ワサビです。
本日発売のゆうゆう10月号(主婦の友社)に川上さんの取材記事が掲載されています。
「ストレスをためない、バテないために 介護の息抜き、どうしていますか?」と題し5ページに渡って、ゆとりを持つことの大切さやご自身のリラックス方法などをご紹介したり、皆さまからのご質問にアドバイスをしたりしています。
書店で表紙の市原悦子さんを探してぜひお手に取ってご覧下さいね。
ワサビです。
本日発売のゆうゆう10月号(主婦の友社)に川上さんの取材記事が掲載されています。
「ストレスをためない、バテないために 介護の息抜き、どうしていますか?」と題し5ページに渡って、ゆとりを持つことの大切さやご自身のリラックス方法などをご紹介したり、皆さまからのご質問にアドバイスをしたりしています。
書店で表紙の市原悦子さんを探してぜひお手に取ってご覧下さいね。
台風が心配された7月17日の朝、認知症サポーター(オレンジメイト)養成研修の講師資格を取得するため、神奈川県庁が主催する「認知症キャラバン・メイト養成研修会」に出掛けてきました。
東京駅から電車、神奈中バスを乗り継ぎ、会場に到着。
小田原庁舎には朝早くから約100名の方が集まっていました。
この研修は念願の研修でしたのではりきって向かったのですが、その気持ちに押されたのか、雨模様の空も小田原庁舎に到着するとまもなく青空に。
司会進行は県庁のベテラン保健師さん。
研修会は富士宮市在住、58歳で若年性認知症と診断された方の歩みを紹介する素敵なビデオから始まりました。
つづいて医師による認知症の專門知識のセミナー。
そして、「認知症の人を支える家族の会」の会員で、ご主人を10年以上介護されている奥様から実体験のご報告をいただきました。
成功や失敗を繰り返しながら今日までご主人を支えられている真摯な姿に頭がさがります。
貴重なご報告に、会場全体から大きな拍手が湧き上がりました。
午後は実際のオレンジサポーター養成講座開催の為のワークショップ。
参加者は保健師やケアマネジャー、行政の職員など市区町村の推薦を受けている方々。
各々の経験、知恵、想像力を使いながら、グループごとに話し合い、報告発表が行われました。
「認知症の世界について学ばなければ、学ぼう。」と私が強く思ったのは1999年頃。
ボランティアで巡った施設や病院、在宅で認知症の現状を知り、ナースとしての自分自身の臨床体験を含め、様々な疑問や憤りを感じたからです。
当時、医療の現場で働く医師や看護師などの專門職も、介護職も、認知症に関して正しく理解している人は本当に少なかったことと思います。
私自身もその一人でしたので、自分の時間とお金を使って様々な現場や勉強会、家族会などに出掛け見て、聴いて、学びました。
認知症は記憶を失ってしまう哀しい病気ですが、正しく対応すれば進行を遅らせることができ、本人の力を最期まで発揮できるよう支えることが可能であることもわかってきました。
大切なのは、認知症が発症した初期の段階です。
家族や地域の人など身近な人の関わり方が大きく影響します。
これまでも、各企業や団体様のご依頼に応え、認知症に関するオリジナルセミナーを行ってきましたが、今年の秋からはUR都市機構の職員の皆様にこの認知症キャラバン・メイトを行う予定でURのウェルフェア研究室のメンバーと準備中です。
市区町村をまたぐ企業での開催は前例がないとのことで、自治体のご担当者にもご協力をいただきながらチャレンジです。
小さな単位で暮らし、介護者不在の暮らしが増えました。
すでに団地の中でも様々な問題が発生しています。
もし、団地で徘徊している方がいたら、異常者として見るのではなく、お住いの部屋を優しく教えてあげることができるでしょう。
ごみだしの日を間違えてしまう方がいたら、怒らずにごみだしの日に声をかけてあげることもできるでしょう。
物を盗られたと何度も興奮している人がいたら、地域包括支援センターの專門職につなげることができます。
でも、見ないふりをしていたら、ちょっとした知識がなかったら何も解決ができません。
URの職員は專門領域を越えて学ぶことにも大変意欲的です。
すでに、このオレンジリングを取得している職員もいて大変嬉しく思います。
認知症に関することは、現場にいる人以上に制度や仕組み、事業を考える人たちにも伝えなければならないと私は感じています。
国もオレンジプランの中で、オレンジサポーターの養成を800万人の目標を掲げています。(2015年6月末現在630万人)
これから、一人でも多くの方にオレンジリングをお渡しできることを楽しみにしています。
リングを受け取った人たちがひとつでもできることを探し行うことも大切ですね。
認知症は人類にとって永遠の課題です。
いずれは、故郷の友人や学校や近所の方々にも、企業の皆様にも貢献したいと思っています。
そんなことを強く思いながら歩いていたら・・・
あらっ 横浜から静岡へ向かう途中、新横浜駅新幹線の改札を入ったところにこんなポスターが貼ってあるのを発見しました!
