ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

いい香りと私の暮らし

カテゴリー: 日常

香りの良いものが好きなので、部屋ではいつもアロマオイルを焚いています。
鞄にはその日の気分に合わせて選んだ精油の小瓶をいれて、時折ハンカチに一滴垂らし、くんくんと鼻に近づけて嗅いでいます。

携帯しているババグーリの自然素材のハンカチと爽やかなレモンのオイル。
4月末、連休中に手作りしたアロマスプレー。もっとも手軽な乾式法の芳香浴

私とアロマテラピーとのおつきあいはかれこれ20年以上。

看護師として働く傍ら、西洋医学ではない植物療法について知ることが楽しく、趣味がこうじてアロマテラピーの資格(AEAJ日本アロマ環境協会/アロマテラピーアドバイザー)も取得しました。

アロマテラピー資格認定カード

以来、香りを楽しむことは勿論、ボランティア活動などに参加するなど長く親しんでいます。
情報に囲まれ聴覚や視覚に頼りがちな日々の生活の中で、臭覚、触覚を刺激し五感のバランスを調えてくれる、私自身の暮らしには欠かせないものです。
 

先日、テレビ放送で「天然アロマの香りを嗅ぐことで脳を若がえらせ認知症対策」と鳥取大学医学部保健学科の浦上克哉教授による認知症予防に効果のあるアロマテラピーに関する報道があると、その翌日、百貨店などのアロマテラピー店にはアロマオイルを求め多くの人々が殺到したそうです。認知症を楽しく予防する、誰にとっても共通の関心事となりました。

フランスやドイツではメディカルアロマテラピーが進んでいて治療にも使われていますが、日本では香りを楽しむホリスティックアロマテラピーが中心。
今回の認知症予防の効果が実証された研究は活気的だということです。

連休中、時折足を運んでいる東京都中央区銀座のアロマ店「florame(フローラム)」に母の日の贈りもの選びに立ち寄ると、認知症予防レシピのスプレーを無料で作れるキャンペーン中。
こんなところにも影響が。私も早速透明感のある親切な店員さんと一緒に作ってみました。

銀座駅のすぐ近くの「フローラム 銀座コア店」(03-3571-4833)
知識を持った店員さんから手軽にアロマテラピーの知識や情報を得ることができます。

認知症予防スプレーの材料

用意するものは精製水とスピリタスという96度のウォッカ、精油2種類×2とスプレー容器。
認知症予防に効果があると公表されたアロマは
【日中】集中力が高まるローズマリーと高揚感のあるレモンのブレンド。
【夜間】安眠効果のある真性ラベンダーとリラックス効果のオレンジのブレンド。
これらを一日2時間、昼と夜香りを嗅ぐことで、昼は活性化、夜は沈静化の刺激で脳の活性化が期待できるのだそうです。

店員さんとの会話を楽しみながら朝用と夜用が各5分程度で完成しました。
これからはスピリタスを酒屋さんで購入し自宅で作ろうと思います。

フローラムではこの脳を活性化し認知症予防に効果があるブレンドスプレーも、精油を購入した方にはその場で作ってもらえます。(瓶代は有料)
アロマテラピーの知識や経験がない方でも安心ですね。

完成品

完成品

ちなみに、私にとってこのローズマリーの香りは、13年前、ケアマネジャーの試験勉強中に記憶力や集中力アップ効果を期待して毎晩焚いていた思い出の香り。
小瓶のふたを開けると、懸命に勉強していた当時の暮らし、猫のタロウのいた暮らしを瞬時に思い出します。香りは記憶と結びついていますね。

2週間に一度、郷里に帰省する際には父の好きな甘いお菓子と共に、いい香りをよくお土産にします。この香りは来週帰省時に香り好きな母に手渡す予定です。

介護中は臭いによるストレスを感じる場面も多々あります。そんな時にアロマが役立ちます。
排泄介助の後にサッとスプレーを一吹き。
居室や廊下には火を使用しない安全なアロマディフューザーを焚いて。
足浴や手浴時にもアロマオイルを数滴。
1本の精油があれば様々な方法で楽しむことができ、介護する人もされる人も癒され爽やかな気持ちになります。

父のできることは減りました。
緊張や不安が強いのか、手をぎゅっと握りしめ触れられることを好まないことが増えてきましたが、ラベンダーや樹木のオイルでハンドマッサージができた晩にはぐっすりと休むことができ、その安眠リラックス効果に驚きます。
自分自身の疲労があるとなかなかマッサージなどの行為にいたらないのですが、あまり無理せずにできる方法で、香りと触れることと見つめること、私の心を届け続けようと思っています。

