ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

2022年 ココペリ祭り

カテゴリー: 日常

2022年11月13日(日)恒例のココペリ祭りが、3年ぶりにLIVE会場、リアルなステージで開催されました。
私にとっては7回目のネイティブ・アメリカンフルート発表会チャレンジです。
イチョウ葉が色づく比較的あたたかな秋の休日、会場は中目黒の駅から5分の楽屋さん。

LIVE会場/中目黒の楽屋さん

例年、秋は大忙しの季節ですが、さらにハードワークの中での発表会チャレンジでした。
2022ココペリ祭りまでの、まさかの道のりを少しご紹介します。

発表会7日前  スタジオにて最後のリハーサル ソロと4人の仲間のアンサンブル
発表会5日前  悪寒 咽頭痛
発表会4日前  夜38.5℃ 咽頭痛あり食事摂取不可
発表会3日前  早朝 36.9℃ 自宅にて抗原検査(鼻腔)実施 【陰性】内服開始
       10時 かかりつけ医 受診 医師による抗原検査(鼻腔)【陰性】
       喉の炎症が激しく 発表会欠席の可能性を覚悟する 
発表会2日前  12時 PCR検査実施クリニック受診 (唾液)
       19時 検査結果がメールで届く 【陰性】
       まだ会話困難だが食事摂取可能 食欲回復 この間仕事も継続
発表会1日前  休日 何故か急激に回復 これなら行ける!
       主催者への辞退の連絡は行なわず
発表会当日  頭、鼻、耳はもやもやしているけれど元気
       内服継続中なるも会場到着 ハイテンション♪

滅多に風邪をひかない私の、なんと発表会前熱発。
え〜なんで〜〜!!いやいや大変でした。
というわけで、今年は発表会に参加できるだけでも嬉しさ一杯の一日となったのです。
そんな私の2022年チャレンジ演奏を、皆さんあたたかい眼でご覧くださいね。

ソロ曲 「島人ぬ宝」
咳き込むこともなく無事に吹き終えた〜 よかった〜
4重奏 「タペストリー」

各々が仕事を抱えた社会人。
忙しい事情の中でなかなか合奏の練習ができなかったのですが、最後1ヶ月の皆の追い込みに感激しました!
「マークさんの曲、吹くならかっこよく楽しく吹きたい!」

毎年、発表会に向けその年の自分の目標を決めます。
今年は手の不調があっても無理なく練習を続け、発表会に参加すること。
HjghDという高音の笛にチャレンジすること。そして楽しむこと。
小さなLIVE会場での発表会でしたが、飲食が可能でしたのでいつもよりも会場と一体感が感じられました。
手拍子、掛け声、嬉しかった!ありがとうございました。
マーク先生、ココペリの仲間、そしていつも応援してくれるあたたかい家族、友人のおかげでこの目標はささやかながら達成されました。
ありがとうございました。

私が選んだ曲は、両親と私と3人でよく唄って踊った曲です。
父もきっと天国で喜んでくれていたことと思います。
回想し、想いを馳せる。
今年の意外な私への贈り物は、故郷の海から私に届いたメッセージ、私から故郷の海に届けたメッセージでした。
忘れていた海のきらきらした光景、素足に伝わる砂浜のあたたかさ、繰り返す波の音、友人や家族、私自身の素顔、笑顔が練習の度に浮かびました。

故郷の駿河湾と夕日

友人達の頑張りや音楽への想いもとても素晴らしく、私の心に響いた2022年ココペリ祭りでした。
そして、冒頭の私の状態を知っているのはココペリ仲間ではAちゃんのみですが、遠方のナース友人や医師もアドバイスしてくれました。
心配かけてごめんなさい!そしてありがとう!
会場でいただいたユンケル1本が効いたよ!

