ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

暑い夏の過ごし方

カテゴリー: 日常

猛暑続きの毎日、今年はなかなか堪えますね。
先日、お買い物をしました。

アメリカ、ハイ・スピリッツ社
Odell Borg (オーデル・ボーグ)氏制作のHigh ”D” Walnut

ネイティブアメリカンフルートのHigh D管 Walnut(胡桃)38cm
普段よく使うAよりも高音のフルートです。
以前から手に入れたかったのですが、なかなか簡単には購入できず。
加えて新型コロナ感染の影響により、現地工場での人材不足にて日本への輸入も減り、笛の値段も急激に高騰しました。(涙)

能見台にあるネイティブ・アメリカンフルート輸入元、ジャッキープランニングオフィスに問い合わせると、現在在庫はゼロ!
しかし、運良く来週2本だけセドナから届きますよ、とのこと。
で、即、「買います!」

数日後、その笛は簡素な段ボール箱に大事そうに詰められやってきました。
海を超え輸入されたばかりのフルートを手にし、よろしくねとご挨拶。
息を吹き込み、音色を確認し、木の感触を感じ、嬉しくて、嬉しくてニコニコ。
どうしてこの木の楽器はこんなにも私を癒やしてくれるのか不思議です。

こちらが息を吹き込む側。
ちいさなバードが革紐でしっかりついています。
民族楽器ですが音程もきちんとしています。

こちらが笛の下の部分です。音はとてもよく響きます。
残りの1本はココペリ倶楽部の友人が即ゲット^^。
今年は11月に3年ぶりのココペリ祭りがあり、この笛と共に時間を過ごそうと思います。

早速、郷里でも新しい曲を練習♪
初めて吹く曲は、父と母と私が大好きだった曲。
1回吹くごとに上達していく様子を見て、母も楽しそうです。
以前このブログでもご紹介しましたダブルのフルートと同じ素材でできています。
仲間がやってきたよ〜♪。嬉しいね〜♪

陽射しの強い日には涼しい部屋で本を読みます。

ネイティブ・アメリカンの女性の精神性を知ると、日本人としての自分のアイデンティティは何なのかと自分を見つめる意識を持ちます。
悩み傷つきさ迷い、本を読み、自分をみつめるのは、10代の頃から続けてきたことです。
ネイティブアメリカンの言葉は楽器と同じように私の心にすっと入ってきます。

“・・・森の奥深くに、死者の国に通じる小道があるというのです。
若者はすぐに、その小道を見つけだそうと決心しました・・・。”

北米インディアンの「石のカヌー」を読むと、以前は吹くことができなかった少し悲しいカイオワ族のラブソングを吹きたくなります。

場所は静岡に飛びます。
この夏は郷里、飯田八幡宮の小さな夏祭りも3年ぶりに開催でき、盆踊りの太鼓の音、花火の音、子どもたちの声が夏の夜空に響いていました。
田舎は昔と変わらない風景が繰り返されます。

さて、今年の秋は元気な曲を吹きます。
大きな自然の一部であったこの木が語りかけてくる言葉を聴きながら。
生きているのは人間だけではないのですよね。
どんなに忙しくても暑くても、音楽と読書は欠かせません。
以上、私のとってもささやかな夏でした。
暑さに負けずコロナに負けずガンバリマショウ!

大人の休日 好きな場所 藤野へ

カテゴリー: 日常

新宿駅から高尾行中央線に乗車し、相模湖近くの藤野へ。
週末プチ旅の目的は森林浴とネイティブアメリカンフルート奏者ガイネさん&クリスタルボウル奏者の海響さん(MIKI)のコラボ演奏会。
そして、映画監督でもある海響さんが、宇宙からのメッセージを受けて制作したという「愛の地球へⅡ〜宇宙が今私達につたえたいこと」の上映会です。

向かったのは「藤野芸術の家」。
これまでにも何度か訪れている藤野は、鳥がさえずり自然の息吹を感じる大好きな山里。
雲よ 空よ 山よ 鳥よ〜〜 う〜ん空気がおいしい!最高!