私の部屋で

【私の部屋で】
精油は植物、果実など10種類程度持っていて体調によって使いわけています。
特に好きな香りは樹木の香り とっても落ち着きます

静岡の両親の暮らしで

【静岡の両親の暮らしで】
母は介護スタッフが訪れる日には、ラベンダー&オレンジの
明るく受容的な気持ちにさせてくれる香りで迎えています。

以前、私のセミナーに足を運んでくださった“あさいマッサージ教育研究所”の浅井隆彦先生が「介護アロマテラピー入門」という書籍で介護度に応じたケアなどをわかりやすく紹介されています。
興味のある方はご参考になさってください。

皆様も植物の力で大切な人を、自分自身を、癒してくださいね。
※アロマテラピーや精油選びには知識が必要です。
 必ず専門スタッフにお尋ねし、安全に楽しんでください。

三月の風景

カテゴリー: 日常

皆さんお元気ですか?年度末、とっても忙しい季節ですね。
今日はちょっとひとやすみ、私の心にとまった三月の風景をお届けします。

富士山
3月8日、すっぽりと真白き富士の山
御殿場側から撮影、ご無沙汰している先輩が送ってくれました。
私の実家のある駿河湾側からは裾まで白い富士山は見られないので新鮮です。
まるでお嫁さんみたい。

花音が書いてくれた“結人”
この日は姪と甥の16歳のお誕生日。ケーキと歌でお祝いです。
上の写真の文字は姪の花音が書いてくれました。“結人”が元気に歩いています♪
いいね!明るい花音、ありがとう。花音の希望を未来につないでね。

梅の花
3月16日 近所にお散歩。
都会でもポツポツと咲く可憐な梅の花、ほのかに良い香りがします。
梅はごつごつとした枝ぶりも素敵ですよね。

浜離宮庭園の菜の花
マンションから徒歩30分、浜離宮庭園に咲く一面の菜の花。
春ですね。村野四郎さんの「花」という詩の一片を思い出しました。

花の中に町がある 黄金にかがやく宮殿がある
人がいく道があり 牧場がある
みんないいにおいの中で 愛のようにねむっている

東京ミッドタウンの桜
そして、徳光さんとのニッポン放送「いきいきセカンドライフ」生放送を終えた3月29日土曜日。
東京ミッドタウンのガーデンテラスSILINに入ると、なんと窓の外には一面に桜が咲いていました。
開花宣言があったばかりだったのに予想外に咲き誇っていた桜の花にびっくり、とっても素敵です。

東京ミッドタウンの桜
かつて職場があり、よくお散歩した東京ミッドタウンのお庭。
まだ咲いたばかりの夜桜からは元気さと優しさの両方が伝わってきました。

私も少女の頃から“強く優しい人間になりたい”と想い、努力、挑戦を重ねてきました。
振り返ってみると失敗や悲しみの糸と、成功や喜びの糸が折り重なっているようです。
どんなことがあってもあきらめない、人生の糸を織り誰かを包み込めるあたたかい布となるよう結んでいきます。

三人の姪、甥をみていると、活発だったけれど、泣き虫で繊細だった自分を思い出します。
多くの人との出逢いが自分を成長させてくれています。

春風そよぐ気持ちの良い夜でした。
街にも山にも、都会にも田舎にも、季節は巡り春が訪れます。
どんな時も花や月、空や風が近くにいてくれます。
春夏秋冬のある美しい国に生まれたことを幸せに思います。
春は希望と不安の入り混じった季節ですが、新しい爽やかな風を感じながら、また一歩一歩自分らしく歩いて行きましょう。

今年度お世話になりました皆様に心より感謝御礼申し上げます。
また来年度も小さいけれどぴりっとあたたかい“結人”&川上由里子を、宜しくお願いいたします。

雪の降った日

カテゴリー: 日常

2月8日土曜 ソチオリンピックが始まる中、外は吹雪でした。

窓の外

マンションの窓から見える外は雪と風。
ごーごー ごーごー 怒ったように荒れている風の音が聴こえます。

ポトフ

雨の日も雪の日も外で働く人達の安全を祈ります。
家の中であたたく過ごすために、ポトフを作りました。
お鍋にじゃがいも、玉ねぎ、ソーセージにたまご、椎茸、
ブーケガルニ、白ワインなどの具材をたくさん入れてコトコトコトコト。

その間にも私は休日仕事を進めます。
ひとつひとつの仕事は心をこめて丁寧に、聴き手や読み手側の立場に立って。
なかなか要領よくできないのが良いのか悪いのか…。とにかく私オリジナルの表現を頑張ります。

湯たんぽ

停電のニュース。もしも停電になったら…我が家では湯たんぽが頼りです。
お誕生祝いのマーガレットハウエルの湯たんぽは冬の必需品、いつも抱きかかえて休んでいます。
ゴム製の湯たんぽにお湯を注ぐ作業は、不思議なもので看護師時代を懐かしく思い起こさせます。
忙しく病棟を行ったり来たりしながら患者さんを温めたり、冷やしたり、温枕、氷嚢はケアに欠かせないものです。家庭にもあると便利ですね。

