秋風がそよぎ蝉の声が虫の音に変わり、すっかり秋の気配です。
みなさんこんにちは、お元気にお過ごしでしょうか。
今日は私の大好きな安曇野の“ホリスティックリトリート穂高養生園”から秋のご挨拶をお届けします。
4月から早半年が経ち、今年も「結人」では人と人の心を結ぶことを大切に、こつこつと活動してまいりました。
この春は公的機関の方から「職員の研修に介護を取り入れたい」とのご相談をいただき、「介護と仕事の両立支援」をテーマとした研修の講師を勤めさせていただいています。
「働く人が介護を前向きに考えることって可能なのでしょうか?」
本当にそうですね。子育てとは異なり介護の先にあるものはお別れ、明るく前向きには考えにくいテーマです。
それでも、実際に様々な両立が実現され始めています。
私も時に戸惑い、時に迷いながら長いトンネルを歩いてきましたが、介護を続けながら自分自身も成長できたことや、親を支えながら共に喜びと哀しみを共有することができたことなど、多くの素晴らしい“贈り物”をいただいたと思っています。
介護の大切なコツは“備える”こと。
少しでも、多くの皆様が、親や家族を支えることを前向きに考え、備えることができますように。
この秋からも企業など支える人への支援が続きますが、そんな願いを込めながら働く人の目線でお伝えさせていただければと思っております。
UR都市機構ウェルフェア推進事業部/ウェルフェエア研究室、三井不動産S&E研究所/ケアデザイン室でも、超高齢社会の中で刻々と変化する住まい、顧客のニーズ、人材育成等に関する業務に関わらせていただき学び、発見の多い日々です。皆様には、心から感謝御礼申し上げます。
それから春からの結人業務で忘れてはならないのは「川上由里子のやさしいケアガイド」改訂作業!2015年介護保険改正にあわせての改定版を増刷しました!
お陰様で心をこめてまとめたケアガイドは、多くの皆様にご活用いただいております。
ご協力いただいたケア専門職やデザイナーの皆様、ありがとうございました。
その他、企業の皆様や出版や編集会社など、ご依頼ご相談くださった皆様に心より感謝御礼申し上げます。
皆さんはこの夏、どんな体験をしましたか?
私は毎年、ささやかでも心のままに動きます。
今年、穂高養生園のワークショップではYURAIのエマさんという素敵な女性、ファミリーに出逢うことができました。
エマさんYURAIさんの愛と哀の音楽に魅され、地球の生命に意識を向けることの大切さをメッセージとしていただきました。
頭で考える仕事が多い今の私には、音楽もフラも、レイを編むことも、エマさんの言葉もかけがえのない贈り物。
出会えた方々もとてもピュアでなにか懐かしい刺激をいただきました。
昔から感じていることに巡りあったような感覚です。
誰かと誰かが結びついて目に見えない力で影響し合いながらつながっていく。素敵なことですね。
私も、今この時の風を感じながら自分を深めていけたらと思います。
いつも結人をご覧になってくださっている皆様、そして私の家族や友人、ありがとうございます。
秋からも一歩、一歩、人生の旅路を歩いてまいりましょう。
引き続き希望の“結人”をどうぞ宜しくお願いいたします。