この大きな木の下が気に入り、ごろんと仰向けに寝転がりました。
視界は100%青空と元気いっぱいの緑の葉。

帽子とデイバックと水筒と本は、森に向かう休日の定番♪
燦々と降り注ぐ太陽さん、ちょっとまぶしいけれどエネルギーをありがとう!

興味深かった映画は、さまざまな国で暮らす人たちのインタビューで始まる静かな映画でした。
自分の生命にそったピュアな生き方、頭ではなく心から、そして宇宙から発するメッセージ、透明感のある美しい姿に驚きの連続です。
また、クリスタルボウルの音に導かれながらの妊婦と胎児のセッション、ヒプノセラピーも衝撃的でした。   

私達は誰もが役割を持ってこの地球にやってきました。
でも、そのことを感じ生きている人は少ないのではないでしょうか。
立派でなくていい、偉くなくていい、お金稼ぎができなくていい、皆と同じでなくていい、自分らしく本当に好きなことを行え、自分に与えられた役割をワクワクと楽しみながら懸命に生きる人生でありたいものです。

そのためにも、まずは他者ではなく自分自身を愛すること、というメッセージを映画からは受け取ります。
映画の後半、海響監督は小笠原の青い海へ向かいます。
今、この時代に、海の中の生物、クジラやイルカが私達に何かを伝えようと懸命になっているように感じました。
クリスタルボウルの音は全身に穏やかに響き、眠気も誘いますが、ご興味の有る方は是非HPをご覧ください。

当日いただいたチラシより 
さまざまなクリスタルボウルを演奏する海響さん

私の笛の師匠はMark Akixaさんですが、久しぶりにガイネさんの生の笛の音を聴きました。
ガイネさんの表現する音楽には、大自然やガイネさんのこれまでの旅路が感じられ、何度聴いても心癒されます。
フルート、ライアー、太鼓、全て手作り、素敵な生き方ですね。
今回はクジラの声を聴いて作られたというクジラチューンのライアーの音色も聴くことができました。とてもやさしい音階です。
私もいつかガイネさんに笛を作っていただきたいと思い、ターコイズの原石を一粒、あたためています♪

この青緑色のターコイズは、以前Mesa Collectionの ぬくみちほさんから購入。
ぬくみさんは「ナバホの大地へ」の著者でもあり、ネイティブアメリカンの文化や石に大変詳しく、またターコイズがとても似合う女性です。
私にとって石はお守り。
祈りと希望を込めて一粒をしっかり手のひらで温めるととても心が落ち着き、なにかを問いかけたりメッセージをもらったりもします。不思議ですね。

山に陽が落ち、藤野に暮らしている友人に声をかけ夕食時間を共に過ごしました。
フルート仲間の友人は東京から藤野に移住、この町に生涯住み続けたいと話してくれました。
仕事に通い、笛を吹き、畑を耕しています。とても彼女らしい選択です。
友人を見送った後は、テントの間をくぐり抜けお庭を散策。
それ以外はひたすら虫の音と藤野の空気を感じ、いつものように静かにヨーガと瞑想。
何もしない、持たないってよいですね。
翌日はバスでやまなみ温泉の露天風呂→カフェsyu散策→東京へ。

わたしは誰かと出掛けることも好きですが、気の向くままの一人旅も大好きです。
誰もが忙しい日々を懸命に生きています。
だからこそ時々は役割から離れ、自分のために休みましょう。
そして、皆さんの、私の毎日がワクワクとした自分らしい日々でありますように。

桜の季節と2022年母の誕生日

カテゴリー: 日常

三寒四温を繰り返しながら、いよいよ今年も春がやってきました。
花や鳥、大地が動いている気配を感じます。
3月から今日までのお花便りと私の日常をお届けします。

3月、優しい色の河津桜は一足早い春を知らせてくれました。
「あ〜春だ〜〜」「青い空と桜だ〜」「背伸びしよう〜」

全国各地の友人から届く桜便り。
郷里静岡の幼馴染からは、咲き始めたソメイヨシノ、夏みかん、枇杷、駿河湾と伊豆半。
故郷の淡いグラデーションは心をほっとさせてくれます。