遠くにいる人、近くにいる人、私につながるすべてのものへ感謝をこめて、私はまたこのやさしい音色の笛を吹き、自分らしさを探します。

2022年 秋のご報告

カテゴリー: 活動報告, 日常

10月、静岡の友人から届いた夕暮れの美しい冠雪、富士山です。
実りの秋、食欲の秋、芸術の秋、ご無沙汰してしまいましたが、皆様お元気でしょうか。
今年は風の年とも言われているようで、様々なことが起こりますね。
なかなか気持ちも落ち着きませんが、健やかでありますように、明日が良い日になりますようにと日々お祈りしています。

9月、10月はセミナーが続きました。
9月はファイナンシャルプランナー講師と共に在宅介護と施設介護の比較をテーマにセミナー講師を務めさせていただきました。
ご依頼いただきました企業様に出向いてのオンラインセミナーです。
本年もあらためて介護(在宅・施設)の費用やケアプラン、介護の違い、仕事と介護を両立する上で働く人への影響、課題などを、学ばせていただきました。
寄せられる沢山のご質問もとてもリアルで参考になりますね。

9月、10月はUR都市機構、URコミュニティにて新任生活支援アドバイザー研修や認知症サポーター養成講座です。
職員の皆様もオンラインにすっかり慣れ、手際よく遠隔にいる皆さんに大切な情報を発信することができました。
一人でも多くの方が、人生の有限性を自分ごととして感じ、自分ができることを考えていただけたら嬉しいです。
共に活きられる社会の一歩だと思っています。
企画、運営の皆様、貴重な機会をいただきありがとうございました。
さまざまな職種が横に手をつなぐ、多職種連携が必要な時代ですね。

オフのお話も少しご紹介です。
私にとって大きな節目となった2022年10月の休日、故郷の幼馴染と静岡からひかり号に乗車。
日本らしい場所、京都に足を運びました。
友人から世界文化遺産である上賀茂神社でのコンサートチケットをいただいたことがきっかけでした。
夕刻からのコンサートはすでに肌寒かったのですが、幻想的な上賀茂神社の姿と、「そうだ京都いこう」のCMで流れる「私のお気に入り」という曲と、空に浮かんだ月の美しさが印象に残りました。

上賀茂神社クラシックコンサート 
バイオリンとフルートとチェロの音色が響きました。
宿泊先のホテルグランヴィア京都の部屋から

二人共大忙しの日々、彼女と京都に出かけたのは中学3年生の修学旅行以来であたったことに気づいたのは出かける前日。
15歳の修学旅行では、握りしめたお小遣いを、初日に衝動的に入ったお茶屋さんや湯豆腐屋にてほとんど使い果たした私達。
何故か思い出に残る写真が何もない私達。
あれから何度も転びながら大人になりました。月日が経ちました。
自分で働いて稼いだお金で旅を計画しできるようになったなんて、なんという月日が経ったのでしょうか。
この旅は、それだけでも感動的な時間でした。

明日からまた頑張れます。
皆さんも季節の移ろいをお楽しみください。

新しい働き方、はじまりのご挨拶

カテゴリー: ご挨拶

ご挨拶を申し上げます。

2022年10月1日より、品川にオフィスのある株式会社NSFエンゲージメントに入社いたしました。
介護コンサルタントを務めます。
NSFエンゲージメントは、これまでも大変お世話になった企業です。
勿論、とても勇気のいることでしたが、私を受け入れてくださる皆様に感謝し感動しています。

2011年よりフリーランスケアコンサルタントとして道なき道を歩んでまいりました。
これまで小さな小舟、結人を支えてくださった皆様、結人をお読みいただきました皆様、ありがとうございました。
ご理解をいただき、今後も川上由里子個人事業、UR都市機構の業務も続けて参ります。
機敏さは無くなり、だいぶほっこりと丸くなりましたが、いつものわたしらしく、明るく一歩一歩と前に進みたいと思います。
どんなチャレンジができるのか大変楽しみにしています。
これからも変わらずにどうぞ宜しくお願い致します。

ご挨拶の掲載内容は私自身の見解であり、必ずしも所属する企業や組織を代表するものではありませんので、ご了承ください。

「ゆうゆう10月号」老親と暮らすということ

カテゴリー: 活動報告

ゆうゆう10月号」の特集記事「親と私の幸せ老後計画」にて、主婦の友社様の読者から寄せられたご相談にお答えしています。
テーマは「老親と暮らすということ」です。

読者からのお便りはご相談と異なり、詳細な背景が見えない状況でのご回答ですので、お役に立てたかな~といつもドキドキしますが、何かひとつでも発見やヒントが見つかれば幸いです。
大変読み応えのある雑誌ですが、私の他にもファイナンシャルプランナーによるお金のこと、住まいの専門家による高齢者住宅と、本号の特集は必見ですので、ぜひお近くの書店でお手に取っていただければと思います。


