ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

読売新聞

ワサビです。

本日12/22(木)読売新聞の「呼び寄せ」がテーマの記事で川上さんが取材を受けました。
ネットでも記事が読めますのでこちらからご覧ください。

Flute Gathering 2016

カテゴリー: 日常, 動画

Flute Gathering 2016

街の葉が色づく11月の日曜日、二子玉川の「KIWA」にてインディアンフルートの合同発表会が行われました。

インディアンフルートはまだ初心者で思うように吹けない私ですが、今年の1月から毎月マーク・アキクサさんのレッスンに通い、一日一回は笛を吹いてきましたし、「1回のステージは100回の練習よりも大切だ!チャレンジしよう!!」と、1部の合奏と2部の独奏で舞台に上がることを決意しました。

大人の緊張、そして大人の感動、演奏終了後は涙が出そうでした。
演奏は反省多しでしたが、思いを込められたことが嬉しかった。
様々な人の顔や心が浮かびました。

結人をご覧いただいていますやさしい皆様にも、今の私の音をお届けします。
曲は私の先生であるマーク・アキクサさんとギタリストの太田光宏さん作曲の「トウモロコシの乙女」。インディアンにとっての大切な穀物に感謝した美しいメロディーです。

曲の最後の言葉は、発表会の2日前の晩に、「お伝えさせていただいてよいですか?」と相談して受け入れていただきました。

会の最後にはお楽しみの講師演奏で、どの講師も素晴らしかったのですが、やはりマークさんの神秘的なチェロキーのモーニングソングの演奏は感動でした。
人間とは思えないような空気感が会場を包み込みました。

当日足を運んでくださった皆様、会の運営を行ってくださった皆様、ココペリ倶楽部の共にチャンジした皆さん、そしてマークさん、ミナさんありがとうございました。
自分らしさを探しながらまた練習に励みます。

マークさんブログ 「Flute Gathering 2016」

Flute Gathering 2016

杉(奥)と胡桃(手前)、2本のインディアンフルートにもありがとう。
これまで関わった全ての人に、感謝と祈りをこめて

仕事と介護の両立推進シンポジウム

カテゴリー: 活動報告

仕事と介護の両立推進シンポジウム

10月20日(木)大手町の日経ホールにて東京都産業労働局の仕事と介護の両立推進事業として「仕事と介護の両立推進シンポジウム~キャリアと介護の両立にチャレンジする社員の支援~」が開催されました。

第1部、渥美由喜先生(内閣府少子社会対策大網の具体化に向けた結婚・子育て支援の重点的取り組みに関する検討会 座長代理・兼務東レ経営研究所)の貴重講演の後、第2部に「企業の事例に学ぶ、社員の介護離職防止の具体的な取り組みについて」のパネルディスカッションがあり、渋谷珠紀様(三井住友銀行人事部ダイバーシティ推進室 室長)、荒井豊人様(阿部兄弟建築事務所 代表取締役)と共に、私もパネリストの一人として参加させていただきました。

私は、仕事と介護の両立体験者として、私自身の働きながらの遠距離介護の実態と職場に求めたことや課題を。また、多くの方の相談を受けてきた専門家として、働く人の介護の悩みと企業に求める課題などを中心にお伝えさせていただきました。

渥美先生やパネリストの皆様の支援の工夫や実態には大きく頷くことばかり。
制度を作る皆様にも介護と仕事の両立のみならず、働き方を考える上でご参考になる点があったのではないでしょうか。
大企業はトップダウン型の制度設計、中小企業は1人の方の実ケースから支援方法を探るという制度の作り方の違いが大変参考になりました。

働きながら介護する家族や社員の声を私が聴き始めて18年が経過しました。
働き盛りを直撃する働きながらの介護。
多くの方が自分のキャリアを育てながら親を支援するために、様々な悩みに遭遇しています。
遠距離、同居、近居、在宅介護、施設介護。
一人で、家族で、介護の形支える形は皆異なりひとそれぞれで、介護のある暮らしには、星の数ほどの思いもあります。
仕事と介護の両立を支援する制度も、働く人のニーズに応えるべく形を変え進化しています。

私は、この機会に改めて自分自身の働きながらの介護を振り返ってみました。
できたことできなかったことが思い起こされます。
私は介護4年目で会社員を辞めフリーランスとなったため、使える介護休業制度はありませんでしたが、もしも社員であったならば、父の最期のお別れの時期、1~2週間程度の介護休業を取りたかったと思っています。
介護をするためというよりは、お別れの近づく最も緊張感の高まる時間に、家族として側にいて見守りたかったという思いです。
介護の準備期間も大切ですが、終わりの時間もとても大切な時間。
ただ、できる限りのことを行ったので悔いはありません。
「仕事での自分育ても介護もできて、私は幸せでした。」と会場でお伝えしました。