4月に入り東京隅田川沿いのお散歩コースもあっという間に桜満開。
きらきらした川面に屋形船、クルーザー、様々な船が行き交っています。

そして、今日は母に非日常の桜をプレゼントしようとこっそり調査の上ハンドルを握り北上。新富士駅から目指すは朝霧高原。
父とよく訪れた思い出のレストランで食事後にサプライズの富士宮市「狩宿の下馬桜」へ。
樹齢800年の山桜と一面の菜の花、潤井川の湧き水のせせらぎ、鳥のさえずり、超特大富士山。
春爛漫の景色は、私から母へのバースデープレゼントです。
満開の一歩手前、ナイスタイミングでした。

「いつのまにかこんな年齢になっちゃったわ〜」
杖をつきながら笑顔の母。

それから海沿いの街に帰宅後は、心優しき知人が採れたて山菜(タラの芽、ハナイカダ、アシタバ)を届けてくれました。早速感謝し極上の天ぷらに。
健康的で明るいお祝いに大喜びです。

東京と静岡。私の日常は複数の仕事を抱え常に頭はフル回転、体力気力神経を使う日々ですが、家族や友人、いつもお世話になっている人、もっと広き人々への思い、感謝を大切にしたい、そして思ったことは行動に移す。いつも心がけていることです。

母へのバースデーカードにはイラストもサクサクと添えました。
かなりお恥ずかしいですがちょっと公開。

今回の帰省では、友人のおかげで通信ができなかった母のスマホを開通することにも成功。
翌日は、紅いバラとたくさんの甘いトマトを届けてくれた義妹の笑顔に和み。
苺のたっぷり乗ったバースデーケーキと桜えびや生しらすまぐろなどのお寿司を届けてくれた弟と蝋燭の火を一息で消す母を囲み。
義姉や孫たちから届く電話の声。忙しい高校教諭の兄は事前に来訪しお祝い。

太陽のような月のような大きな母へ。
いつまでも元気でいてください。そしていつもありがとう。

豊かな高齢期とは…?
きっと豊かさとは一人ひとり異なることと思いますが、母の姿を見ていて学びます。
どんな時も家族を想い大切にする、母が与えたことは母に帰ってきますね。

誰もが自分の豊かさを探す旅人です。
元気な60代、70代、80代を目指して今日からまたがんばりましょう。

2年ぶりの出張

カテゴリー: 日常

コートに身を包み青いマフラーを巻き、早朝まだ人通りの少ない街を抜け西に向かうのぞみ号に乗車。
豪雪の為、新大阪着には62分遅れとのアナウンスが流れました。

我が故郷、静岡は快晴なり、富士川橋と雪化粧の富士山です。
どの角度から観ても雄大な青と白の山は美しく飽きません。

名古屋手間からはノロノロ運転に、窓の外は雪。

名古屋から京都へ向かう車窓は一面の銀世界となり、わ〜〜わ〜〜とますます目が離せず。
新幹線の座席足元からはゴツゴツと雪の音が。
今どの辺りを走っているのかとGoogl Mapsにて確認を繰り返します。
列車は安全を確認するかのようにゆっくり走っています。

京都に近づき再び明るい陽射しが降り注いできました。
予定通り62分遅れにて無事に新大阪駅に到着。
楽しみに購入していた2冊の本は全く読めず、首が痛くなった2年ぶりの出張でした。

出張の目的であった業務は無事に終了し、夕刻再び東に向かうのぞみ号に乗り込みました。
雪国での生活は想像もつかない大変さがあることと思いますが、白い雪は何故か心を踊らせたり落ち着かせたりするものですね。
それにしても、早くオミクロンが消えてゆっくりと旅をしたいです。
寒さに感染、津波に地震といろいろありますが、春は確実に近づいています。
もう少し頑張りましょう!
以上 2年ぶりの出張報告でした。

2021年 秋のココペリ祭り

カテゴリー: 日常

2021年11月14日(日)ココペリ祭りが開催されました。
昨年に引き続きZoomによるオンライン発表会。
私はセドナのアンテロ−プキャニオンの洞窟の中で木の笛、ネイティブ・アメリカンフルートを奏でました。
Zoom背景には友人が現地で撮影した写真を設定。配信はNOAスタジオから。