雪の風景

翌日の朝、関東地方は積雪20センチ。やっぱり銀世界になっていました。
でも、空は次第に青くなり始め、陽射しがあるとほっとしますね。
空を見上げ、呼吸をするのは私の毎日の習慣。

ゆきだるま3つ

マンションの近くでおにぎり大の雪だるまを3つ作り、都知事選に向かうと

誰かの雪だるま

晴海通り沿いの街路樹にも、同じような雪だるまが並んでいました。
私もひとつ作って横に並べてから選挙に向かいました。

子供の頃、雪が空から落ちてくると、温暖な地方に生まれ育った私は嬉しくて飛び回りました。
今、白い雪が降るとさまざまな思いが心の中に舞います。

雪の夜、親しい友人から久しぶりに電話をいただきました。
ご親族(県庁OB様)の方からのセミナーのご依頼です。
私にはソウルメイトと呼べるような強いつながりのある友人がいます。
20年にも及ぶ彼女とのお付き合いは、離れていても私に明るい元気と勇気をくれ驚きます。

その日の夜にはすっかり雪はやみ、窓の外には透明な空気が流れていました。

雪の日の夜

まだまだ寒さは続きそうですね。皆さん転倒や落雪にも気をつけて。
あたたかくしてお過ごしください。
明日は晴れるといいですね。

暖かい部屋から

今年のはじまり

カテゴリー: 日常

今年も元旦の夜明け前、暗闇の中、車のエンジンをかけ蒲原の浜(静岡市)に向かいました。
6時57分、今年最初の太陽への礼拝です。
繰り返す波の音だけを耳にしながら今年の朝が始まりました。
穏やかな陽射しが降り注いできます。私は太陽を礼拝しながら静かに瞑想します。

初日の出2014

弱い人、困っている人、心細い人、痛みのある人のために
そして、そうならないために
人の暮らしがその人らしく豊かであるために
真心が大切にされる社会であるために
私ができることをひとつでも増やし、深め、つなげていきたいと願っています。
変わらない太陽よ、海よ、空よ、強く優しく、私たちを見守っていてくださいね。

初日の出2014

帰宅して元旦の9時30分からは恒例の家族全員集合の新年会です。
だいぶ小さくなりましたが、父も揃って賑やかに自宅でのお正月を迎えられました。
感謝しながら、今年もはじまりはじまりです。

初日の出2014

両親を支えるサービス担当者会議

カテゴリー: ノウハウ, 日常

11月末、郷里の自宅ではケアマネジャーの呼びかけで「サービス担当者会議」が開かれました。父の歩行がいよいよ難しくなり、在宅での介護力もこれまで以上に必要となってきました。

この日はホームヘルパー介助による入浴に変わる方法の検討、新しく担当となる理学療法士へ期待すること、看護や医療の方向性の確認など、訪問介護士、訪問看護師、理学療法士、福祉用具サービス事業者、家族(母と私)が各々発言します。

この会議を経て、担当ケアマネジャーがケアプランの方向性を確認し、実際のプランを作成しサービスにつなぎます。

サービス担当者会議

16時、3つの事業所から5種類の医療や福祉の専門職が川上家に集合。
進行はケアマネジャーのIさんです。

母は今困っていることや毎日の様子を率直に伝えます。
家族は遠慮しないで希望や困り事を伝え、ささいなことでも質問することが大切です。
私からは家族を代表しこれからの過ごし方、延命治療に関する意思を伝えました。

父は医師、私は看護師、最期のステージの過ごし方は元気なうちから何度も話をしてきました。
食事が食べられなくなってきたら、痛みや苦痛がなく自然に穏やかに逝くことが希望です。
今の時間を家族で感謝し合える時間として過ごせることが願いです。
命を長くするために胃ろうや高度な医療は望みません。
そのことをしっかりとチームのみなさんに伝えます。

これから重要になる在宅での看取りの体制も確認し合いました。
これら、すべてのことを家族だけで考えるのはとても難しいことです。

サービス担当者会議

リビングで父と母を囲みながら検討が夜遅くまで続きました。

具体的な家具の配置や介護の仕方、新しく試してみましょうという「訪問入浴」のイメージをスタッフの皆さんが母に丁寧に伝えてくれます。
誰もが、母の「介護したい」気持ちを汲みながらも、頑張りすぎて倒れてしまわないようにと心を持ち寄ってくれているのが伝わってきます。

私は子供の頃、よく往診の風景をみて育ちましたが、介護保険制度が始まる前にはこんな形の在宅介護はありませんでした。新しい介護のかたちです。

皆さんに支えられ、母も私も感謝の気持ちでいっぱいです。
父は始終うとうとしていましたが、きっと同じ気持でしょう。

心あたたかいケアする皆様、頼りにしています。
これからますます難しくなる在宅介護。
平常心で望みたいけれど、介護者の体力気力など不安もいっぱいです。
どうか力を貸してくださいね。よろしくおねがいします。

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