「認知症、みんなで見守る 地域で支える」
認知症に限らず「忘れても大丈夫」「何かを失くしても大丈夫」と言える人間関係をつくること、人と人が結びつきながら生きていけることが、私の大きな志でもあります。
やさしい街、やさしい心を目指して、今日も一歩一歩前に進みましょう。
【認知症サポーターキャラバン】
http://www.caravanmate.com/
認知症サポーターは認知症について正しい知識をもち、認知症の人や家族を応援し、だれもが暮らしやすい地域をつくっていくボランティア。
講座を受けることで認知症サポーターにはボランティアのシンボルである「オレンジリング」が授与されます。参加費は無料。
ご興味のある方は、お住まいの市区町村の高齢福祉課や地域包括支援センターにお尋ねください。
6月27日土曜日、小平市中央公民館主催の介護講演会「〜人と人の心を結ぶ〜介護のある暮らしをデザインする」にてお話させていただくために、早朝から水と緑の町小平市に出掛けました。
この日はあいにくのお天気でしたが、電車から小さな駅に降り立つと、雨と緑のいい香り。
この街の自然の多さを感じました。
今回お声掛けいただいた小平市中央公民館の事業ご担当Nさんは、このブログ「結人」が目に止まり、“人と人の心を結ぶ”に賛同してご依頼をくださったとのこと。
共感できる新しい誰かとつながる嬉しい瞬間です。
今回の講演内容は、私のこれまでのケアの経験の中で皆さんにお伝えしたいノウハウや思いをまとめて、新しく制作した私の心のメッセージ集です。
そのメッセージの中心は自分自身の“強み”を活かしながらいつまでもイキイキと笑顔で暮らし、地域の人、隣の人と助けあい支えあい、共に元気に生きる社会を作りませんか、ということ。
人は生まれて、生きて、齢を重ね、変化します。
現代を生きる私たちはずいぶんと長い時間を生きることが必要となりました。
長く生きることよりも、生活の質(QOL)を高めながら、笑顔のある明るい生活を心がけたいものです。
人生の後半のステージは、共助や自助が活きる時代です。
少し小さくなって弱くなった自分や近くの人にも、関心と理解を持ってほしい。
私たち一人ひとりが、人間の尊厳を大切にしながら命を感じ、命と向き合い、どうか終わりこそ人らしく。
これまで見たきた現状と、私の願いをお伝えさせていただきました。
メッセージ4「命を感じる 命と向き合う、終わりこそ自分らしく」でご紹介させていただいた、詩人、村野四郎さん(明治34年東京北多摩生誕)の「鹿」(昭和34年)は、村野四郎さんのお父様が病床に伏せた際に、ベットサイドで生まれた作品です。
私は父の死期が迫った頃に自分の心を探求する中でこの作品に出逢いました。
死を間近に感じながらもしっかりと大地に立つ鹿。
死をありのままに受容する勇気と冷静さをとらえた、作者の美意識。
私もその時に、この鹿のように立っていられるのでしょうか・・。
その瞬間まで生きる時間が黄金のように光る為に、何が必要なのかを私は考え続けています。
今回の講演会は少人数でアットホームな会になりましたが、わたしの好きな詩の紹介や音楽、エッセイの朗読など、ご来場いただいた皆様が楽しめるよう工夫してみました。
時折会場から届く笑い声に、私も和みました。
雨で足場の悪い中いらしてご清聴いただいた皆様、ありがとうございました。
講演をご依頼くださった小平市中央公民館のN様、皆様、始終心温かいご対応をいただきましたこと、心より感謝御礼申し上げます。
講演でお話することが決して得意な私ではありませんが、医療、介護、人生の終わり方など、伝えなければならないことをこれからもコツコツと伝えていきます。
大きかった人間が小さくなった時や弱くなった時こそ、人間らしさが輝く時です。