今年、私が選んだ曲はMark先生作曲、「Flower Bird Wind Moon/花鳥風月」 
毎年発表会では、自分には難しい!と思う曲を選び、本番当日まで変化していく自分を確認しながら練習を重ねます。
完全なる無伴奏(緊張度が高い!)、ツインフルートとソロフルートの2本使い、昨年よりもステップアップした奏法を意識してチャレンジしましたが、 いやいや やはり難曲でした…。

しかも、4月から右手の腱鞘炎を発症してしまった私。
発表会はあきらめようかと思い悩んだものの、入浴中歌う、口笛を吹くで暗譜。1回の練習は短時間で。
呼吸法は楽器を吹かなくても毎日実施、自宅オンラインや通いでヨーガや瞑想も継続、と例年とは異なる工夫もしました。
10代の頃から人生のピンチを救ってくれた音楽。
今だからこそ、吹こう!100%は求めないでいい!仕事も暮らしも忙しいからこそ心の詩を唄おう! それが2021年の私でした。
目標があるか否かは大きいですよね。

5分間の演奏を終えたこの瞬間は、幸せな気持ちで心が満たされます。
コロナ禍となり生活は一変。外出を控え、人との交流や活動が低下した約2年間。
自宅近くの川岸で過ごすことが多かった私は、
それぞれに咲く花に
大空を自由に飛ぶ鳥達に
季節を知らせてくれる風に
暗闇だからこそ輝くお月さまに
まさしくFlower Bird Wind Moonに助けられ癒やされてきました。
そして離れてもつながっている人達の存在にも励まされ想いをのせた5分間でした。

発表会の最後はMark先生からのご指名によりココペリ倶楽部の先輩と、kawakawa(川&川)コンビを組み、「The Rose」という大好きな曲をMark先生のアレンジで演奏しました。
アンサンブルはリラックス&ハーモニーを楽しめていいですね~。

さて、発表会は出演者の個性的な衣装も楽しめます。
今年、曲にあわせ選んだのはHOUSE OF LOTUSの赤いワンピース。
肩に巻いているのは、昔々、自由が丘の岩立広子さんショップで買い求め手作りしたアジアの布のスカート。
耳につけているのは、昔々、銀座の小さなアクセサリー屋さん「Necles necles(ネックレスネックレス)」で手作りしたアンティークイアリング。
毎年アクセサリーを作ってくれるお洒落な友人Mさんに相談したところ、白い羽根を加え美しくリフォームしてくれました。(嬉しい♥ありがとう♥)

全て持っているもの活用で整え、演奏以外もオリジナルを楽しめた発表会。
パソコンなどの環境設定や機材の購入、録画は詳しい友人が担当してくれて感謝です。ありがとう!

左右アンバランスなイアリング♪
新たに加えた白い羽根と小さな羽根は友人Aさんからのいただきもの♪

出演者は岩手や長野からなど遠方からも参加。
練習されていることがよくわかり、それぞれの音色やアレンジに癒やされ刺激を受けました。(拍手)
発表会に出ることができなかった横浜の友人も、チャットの書き込みや顔出しであたたかく応援してくれ感激です。

The Rose(Amanda Mcbroom作詞作曲)も、Flower Bird Wind Moon(アルバム:Elk Dreamer/Marak Akixa)も、とても素敵な曲ですので、皆さんも機会があったら演奏してみてください。^^

音楽は一瞬にして私達を違う世界に運んでくれる不思議なパワーを持っています。
私の夢は“笛吹きyuriばあちゃん”。
齢を重ね小さくなったとき、笛を握らせたら瞳が輝き、アメイジング・グレイスに心を乗せ、ネイティブアメリカンが歩いた涙の道を、自分が旅してきた人生の道を、回想しながら見事な呼吸で吹いちゃう。そんなおばあちゃんになること!

