山荘。
この2階で本日は雑魚寝です。お風呂はありません。
富士登山者、鳥の写真愛好家にとっても人気の山荘です。

コケモモのジュース

お昼ごはんに松茸蕎麦と群生しているコケモモのジュースをいただきました。最高!

9月の富士山

9月の富士山はこんな姿をしています。大地の色ですね。
いつもより距離も存在も近いね~富士さん。

2層の笠雲

あっという間に姿を変える富士山、2層の笠雲を冠っています。
まるでお帽子のよう。
夜中に大きな音をたてて雨が降りましたが、翌朝は快晴。
雨が大地を潤しさらに空気が美味しくなりました。

雲

お~い 雲さん、その上に乗せて遠くに連れってってよ~

森の中での課外レッスン

マークさんは東京の練習のみでは技術しか上達しないことを危惧して、毎年、森の中での課外レッスンを行ってくれます。
きれいな空気を吸うとからだの中も息もきれいになって、浄化されるような気がします。
自分自身が美しいものをイメージできないと、演奏も上達しませんね。

森の中での即興演奏、夜は輪になってトーキングサークルに星空観賞。
9時には就寝し、翌日4時に起床。
夜明け前の暗闇の中、山荘から20分ほど歩き、森の中で夜明けを待ちます。
ご来光まで、チェロキーのモーニングソングをインディアンフルート全員合奏。
課外レッスンでは、息に意識を向けること、鳥の声を聴くことが約束です。

夜明け

今日一日の始まりです。
静かな夜明けの時間に笛の声が響きます。皆の祈りの音が響きます。

昇る太陽、沈む太陽
暗闇に光る無数の星たち
母なる大地
人間の息とつながる風の囁き、
さまざまな生命の息吹

太陽の力強さ、生命の息吹、雨や風の音、宇宙とのつながり、人とのつながりを感じた時間でした。

マーク先生、ミナさん、ミネ先生、皆さんありがとうございました。
この世の中には美しいものがたくさんありますね。
木の笛の音も、自分のからだをとおる風も、自分の足で力強く大地に立つことも、そのひとつだと私は思います。
私は奥庭荘、森の中が大好きです。
またザックを背負い、笛を持って出かけたいと思います。

私らしい時間 初夏編

カテゴリー: 日常

「働き方改革」という言葉を耳にすることが増えました。
私もワーク・ライフ・ケア・バランスを推奨し、介護一色にしないことの大切さを各地でお伝えしています。

ところが、フリーランスで複数の仕事を抱えている私自身は、休日返上しパソコンや書物に向かっているということも少なくありません。
業務の全体を把握しているのは自分自身だけなので、誰かに任せることもできません。
人の役に立つために学ぼう、支えよう、その気持ちは尽きないため、終わりはないのですが、私は自分の時間を大切にすることの大事さも長く感じてきました。

『善い仕事をするためにも仕事一色にしない。自分の心の声を聴いていますか?』
他人に問いかける前に私自身に問いかけて生きています。
私はわたしらしい時間を大切にしています。

私らしい時間 初夏編

6月の休日、中央線の藤野駅で下車。
篠原の里主催のイベント「ほたるの夕べ」に参加するためです。
山深い緑の多い山里の子どもたちが元気に遊ぶ小学校の廃校でインディアンフルートを吹きました。
たくさんの鳥がさえずり、風が吹いていました。
私も鳥のようなふりをしてインディアンフルートを奏でます。
友人とアンサンブルの練習もしました。しめしめ鳥は逃げません。

練習中、私のリュックにくっついて離れなかった源氏ほたるさん

練習中、私のリュックにくっついて離れなかった源氏ほたるさん

この日はインディアンフルート奏者、GAINEさんの演奏を聴いた後、子供やそのお母さん、お父さん、NPOの方々など、地元住民の皆さんと懐中電灯で足元を照らしながら沢まで降りました。
初めて逢う人ばかりですが、「蛍、観れるといいですね」と、気持ちはひとつ。
辺りはカエルや虫の大合唱です。

その晩、私は生まれて初めてたくさんの天然源氏蛍が暗闇に舞う様をみました。
蛍の光ははかなくやさしい自然の灯り、私たちを怖がらずに近くに寄ってくるので、精霊たちに囲まれているようで嬉しくなりました。
川面にもその光が反射しきらきらと輝いています。美しく幻想的な時間でした。

誰もが忙しい毎日、考えることも行うことも山のようにあります。
オフの時間、私はゆっくりと空や海や湖を眺めているのが好きです。
風や月や雲や太陽、植物や鳥や小さなはかない虫、生物の命が好きです。
何年もそこに生き、私たちを見守っている大きな樹が好きです。
素朴な音、美しい音の響きやささやきが好きです。
生きている人の息が好きです。

私らしい時間 初夏編

私が普段使っている楽器達 いつのまにか増えました。
どの楽器からも、とっても善い音がします。

私らしい時間 初夏編

GAINEさんは藤野に住み自分で楽器を作り、その楽器で演奏します。
私もいつかワークショップにて、木を削りながら自分のインディアンフルートを作りたい!と思っています。

私らしい時間 初夏編

今年の秋、私は毎月レッスンを受けているマークアキクサさんが蛍を観たことをきっかけに作った「光の精霊たち」を発表会で演奏します。
とても素敵な曲です。子供の頃から笛好きな私は、笛で好きな曲が吹けてとても幸せです。
皆さん、オンもオフも、自分らしい時間を共に楽しみましょう。
人生は一度きりです。思いっきり生きたいですね。

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