仕事と介護の両立推進シンポジウム

今年、育児・介護休業法が改正され来年1月には施行されます。
法改正により介護休業制度が分割可能となったことは喜ばしいことと感じています。
介護給付金の引き上げなども嬉しい改正ですね。
改正のポイントはこちらです。

仕事と介護の両立推進シンポジウム

仕事を辞めてしまい、経済的不安を抱えている方、うつになってしまった方、親と一緒に引きこもってしまった方、様々な声を聴いてきました。
簡単なことではありませんが、皆さん、自分の時間も介護も大切にする方法を共に探しましょう。

【当日の様子が掲載されました】
http://www.advance-news.co.jp/news/2016/10/post-1989.html
ご清聴いただきました皆様、ご依頼をいただきました東京都様、登壇者の皆様、様々な学びをいただきました。ありがとうございました。

仕事と介護の両立推進シンポジウム

穂高養生園日記 2016初秋

カテゴリー: 日常

穂高養生園2016

皆さんこんにちは。
厳しい暑さもようやく終わり、虫の音が美しい季節となりました。
今年も新宿からあずさ号に乗って、森深い安曇野の穂高養生園に出掛けてきました。
ホリスティックリトリート穂高養生園
結人ブログをご覧いただいている皆様にも感謝をこめて、森の秋をお届けします。

穂高養生園2016

今回は念願であった2014年に完成した「新棟リトリート」での宿泊です。

穂高養生園2016

受付をすませ木の扉をあけて中に入ると、プ~ンと木の良い香りがします。
まずはデッキでごろん。森の空気を胸いっぱいに吸い込みます。
からだの声を聴いていますか?今年も穂高養生園の秋が私に語りかけてきます。

穂高養生園2016

ここは木の中にお家があるような作りです。
この土地で育った木を自然の形そのままに活かして建てた柱、漆喰の白い壁、廊下の窓でさりげなく光る美しいステンドグラス。
家の中にいながら森林浴ができるように大きな窓がたくさんあります。
私は柱に手で触れながらご挨拶。「こんにちは~どうぞよろしく。」木も嬉しそうです。

穂高養生園2016

穂高養生園2016

ここは食堂。
なが~いテーブルも勿論無垢の一枚板、木や布好きな私にはたまりません。
このテーブルはどんな樹木だったんだろう。

穂高養生園2016

穂高養生園2016

静かなお部屋です。聴こえるのは虫の音、雨音、風の音。テレビはありません。
小さなデスクと灯りがあり読書も書物もできます。

穂高養生園2016

温泉で森林浴。大きな窓から森を眺めながらゆっくりと温泉に浸かりました。

穂高養生園2016

一日2食、マクロビオテックをベースとした玄米ご飯や、菜園で採れたての野菜を使った菜食料理をいただくことができます。
どの料理も丁寧に作ってくださっていて本当にありがたい!
お食事前後に手をあわせて感謝。「いただきます。」「ご馳走さまでした。」
この晩は栗ご飯。おかわりしました^^
滞在中は何度も「ありがとう」を繰り返します。

穂高養生園2016

森のお散歩で秋を拾ってきました。いたるところに落ちている栗とどんぐり。
栗を沢山ほおばって、小さいお猿さん、大きいお猿さんが家族単位で興奮しています。

穂高養生園2016

今回、運良く福田俊介代表による森のティーセレモニーでジャーナル・ライティングというセラピーを受けることができました。
ジャーナル・ライティングとは、心理学者のカール・ユングの弟子だったアイラ・プロゴフが考案した、書くことで自分を見つめるワークです。

小さなノートと鉛筆を渡されて、各自思い思いに自分をノートに書き出す時間。
「これまでの人生で自分の大きな影響を与えたと思えるものを書き出してください。」
聴こえるのは雨音と沢の音と鉛筆の音。皆それぞれに自分の内に向き合います。
ほんのわずかな時間でも、書くことで導かれるものがあるので不思議です。
頭では分かっていてもなかなか日常ではとれない時間です。

福田代表は世界各地を旅し、人間の自然治癒力を引き出すことを目的に穂高養生園を30年も運営されている方。一度お逢いしたかった方です。
セラピー中、一人ひとりのどんな話にも、急かしたり調えたり意見したりすることなく、じっくり穏やかに耳を傾けている姿と瞳の深さが印象的でした。齢の重ね方を考えさせられます。