恩師Mark先生、聴講いただいた皆様、応援してくれた友人、家族、私につながるすべてのものへ
心よりありがとうございました。

数日後、故郷の夕暮れです。
お~い~
お~い~ 叫びたくなる空です。

コロナ禍で、誰にも失ったことと得られたことがありました。
愛と哀があり 光と影がありました。
何か変わりましたか?何か気づきましたか?
私たちはいつの時代も大きな空と大地に守られています。
広い空を見上げ、繰り返す波の音を聴き、やさしい月の光を浴びる
息を大切にし 生きるを感じ 人を想い
焦らず奢らずコツコツと、自分が大切だと思うことを積み重ねていく。
100%でなくてもまあまあで続けていく。
そんな暮らしに感謝し、これからもつなげていきたいと思います。

芸術の秋 心の秋

カテゴリー: 日常

先日、故郷で暮らす幼馴染から1枚の写真が届きました。
「わーーなになにー素敵!」 思わず叫んでしまった私。
彼女がコツコツと学びながら描いた「己書」というものだそうです。
真観 清浄観 広大智慧観 悲観 慈観 と筆で書かれています。

子供や家族の応援、顧客に対面する金融の仕事で大忙しの彼女は、自分の趣味の時間、ましてや創作の時間などはなかなかとれず懸命に走ってきた人生だったと思います。
でも、この慈愛に満ちた絵に、ひとつひとつの文字に、彼女の今が現れていて感動しました。
もしかすると、コロナによって生まれた? 自分を見つめる時間だったのかもしれません。
小学生時代からなんでも話してきた仲良しの彼女は、すでに二人の可愛い孫がいて、海と山に囲まれた町で、4世代家族と暮らしています。
郷里で自分らしい生き方を選択して生きています。
緊急事態宣言が開けたら本物を観に行ってきます。

私自身の芸術は?・・・
今年も音楽の練習に励む日々ですが、森の美術館が恋しくなる季節です。(涙)
残念ながら遠くには出掛けられないのですが、近くで大好きな藤城清治さん(97歳) の影絵の個展があり、銀座教文館に足を運びました。

97歳での制作活動。何故こんなに夢のある世界が描けるのか、本当に素晴らしいですね。
この日、最も心に留まった影絵がこちら。作品のタイトルは「つり橋はぼくのハープ」

1998年に制作し、上皇后陛下美智子様に献上した作品とのことです。
数ある作品の中では色彩もデザインも、とてもシンプル。
このグレーのような白のようなシルバーのような色、光がとてもとても美しく、吸い込まれました。

「海の中のピアノ」。ピアノと小人と魚とチェロが、どんな音を奏でているのでしょうか。

私の父は、藤城清治さんの作品を大層好み、実家には今でも3枚の影絵が飾られています。
その作品は、きっと家族の気持ちを和ませてくれていたことでしょう。
父の心の中にも光や音楽が奏でられ、小人や動物が遊んでいたのかもしれませんね。
私は当時は可愛らしい絵にあまり惹かれなかったのですが、齢を重ねるに連れ好むようになりました。
最も好きな作品は、ラクダに乗った男女が砂漠をゆく静かな影絵です。
藤代清治さんの影絵を見るたびに、自然と父との会話を思い出します。
音楽や美術、文学など、芸術は人のこころに残りますね。

夏から秋へ季節が移ろいます。 
与えられた時間で何を選び、何をするかは自分次第。
皆さん、自分の好きなことを楽しみましょうね。

大手町の自衛隊東京大規模接種センターへゆく

カテゴリー: 日常

暑い夏、コロナ感染拡大が止まらない日本。医療者の負担増。

6月末より大手町の自衛隊大規模接種センターへ、ワクチン接種のお手伝いに足を運んでいます。
ワクチンの打ち手不足といった状況下での思い切った志願。
久しぶりのナース業務の為どきどきでしたが、5月GW中に東京都看護協会で筋肉注射の実技研修を受講し学びました。
自分自身の接種は6月20日に終了。
何かをしようと決めると不思議と自分に必要な情報、機会がポンポンと現れます。

よし、大丈夫、いけそうだ!13年の臨床経験が背中を押してくれました。
通常の本業を大切にしながらの働き方を描き、企業、場所を選択。
センターまでのルートも下見。そして、いざ足を運んでみると・・・
自衛隊の皆様のオペレーションの素晴らしさに感動しました。

ワクチンを受けに来る人も、ワクチンを打つ医療者、事務の方々も、皆安全安心に配慮しながらセンター全体はとても前向きな空気。
スピードが求められる大規模センターですが、来場者には不安を与えないよう最善の注意を払っています。
次第に慣れてきた私は、とても不安そうな表情で訪れた方、緊張している方には、ちょっとした声がけを。
緊張感がふっと和らぐのがわかります。