その乗り越え方や向き合い方をあきらめないで対峙してほしいと願っています。
皆様どうぞ宜しくお願いたします。
ワサビです。
6/27(土)に小平市中央公民館主催のセミナーにて講師をさせていただきます。
介護のある暮らしをやさしく豊かにデザインするために大切なことや今日からできることを、相談実例や川上さんの介護体験を交えてお伝えする予定です。
小平市に在住・在勤・在学されている方でお時間のある方はぜひいらしてくださいね。
平成27年度 小平市中央公民館主催 タイムリー講演会
~人と人の心を結ぶ~
介護のある暮らしをデザインする
日時 : 平成27年6月27日(土) 午前10時開演 (午前9時40分開場)
会場 : 小平市中央公民館 2階 ホール
講師 : 川上 由里子(ケアコンサルタント)
対象 : 市内在住・在勤・在学の方
定員 : 130人(先着順)
費用 : 無料
詳細 :
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/event/044/044242.html
チラシ :
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/event/044/attached/attach_44242_1.pdf
お申込み・お問い合わせ :
小平市中央公民館
電 話 042(341)0861
E-mail kominkan@city.kodaira.lg.jp
速歩で20分、本日は快晴なり。
早起きして故郷の由比漁港にやってきました。
今日は楽しみにしていた桜えび漁船乗船日です。
沖を離れ船は駿河湾の大海原向かいます。
どこまでも青い海、広い空、遠くに見えるは富士の山。
「気持ちいいよ〜最高〜最高〜」
桜えび漁船にシラス漁船が近づいてきました。
海の上では漁師の仲間同士が協力しあっています。
港で冷えた缶ビールを飲んでいると、漁船が戻ってきました。
これはシラスを船から港に揚げているところです。今年はシラスが豊漁だとか。
「わ〜きれいな生シラスがいっぱいだ〜」
「おじさん、生シラスばか美味しそう!お金出すからちょっくら売ってくんない〜。」(由比弁)
と、声をかけると、こんなのが2皿もやってきました
「え〜 いいのお〜いいのお〜♪」
というわけで、漁師さんたちの仕事を邪魔してはいけないと思いながらも、
ちゃっかり身の上話や海の仕事の話をヒアリングした上に、生シラスを無料でいただいてしまいました。
青空の下でいただく海の幸のおいしいことおいしいこと。
20代から70代、海の男達の笑顔も刻みこまれた皺も最高です。
右後方にうっすら富士山です。
最後に父の大好きだった若山牧水の短歌をひとつ
山ねむる山のふもとに海ねむる かなしき春の国を旅ゆく
かなしは「愛し」と「悲(哀)し」の両方の意味を含みます。
若山牧水は宮崎県で生まれましたが、沼津の自然を愛し移住しました。
父は東京杉並で生まれ育ちましたが、人生の旅の途中で由比の地に出逢い、最期までこの田舎町で過ごしました。
歌の解釈はいろいろありますが、父は「この歌は由比をうたっているよう」といつも嬉しそうに話していました。
もし、父が由比を訪れなければ、私はこの海沿いの小さな町の人情や、海の青さや、海の声を知らなかったことでしょう。
人はみな、旅人ですよね。
船に乗って海上からいつもの町を望むと、山のふもとに海ねむる を実感します。
海のそばで育った私たちは、いつまでも故郷の海が大好きです。
皆さんも、海と山に囲まれた小さな町由比に、桜えびやシラスを堪能しにいらしてくださいね。
gooヘルスケア介護コラム執筆のご依頼をいただいたのは、2009年2月のこと。
