ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

晩秋の茜色

カテゴリー: 日常

落ち葉

今日は良く晴れた秋の休日でした。マフラーを首に巻き、ショートブーツを履いて自宅マンション近く勝どきから月島、佃川沿いをお散歩しました。街には私の大好きな落ち葉だらけです。川面はきらきらと揺れながら輝いています。

9月、10月、11月とハードワークが続き乗り越えられるのか不安でしたが、周囲の皆様のおかげでひとつひとつ丁寧にご対応させていただくことができました。出張先での嬉しい出逢いも数々ありました。人に逢えるのは幸せなことですね。

茜色に染まった葉を1枚、また1枚と拾う度に あの人にありがとう、 この人にありがとう 、あの言葉にありがとう、 あの時間にありがとう、あの場所にありがとう ・・・拾い集めた葉はこんなにたくさんになりました。

拾った落ち葉

 

帰り道はもう夕暮れです。歩いていたら勝どき橋が点灯、夜の始まりです。右手にはかつてナースとして奮闘していた職場「聖路加レジデンス」遠く前方には東京タワー、振り向くとスカイツリー。大きな空にむかって話しかけます。

「お~い 明日も明後日も良い日になってね~」

勝どき橋

職員向け介護講演とワークショップ

カテゴリー: 活動報告

10月から日本橋、名古屋、大阪、大宮と企業向けの介護講演のご依頼にご対応させていただきました。ありがとうございました。

私の介護講演の後のワークショップでは主役は皆さんに移ります。
職員自身が“ワークライフバランス”介護と仕事の両立を自分のことに置き換えて考える時間です。

「バランスなんて想像できないです。」
「最初から職場の皆さんには報告し理解を求めました。そうするしかなかったです。」
「こんな制度があったなんて知りませんでした。」
「介護休業はどの時期にとったらよいのでしょうか?」
「これも介護ならばなるほど自分でもできることがありそうです。」

様々な意見が飛び交います。
各企業も組織で働き続けられる職場環境を模索しながら前向きに取り組まれています。

歓迎いただいた皆様に心より感謝御礼申し上げます。

ワークショップ

秋の雲

カテゴリー: 日常

秋の雲

郷里のお墓参りの帰り道、空を見上げました。
秋の夕暮れです。
この日は珍しく父もお墓参りにでかけることができました。
一緒に手を引いて歩きました。
父はほんの数十メートルですが坂道を私につかまり歩くことができ、父の頑張りに拍手喝采です。
お空のおばあちゃんやおじいちゃんがこの美しい雲をみせてくれたのかな?

雲や風や空や雨や花、
太陽や月や海や川には不思議な美しさがあります。
田舎ではそれらが近くにあります。
森羅万象が与えてくれる恵みにいつも感謝しています。

Aging in “DANCHI” UR高齢者フォーラム2012

カテゴリー: 思うこと

10月31日、霞ヶ関のイイノホールにて、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)の主催する「高齢者フォーラム2012」が開催されました。
テーマは「Aging in “DANCHI” ~パートナーシップによる高齢者サービスの展開~」。

Aging in "DANCHI" UR 高齢者フォーラム2012

私は今年4月よりUR都市機構住宅経営部のシニアアドバイザーとして業務に関わらせていただいています。

1950年以降、日本の住宅不足を解消するために建てられた良質な公団KOUDAN。
現在URの保有する団地は1700団地、76万戸にも及びますが、世帯主年齢が65歳以上の世帯が35.4%にも及び団地に暮らす人の高齢化が進行しています。

そこで、URの豊富な住宅と、民間事業者が展開する多様な高齢者向けサービスを組み合わせて、少子高齢化に対応した賃貸団地の環境を整えようと取り組みが始まっています。

フォーラムでは現在行われているその取り組みの一部が紹介されました。
● 千葉市稲毛区「グリーンプラザ園生(そんのう)」
● 社会福祉法人 生活クラブ / (株)生活科学運営との連携
  URの賃貸住宅団地立替で生じた敷地を民間に譲渡し、サービス付き高齢者向け住宅、
  介護事業所を整備。

生活クラブ風の村いなげ
(株)生活科学運営
UR千葉地支社Movingより

心地よい空間 日々のこと

カテゴリー: 日常

北欧の高齢者の居室

今回のセミナーでは(株)デアマイスター社代表取締役の佐藤文三様と(株)リハブインテリアズ社代表取締役の池田由里子様にご協力いただき1枚の写真をお借りいたしました。北欧の高齢者の居室の写真、私はこの風景がとても好きです。

人はお気に入りの椅子や空間があることでベッドから離床し、毎日が自然体のリハビリとなります。

以前、高齢なお父様へ椅子のプレゼントをご検討されている姉妹のご相談に対応させていただいたことがあります。(株)デアマイスターではマイスターファニチャーという寝たきりにならない生涯椅子を提案されています。北欧のデザイン、色も明るくあたたかく素敵です。ホームページも参考になりますのでご覧になってください。

理学療法士、インテリアコーディネーター、整理収納アドバイザーの池田由里子さんのご活躍も素敵です。


五感を大切にした暮らしは豊かな感性を磨きます。

せっかくこのようなセミナーをしましたので、私にとっての居心地の良さを考えてみました。

なんといっても私の好みは“天然素材”です。
小さな部屋ですが、気がつくといつのまにかテーブル、本棚、衣装ケースなどの家具は全て無垢の木材。(北欧、日本、インドネシアなど様々ですが)

お気に入りの無垢材テーブル

何にでも使うテーブルと椅子は青山のnoen無垢の木で作る家具の店で10年ほど前に作ってもらいました。
栃の木です。いつも呼吸していて気持ちがよいです。

カーテンやシーツなどのリネンも麻や綿の天然素材です。
ヨーガンレールとリベコを繰り返しお洗濯して使っています。
少し高額ですが肌触りがよく長く使っています。

部屋には音楽と読書と灯りがあります。
特に好きなのは詩集と物語です。最近はお仕事の本も沢山あります。

絵があります。
シャガールの緑の絵とバングラデシュで購入してきた赤いノクシカタの刺繍が飾ってあります。

寒い季節には好みの香りのアロマを焚きます。

すぐに散らかすので毎週土曜日の午前中はお掃除をしてマンションの部屋に風を通します。
そうすると心もすっきりします。

植物を飾ります。植物に水を上げます。

10代から側にある銀のフルートと大人になってから作ってもらった竹のケーナがあります。

玄米と新米と野菜があり、ル・クルーゼの鍋と友人のお父さんが作ってくれた8角形のまな板があります。
野菜をたくさん入れたスープは忙しい生活でも健康を作ってくれます。

私の部屋ではテレビなど電化製品は小さくなっています。

この空間で思考したり希望したり、笑ったり泣いたり、見つめたり整理したりしています。

この嗜好は私がおばあさんになっても変わらないでしょう。

 

皆さんの心地よい空間はどんな空間ですか?

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