有事の時には役立てる人でありたい。
これまで阪神、東北の震災にも現地に入りました。
あの頃のようにバリバリナースではなくなりちょっと寂しくもありますが、ナースのライセンスをとってよかった~。
私自身の原点を思い出しこれまで受けられた教育、経験に感謝する日々です。
そして自衛隊、多くの医療者、ご来場者の皆様から毎回学びを得ています。
どんな時も今できることにベストを尽くすのみです。
ひとりひとりの力、行動が大河の一滴だと信じています。

自衛隊の皆様、医療者の皆様本当にありがとうございます。お疲れ様です。

さて、久しぶりの真っ白なユニホーム。
最近はワンピースよりもスクラブが主流とのことで私も初スクラブを選び購入しました。
昔よりもコロコロと丸くなった私ですが、どんな衣を買うときよりも嬉しかったことが驚きでした。
白衣は私の原点、ナースを志した始まりのときのユニホームです。

2021年盛夏 皆様どうぞご自愛ください。
一日も早く新型コロナウイルス感染症が終息し、穏やかな日常が戻ることを願っています。  

季節のお花と心身の変化

カテゴリー: 日常

母が部屋に植物をさり気なく飾る様子を見て育ったためか、植物のある風景が日常です。
花屋に行くことは特別なことではなく、いつも私の部屋にはガラスの花瓶に一輪の花や緑があります。
5月は芍薬の蕾を一輪、固く大きな蕾が少しずつ開いていく変化に小躍りしました。

大きな芍薬が開くまで、毎朝夕、そっと息をふきかけます。

6月、空気が変わる季節は父の命日です。写真を1枚取り出し、机の上に。
青い紫陽花を添え、父もにこにこしています。

父の好きなブルーの紫陽花と3兄弟。

この春、思わぬことから体調を崩すという体験をしました。
仕事は変わらず行っていましたが、普段楽しく食していた玄米、新鮮お野菜、お肉やお魚、おやつなどの食事が摂れず様々な能力が低下。何よりも気持ちが元気になりません。
周囲からは「いつもの川上さんのオーラが消えた~。どうしたの~?」と。
いやいや、本当に力が入りません。
改めて痛みがないこと、食すこと、動くこと、あたりまえの大切さを痛感です。
何よりも食べる楽しみがないと人生の楽しみは半減しますね。

高齢期にはこういった不調不便不安を抱えることがますます増えるわけです。
今回の疾病体験からくる辛さは、私にとって、人の痛みを感じる良い体験ともなりました。
生老病死、大切な人との別れ、人は長く生きるほどに様々なことに遭遇します。

体調を崩して発見したことがありました。
今こそ普段行っている音楽や植物のパワーや瞑想が必要だと言うときに、やる気が起きない。
笑うことも少なくなる。特にいつも聴いている音楽が耳に入らなくなる。
音楽はいつでも何でも聞ける時代になりましたが、心や体が弱くなったときに、自分が求めるもの不要なものがはっきりしたのかもしれません。(元気なときのように何でも受け止められない?)

私は今回、インドのエスラジという弓楽器の音に毎晩癒やされ回復していきました。
ヨーガで長年お世話になっている赤根彰子先生のご主人、向後隆さんがそのインド音楽を作りエスラジを演奏し発信されています。
普段はあまり耳にすることがなかったのでとっても不思議です。
夜休む前にその、河が流れるような独特の音階とリズムと弓の音に癒やされました。
東京オペラシティ近江楽堂で行われたインディアンフルートの恩師アークアキクサさんの生演奏の響きも、いつもよりも心に沁み渡りました。もしかすると楽器だけではなく、即興演奏、その人の心がつくる音楽に惹かれたのかもしれません。

そして、私自身は、やっぱり悲しみを抱えた人に寄り添える人でありたいと思うのです。
体調を崩しても人には治癒力があります。病には治療があります。
多くの人の闘病や生きる強さには日々頭が下がる思いですが、時には強くない自分自身を受け認めながら、私もがんばります!

