ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

桜の季節と2022年母の誕生日

カテゴリー: 日常

三寒四温を繰り返しながら、いよいよ今年も春がやってきました。
花や鳥、大地が動いている気配を感じます。
3月から今日までのお花便りと私の日常をお届けします。

3月、優しい色の河津桜は一足早い春を知らせてくれました。
「あ〜春だ〜〜」「青い空と桜だ〜」「背伸びしよう〜」

全国各地の友人から届く桜便り。
郷里静岡の幼馴染からは、咲き始めたソメイヨシノ、夏みかん、枇杷、駿河湾と伊豆半。
故郷の淡いグラデーションは心をほっとさせてくれます。

4月に入り東京隅田川沿いのお散歩コースもあっという間に桜満開。
きらきらした川面に屋形船、クルーザー、様々な船が行き交っています。

そして、今日は母に非日常の桜をプレゼントしようとこっそり調査の上ハンドルを握り北上。新富士駅から目指すは朝霧高原。
父とよく訪れた思い出のレストランで食事後にサプライズの富士宮市「狩宿の下馬桜」へ。
樹齢800年の山桜と一面の菜の花、潤井川の湧き水のせせらぎ、鳥のさえずり、超特大富士山。
春爛漫の景色は、私から母へのバースデープレゼントです。
満開の一歩手前、ナイスタイミングでした。

「いつのまにかこんな年齢になっちゃったわ〜」
杖をつきながら笑顔の母。

それから海沿いの街に帰宅後は、心優しき知人が採れたて山菜(タラの芽、ハナイカダ、アシタバ)を届けてくれました。早速感謝し極上の天ぷらに。
健康的で明るいお祝いに大喜びです。

東京と静岡。私の日常は複数の仕事を抱え常に頭はフル回転、体力気力神経を使う日々ですが、家族や友人、いつもお世話になっている人、もっと広き人々への思い、感謝を大切にしたい、そして思ったことは行動に移す。いつも心がけていることです。

母へのバースデーカードにはイラストもサクサクと添えました。
かなりお恥ずかしいですがちょっと公開。

今回の帰省では、友人のおかげで通信ができなかった母のスマホを開通することにも成功。
翌日は、紅いバラとたくさんの甘いトマトを届けてくれた義妹の笑顔に和み。
苺のたっぷり乗ったバースデーケーキと桜えびや生しらすまぐろなどのお寿司を届けてくれた弟と蝋燭の火を一息で消す母を囲み。
義姉や孫たちから届く電話の声。忙しい高校教諭の兄は事前に来訪しお祝い。

太陽のような月のような大きな母へ。
いつまでも元気でいてください。そしていつもありがとう。

豊かな高齢期とは…?
きっと豊かさとは一人ひとり異なることと思いますが、母の姿を見ていて学びます。
どんな時も家族を想い大切にする、母が与えたことは母に帰ってきますね。

誰もが自分の豊かさを探す旅人です。
元気な60代、70代、80代を目指して今日からまたがんばりましょう。

2年ぶりの出張

カテゴリー: 日常

コートに身を包み青いマフラーを巻き、早朝まだ人通りの少ない街を抜け西に向かうのぞみ号に乗車。
豪雪の為、新大阪着には62分遅れとのアナウンスが流れました。

我が故郷、静岡は快晴なり、富士川橋と雪化粧の富士山です。
どの角度から観ても雄大な青と白の山は美しく飽きません。

名古屋手間からはノロノロ運転に、窓の外は雪。

名古屋から京都へ向かう車窓は一面の銀世界となり、わ〜〜わ〜〜とますます目が離せず。
新幹線の座席足元からはゴツゴツと雪の音が。
今どの辺りを走っているのかとGoogl Mapsにて確認を繰り返します。
列車は安全を確認するかのようにゆっくり走っています。

京都に近づき再び明るい陽射しが降り注いできました。
予定通り62分遅れにて無事に新大阪駅に到着。
楽しみに購入していた2冊の本は全く読めず、首が痛くなった2年ぶりの出張でした。

出張の目的であった業務は無事に終了し、夕刻再び東に向かうのぞみ号に乗り込みました。
雪国での生活は想像もつかない大変さがあることと思いますが、白い雪は何故か心を踊らせたり落ち着かせたりするものですね。
それにしても、早くオミクロンが消えてゆっくりと旅をしたいです。
寒さに感染、津波に地震といろいろありますが、春は確実に近づいています。
もう少し頑張りましょう!
以上 2年ぶりの出張報告でした。

2021年 秋のココペリ祭り

カテゴリー: 日常

2021年11月14日(日)ココペリ祭りが開催されました。
昨年に引き続きZoomによるオンライン発表会。
私はセドナのアンテロ−プキャニオンの洞窟の中で木の笛、ネイティブ・アメリカンフルートを奏でました。
Zoom背景には友人が現地で撮影した写真を設定。配信はNOAスタジオから。