今日は都会を少し離れ、空気の美味しい森の中へ来ています。
蝉の声も少なくなり、空の色や雲の形は秋の気配ですね。

朝の散歩中、未だ若い新鮮な松ぼっくりを発見しました。
ぎょぎょ 茶色くない!?大きくて新鮮でかわいい!!
朝露を浴びてきれいです。
私達の手が届かない自然は、どこか神聖で良いですね。

大切なことが変化する目まぐるしい日々でしたが、自然も刻々と移り変わっています。
その気配を感じられることができると、私は幸せだな~と思います。

離れた場所からも今がんばっている友人や家族、多くの人々を応援しています。
そして、私につながるすべての人に、ものに感謝しています。
皆様もゆく夏をお楽しみください。

暑い夏の過ごし方

カテゴリー: 日常

猛暑続きの毎日、今年はなかなか堪えますね。
先日、お買い物をしました。

アメリカ、ハイ・スピリッツ社
Odell Borg (オーデル・ボーグ)氏制作のHigh ”D” Walnut

ネイティブアメリカンフルートのHigh D管 Walnut(胡桃)38cm
普段よく使うAよりも高音のフルートです。
以前から手に入れたかったのですが、なかなか簡単には購入できず。
加えて新型コロナ感染の影響により、現地工場での人材不足にて日本への輸入も減り、笛の値段も急激に高騰しました。(涙)

能見台にあるネイティブ・アメリカンフルート輸入元、ジャッキープランニングオフィスに問い合わせると、現在在庫はゼロ!
しかし、運良く来週2本だけセドナから届きますよ、とのこと。
で、即、「買います!」

数日後、その笛は簡素な段ボール箱に大事そうに詰められやってきました。
海を超え輸入されたばかりのフルートを手にし、よろしくねとご挨拶。
息を吹き込み、音色を確認し、木の感触を感じ、嬉しくて、嬉しくてニコニコ。
どうしてこの木の楽器はこんなにも私を癒やしてくれるのか不思議です。

こちらが息を吹き込む側。
ちいさなバードが革紐でしっかりついています。
民族楽器ですが音程もきちんとしています。

こちらが笛の下の部分です。音はとてもよく響きます。
残りの1本はココペリ倶楽部の友人が即ゲット^^。
今年は11月に3年ぶりのココペリ祭りがあり、この笛と共に時間を過ごそうと思います。

早速、郷里でも新しい曲を練習♪
初めて吹く曲は、父と母と私が大好きだった曲。
1回吹くごとに上達していく様子を見て、母も楽しそうです。
以前このブログでもご紹介しましたダブルのフルートと同じ素材でできています。
仲間がやってきたよ〜♪。嬉しいね〜♪

陽射しの強い日には涼しい部屋で本を読みます。

ネイティブ・アメリカンの女性の精神性を知ると、日本人としての自分のアイデンティティは何なのかと自分を見つめる意識を持ちます。
悩み傷つきさ迷い、本を読み、自分をみつめるのは、10代の頃から続けてきたことです。
ネイティブアメリカンの言葉は楽器と同じように私の心にすっと入ってきます。

“・・・森の奥深くに、死者の国に通じる小道があるというのです。
若者はすぐに、その小道を見つけだそうと決心しました・・・。”

北米インディアンの「石のカヌー」を読むと、以前は吹くことができなかった少し悲しいカイオワ族のラブソングを吹きたくなります。

場所は静岡に飛びます。
この夏は郷里、飯田八幡宮の小さな夏祭りも3年ぶりに開催でき、盆踊りの太鼓の音、花火の音、子どもたちの声が夏の夜空に響いていました。
田舎は昔と変わらない風景が繰り返されます。

さて、今年の秋は元気な曲を吹きます。
大きな自然の一部であったこの木が語りかけてくる言葉を聴きながら。
生きているのは人間だけではないのですよね。
どんなに忙しくても暑くても、音楽と読書は欠かせません。
以上、私のとってもささやかな夏でした。
暑さに負けずコロナに負けずガンバリマショウ!

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