今回の病体験中、看護師の友人が送ってくれた「スープストック」は、食物が咀嚼できない私にとって、涙が出るほど嬉しいものでした。
寄り添って話を聴いてくれいつもと変わらない友人、家族にも感謝です。ありがとうございました。
またもとの自分が戻ってきたのがわかります。体験を活かします!

おしまいに開いた本の中からネイティブ・アメリカンの言葉をふたつお届けします。

“偶然に出会うことには 深い意味が存在している“

“笑うと 自分のこころとからだがよろこぶ”

皆さん、オリンピックも近づき感染拡大をなんとか食い止めたい日々ですが、力を合わせて頑張りましょう。

第1回「Flute Lodge」

カテゴリー: 日常

毎月レッスンに通っているMark Akixaさん主催、初の「Flute Lodge」が開催され、全国のインディアンフルート愛好家がオンラインでの演奏にチャレンジしました。
今回のイベントはMarkさん(ココペリ倶楽部)の生徒に限らず、どなたでもインディアンフルートが吹ければ参加可能。
長崎から秋田まで様々な方がソロやアンサンブルで楽しく演奏しました。

私は「Open Arms」という大好きな曲を選びチャレンジ。
気持ちがふさぎがちになるコロナ禍ですが、希望を感じるこの曲を練習するときは、いつも気持ちが明るくなりほっとしました。音楽ってやっぱりいいですよね。
当日の演奏は毎回ドキドキですが、吹いてみたかった曲にチャレンジでき、今回も嬉しい時間でした。

そして、今回は全国から参加した演奏者の皆さんの様子から、音楽の楽しみ方は皆それぞれであることをあらためて感じ、これまでとは異なる楽しみや刺激も得ることに。
特にゲストのヨーコ・カンタル−ナさんの演奏にはこちらの体も動いてびっくり!
メッセージ性の強い笛、唄、太鼓、ホピ族のリズム。
Mark先生とは異なった音楽性。その人らしさ、個性って不思議で素敵ですね。

様々な愛好家の演奏を視聴したことにより、私はMark先生の生徒なんだ~ということを自覚した時間でもありました。講師のスピリットはじわじわ~と生徒に伝わるものですよね。
Markさん、皆様、そしてフルートの精霊さん、ありがとうございました。

次回「Flute Lodge 2021 Summer」は7月11日開催予定とのこと。
ネイティブ・アメリカン(インディアン)フルートご興味ご関心のある方は、是非視聴してみてくださいね。
https://ameblo.jp/markakixa/entry-12671097704.html

私は11月14日(日)のココペリ倶楽部発表会(オンライン)にむけて練習に励みます。
またステージで演奏できる日が早く来ることを祈りつつも、今できる方法で自分を積み重ねます。

今年も季節行事

カテゴリー: 日常

例年の確定申告の季節となり、無事に令和2年の青色確定申告が終了し、昨日担当税理士の先生より「決算報告書ファイル」一式が届きました。「あ~今年も無事に終わった~」

令和2年は誰もが予想しなかった新型コロナの影響により、個人事業主の業務には大きな影響がありましたが、決算報告書を手にした時、不安を乗り越え無事に新しい春を迎えることができたことに改めて感謝しました。

私が個人で立つなど、全く考えていなかった人生ですが、その上このようなピンチに遭遇しこれから生きていけるのか~わたし大丈夫か~と揺れた一年でした。
閉店失業、生活困窮など多くの方々が不安を抱えお困りになったことと思います。

本年もお仕事のご依頼をいただきました皆様、応援いただきました皆様、給付金申請の際にご指導いただきました税理士の先生、家族、友人、皆心からありがとうございました。

人生におこる良いこと悪いこと、全て受け入れていく覚悟と勇気、それでも上を向いて歩き続けることが大事だと強く感じた一年。
そしてシンプルな生活の中で、自分にとって欠かせないものが何かを実感した一年。

誰もが抱えた不安や緊張を少し緩めて、自分に声をかけ、褒め、癒やしてあげてほしいと感じます。
深呼吸しましょう。花や空を見上げましょう。

夕暮れの散歩道、一面の桜とお月さまからは「大丈夫、大丈夫。一人じゃないよ。」という声が歩く度に聴こえてきます。

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