今年、私が選んだ曲はMark先生作曲、「Flower Bird Wind Moon/花鳥風月」 
毎年発表会では、自分には難しい!と思う曲を選び、本番当日まで変化していく自分を確認しながら練習を重ねます。
完全なる無伴奏(緊張度が高い!)、ツインフルートとソロフルートの2本使い、昨年よりもステップアップした奏法を意識してチャレンジしましたが、 いやいや やはり難曲でした…。

しかも、4月から右手の腱鞘炎を発症してしまった私。
発表会はあきらめようかと思い悩んだものの、入浴中歌う、口笛を吹くで暗譜。1回の練習は短時間で。
呼吸法は楽器を吹かなくても毎日実施、自宅オンラインや通いでヨーガや瞑想も継続、と例年とは異なる工夫もしました。
10代の頃から人生のピンチを救ってくれた音楽。
今だからこそ、吹こう!100%は求めないでいい!仕事も暮らしも忙しいからこそ心の詩を唄おう! それが2021年の私でした。
目標があるか否かは大きいですよね。

5分間の演奏を終えたこの瞬間は、幸せな気持ちで心が満たされます。
コロナ禍となり生活は一変。外出を控え、人との交流や活動が低下した約2年間。
自宅近くの川岸で過ごすことが多かった私は、
それぞれに咲く花に
大空を自由に飛ぶ鳥達に
季節を知らせてくれる風に
暗闇だからこそ輝くお月さまに
まさしくFlower Bird Wind Moonに助けられ癒やされてきました。
そして離れてもつながっている人達の存在にも励まされ想いをのせた5分間でした。

発表会の最後はMark先生からのご指名によりココペリ倶楽部の先輩と、kawakawa(川&川)コンビを組み、「The Rose」という大好きな曲をMark先生のアレンジで演奏しました。
アンサンブルはリラックス&ハーモニーを楽しめていいですね~。

さて、発表会は出演者の個性的な衣装も楽しめます。
今年、曲にあわせ選んだのはHOUSE OF LOTUSの赤いワンピース。
肩に巻いているのは、昔々、自由が丘の岩立広子さんショップで買い求め手作りしたアジアの布のスカート。
耳につけているのは、昔々、銀座の小さなアクセサリー屋さん「Necles necles(ネックレスネックレス)」で手作りしたアンティークイアリング。
毎年アクセサリーを作ってくれるお洒落な友人Mさんに相談したところ、白い羽根を加え美しくリフォームしてくれました。(嬉しい♥ありがとう♥)

全て持っているもの活用で整え、演奏以外もオリジナルを楽しめた発表会。
パソコンなどの環境設定や機材の購入、録画は詳しい友人が担当してくれて感謝です。ありがとう!

左右アンバランスなイアリング♪
新たに加えた白い羽根と小さな羽根は友人Aさんからのいただきもの♪

出演者は岩手や長野からなど遠方からも参加。
練習されていることがよくわかり、それぞれの音色やアレンジに癒やされ刺激を受けました。(拍手)
発表会に出ることができなかった横浜の友人も、チャットの書き込みや顔出しであたたかく応援してくれ感激です。

The Rose(Amanda Mcbroom作詞作曲)も、Flower Bird Wind Moon(アルバム:Elk Dreamer/Marak Akixa)も、とても素敵な曲ですので、皆さんも機会があったら演奏してみてください。^^

音楽は一瞬にして私達を違う世界に運んでくれる不思議なパワーを持っています。
私の夢は“笛吹きyuriばあちゃん”。
齢を重ね小さくなったとき、笛を握らせたら瞳が輝き、アメイジング・グレイスに心を乗せ、ネイティブアメリカンが歩いた涙の道を、自分が旅してきた人生の道を、回想しながら見事な呼吸で吹いちゃう。そんなおばあちゃんになること!

恩師Mark先生、聴講いただいた皆様、応援してくれた友人、家族、私につながるすべてのものへ
心よりありがとうございました。

数日後、故郷の夕暮れです。
お~い~
お~い~ 叫びたくなる空です。

コロナ禍で、誰にも失ったことと得られたことがありました。
愛と哀があり 光と影がありました。
何か変わりましたか?何か気づきましたか?
私たちはいつの時代も大きな空と大地に守られています。
広い空を見上げ、繰り返す波の音を聴き、やさしい月の光を浴びる
息を大切にし 生きるを感じ 人を想い
焦らず奢らずコツコツと、自分が大切だと思うことを積み重ねていく。
100%でなくてもまあまあで続けていく。
そんな暮らしに感謝し、これからもつなげていきたいと思います。

芸術の秋 心の秋

カテゴリー: 日常

先日、故郷で暮らす幼馴染から1枚の写真が届きました。
「わーーなになにー素敵!」 思わず叫んでしまった私。
彼女がコツコツと学びながら描いた「己書」というものだそうです。
真観 清浄観 広大智慧観 悲観 慈観 と筆で書かれています。