穂高養生園2016

森の雨は天然のシャワーのようで気持ちがよい・・・でもあまりにも降り続けています。
2日目の晩には大きな落雷、停電もあり驚いたのなんのって!
自然の恐ろしい力を感じた時間にもなりました。

穂高養生園2016

森を散歩し、ヨーガをして、体に良い食事をいただいて、何もしないでと心地よい時間。
さらに、今回の目的のひとつはインディアンフルートの練習でしたが、幸運にも「木と人のカフェ」の2階、森のホールをお借りすることができました。
ここは最高の練習場所です。杉でできているインディアンフルートもたくさんの仲間に逢えて喜んでいるようで響いていました。

穂高養生園2016

すでに少し肌寒い朝。
朝のヨーガが終わった後に、森の素敵な住人が暖炉に火をくべてくれていました。
パチパチ パチパチ 聴こえてくる音、目に映るもの、全てが優しくて心地よい時間です。

穂高養生園2016

すっかり素顔で過ごした数日。
改めて、自然の力の大きさと人間のやさしさを感じた秋の日でした。
今年も春から沢山の講演や研修などなど、願いを込めながら頑張りました。
明日からまた自分らしく、頑張りましょう。
また来ますね、ありがとう安曇野の森、スタッフの皆様、穂高養生園さん。

最期に、今回の旅では僧侶である野口法蔵さんの「人間の頂(PHP研究所)」という本をリュックに詰め込みました。
この本の文末に、ネイティブアメリカンの「ミタクエオヤシン」全てのものは繋がっているという考え方を癒しの言葉として文章化されたものが紹介されています。
病んだ人や苦しんでいる人にこの言葉を語って聞かせているそうです。
美しい言葉ですので皆様にもご紹介します。

細胞の一つひとつを目覚めさせてあげましょう。
細胞は本来すべてを知っているのですから。
細胞は生命の息吹である風です。また生命の源である水でもあります。
生命の燃える炎の太陽でもあり、生命の食物である地球でもあります。
また鉱物でもあります。
太陽の光線、キラキラと輝く日の光のような金でもあります。
また、強さや勇気、忍耐力を表すような鉄の魂でもあります。
月のように輝く銀でもあるのです。
星は地球の毛布です。母なる大地、母なる地球をやさしく包み込む毛布です。
星の毛布は大地を覆います。
星は私たちの祖先です。私たちの前を歩いてくれた人々です。
そして星は私たちの子孫でもあります。
私たちの歩いた道についてきてくれる人々なのです。

 「人間の頂(PHP研究所)」より引用

穂高養生園2016

なんと、偶然にも野口法蔵氏は過去にこの穂高養生園で、スウェット・ロッジの中の子宮回帰として紹介されたインディアンの癒しの言葉についても出版されています。
「ホーミタクヤセン インディアンの癒しの言葉」 語り:マリリン・ヤングバード 監修:野口法蔵
私は、この本の言葉を時々声に出して読んでいます。
人を治す治療の言葉、ご興味のある方は御覧くださいね。

それでは、皆様も雨の日晴れの日と、日々様々なことが有ることと思いますが、
本当の自分の体や心の声に時には耳を済ませながら、実り多い秋をお迎えくださいますようお祈りしています。

「第2回 結人Cafe」のお知らせ

カテゴリー: お知らせ

認知症サポーター養成講座

第2回 結人Cafe
~川上由里子版 認知症サポーター養成講座 + 認知症予防体操(山崎洋子氏) ~

日程: 2016年12月3日(土)
時間: 13:30~16:30
対象: 一般の方
定員: 10名(先着順)
料金: 2,000円(税込) 
     認知症サポーター標準テキスト・オレンジリング・ケアガイド・お茶菓子付
場所: 六本木(予定)

今回の結人Cafeは「川上由里子版 認知症サポーター養成講座(90分)」を開催いたします。
認知症サポーターと言っても特別に何かをするのではなく、認知症を正しく理解してもらい、認知症の人や家族を温かく見守る応援者になってもらおうという活動です。
詳しくは「認知症サポートキャラバン」のサイトをご覧ください。
受講された方には認知症サポーターの証「ブレスレット(オレンジリング)」を差し上げます。

また山崎洋子さん(ケアマネジャー・介護福祉士・介護予防運動指導員)に手軽にできる認知症予防体操をレクチャーしていただく予定です。

講座の後はカフェタイムで和やかに色々なお話ができれば良いなと思っています。
どなたでも参加が可能ですので、ぜひご参加の方お待ちしております。

昨年末に故郷で開催した認知症サポーター養成講座の様子はこちら
認知症サポーター養成研修の講師資格を取得した様子はこちらをご覧ください。

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