子供や家族の応援、顧客に対面する金融の仕事で大忙しの彼女は、自分の趣味の時間、ましてや創作の時間などはなかなかとれず懸命に走ってきた人生だったと思います。
でも、この慈愛に満ちた絵に、ひとつひとつの文字に、彼女の今が現れていて感動しました。
もしかすると、コロナによって生まれた? 自分を見つめる時間だったのかもしれません。
小学生時代からなんでも話してきた仲良しの彼女は、すでに二人の可愛い孫がいて、海と山に囲まれた町で、4世代家族と暮らしています。
郷里で自分らしい生き方を選択して生きています。
緊急事態宣言が開けたら本物を観に行ってきます。

私自身の芸術は?・・・
今年も音楽の練習に励む日々ですが、森の美術館が恋しくなる季節です。(涙)
残念ながら遠くには出掛けられないのですが、近くで大好きな藤城清治さん(97歳) の影絵の個展があり、銀座教文館に足を運びました。

97歳での制作活動。何故こんなに夢のある世界が描けるのか、本当に素晴らしいですね。
この日、最も心に留まった影絵がこちら。作品のタイトルは「つり橋はぼくのハープ」

1998年に制作し、上皇后陛下美智子様に献上した作品とのことです。
数ある作品の中では色彩もデザインも、とてもシンプル。
このグレーのような白のようなシルバーのような色、光がとてもとても美しく、吸い込まれました。

「海の中のピアノ」。ピアノと小人と魚とチェロが、どんな音を奏でているのでしょうか。

私の父は、藤城清治さんの作品を大層好み、実家には今でも3枚の影絵が飾られています。
その作品は、きっと家族の気持ちを和ませてくれていたことでしょう。
父の心の中にも光や音楽が奏でられ、小人や動物が遊んでいたのかもしれませんね。
私は当時は可愛らしい絵にあまり惹かれなかったのですが、齢を重ねるに連れ好むようになりました。
最も好きな作品は、ラクダに乗った男女が砂漠をゆく静かな影絵です。
藤代清治さんの影絵を見るたびに、自然と父との会話を思い出します。
音楽や美術、文学など、芸術は人のこころに残りますね。

夏から秋へ季節が移ろいます。 
与えられた時間で何を選び、何をするかは自分次第。
皆さん、自分の好きなことを楽しみましょうね。

大手町の自衛隊東京大規模接種センターへゆく

カテゴリー: 日常

暑い夏、コロナ感染拡大が止まらない日本。医療者の負担増。

6月末より大手町の自衛隊大規模接種センターへ、ワクチン接種のお手伝いに足を運んでいます。
ワクチンの打ち手不足といった状況下での思い切った志願。
久しぶりのナース業務の為どきどきでしたが、5月GW中に東京都看護協会で筋肉注射の実技研修を受講し学びました。
自分自身の接種は6月20日に終了。
何かをしようと決めると不思議と自分に必要な情報、機会がポンポンと現れます。

よし、大丈夫、いけそうだ!13年の臨床経験が背中を押してくれました。
通常の本業を大切にしながらの働き方を描き、企業、場所を選択。
センターまでのルートも下見。そして、いざ足を運んでみると・・・
自衛隊の皆様のオペレーションの素晴らしさに感動しました。

ワクチンを受けに来る人も、ワクチンを打つ医療者、事務の方々も、皆安全安心に配慮しながらセンター全体はとても前向きな空気。
スピードが求められる大規模センターですが、来場者には不安を与えないよう最善の注意を払っています。
次第に慣れてきた私は、とても不安そうな表情で訪れた方、緊張している方には、ちょっとした声がけを。
緊張感がふっと和らぐのがわかります。

有事の時には役立てる人でありたい。
これまで阪神、東北の震災にも現地に入りました。
あの頃のようにバリバリナースではなくなりちょっと寂しくもありますが、ナースのライセンスをとってよかった~。
私自身の原点を思い出しこれまで受けられた教育、経験に感謝する日々です。
そして自衛隊、多くの医療者、ご来場者の皆様から毎回学びを得ています。
どんな時も今できることにベストを尽くすのみです。
ひとりひとりの力、行動が大河の一滴だと信じています。

自衛隊の皆様、医療者の皆様本当にありがとうございます。お疲れ様です。

さて、久しぶりの真っ白なユニホーム。
最近はワンピースよりもスクラブが主流とのことで私も初スクラブを選び購入しました。
昔よりもコロコロと丸くなった私ですが、どんな衣を買うときよりも嬉しかったことが驚きでした。
白衣は私の原点、ナースを志した始まりのときのユニホームです。

2021年盛夏 皆様どうぞご自愛ください。
一日も早く新型コロナウイルス感染症が終息し、穏やかな日常が戻ることを願っています。  

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