医療や健康のWebサイトから介護コラムを初めて発信するので協力してほしい、ということでした。
当初は1〜2回の原稿執筆と聞いていたのですが、寄稿は3ヶ月に1本の定期連載となり、今回の最終回まで25回も続きました。思ってもいないことでした。
連載中は社会の高齢化が進み、多くの方々の様々な介護相談に耳を傾けていた私ですが、偶然にも私自身の介護も重なり、企業からの独立というドキドキハラハラの大きなライフイベントもありました。
そんな中で複数の締め切りや業務を抱えての定期執筆。
哀しみの時も喜びの時も淡々と書くことを続けました。
自分自身の体験や思いの探求、情報を裏付ける為の調査や視察、難しいことをわかりやすく簡潔に書くということへの挑戦。
多くの情報から何を選択するのか、文章がまとまらず、何度も書くことの自信を失いました。
それでも、定期的に文字にまとめる機会をいただいたことに、今心より感謝しています。
編集会社のご担当者は、「川上さんの書く原稿はただの情報ではない」ということを言ってくださり、励まされました。
いつも私のからだには窓があります。
ささやかでも誰かの役に立てる風を送れるということは、本当に嬉しい事です。
ケアすることも、書くことも話すことも、その“根っこ”は皆同じですね。
長期に渡りお読みいただきました皆様、ありがとうございました。
私からの風を感じてくれた皆様から届く感想やご意見が嬉しかったです。
勇気をいただき励まされ続けました。
株式会社研友企画出版様、及び大変お世話になりましたご担当者のK様、株式会社法研様に、心より感謝御礼を申し上げます。
ワサビです。
「gooヘルスケア」にて働く女性の介護制度に関する川上さん寄稿記事が配信されました。
2009年4月から6年間に渡って続いたgooヘルスケアでのシリーズもこれで最終回となります。
ぜひお読みくださいね。
【知っておかないと損! 働く女性の介護制度】 (2015.5.26公開)
・ 企業などで働く人は「介護休業制度」が活用できる
・ さまざまな場面で活用できる「介護休業制度」
・ 企業独自の両立支援の取り組みも
・ 介護が必要となったら、まずは職場に相談を
ぜひ読んでみてくださいね。(バックナンバー一覧はこちらから)
ワサビです。
「毎日が発見 2015年5月号」(株式会社KADOKAWA発行)掲載の読み切り短編漫画「人生に満足ですか?」(柴門ふみ著)の協力をさせていただきました。
60歳の露子さんシリーズの第3弾で、母親であり妻である露子さんが娘に「お母さんは自分の人生に満足だった?」と言われたことをきっかけに介護職員初任者研修(ホームヘルパー)の学校に通い、様々な発見をしていく爽やかな感動物語です。(全15ページ)
ぜひ読んで見てくださいね。
ワサビです。
本日4/17(金)読売新聞朝刊に川上さんの取材記事が掲載されました。
「離れて暮らす親が高齢になり手助けが必要になった時どうすればよいのか」
というテーマで取材を受けました。
全国版ですのでぜひチェックしてみてください。
記事のpdfはこちらからご覧ください。
ワサビです。
介護専門職向け総合情報誌「おはよう21」(リニューアル記念号/中央法規出版)の石橋亮一氏による新連載『変わりゆく介護サービスの現場から』にて、川上さんが取材を受けました。
テーマは「有料老人ホームなどにおける顧客満足度とホスピタリティ」です。
ご興味のある方は、書店かWebオンラインからお求めください。
こちらからも一部内容が立ち読みできます。
以下、川上さんよりコメントです。
執筆者の石橋亮一さんは、長年の大切な友人でもあります。
介護福祉士の他にも社会福祉士やケアマネジャーなどの専門資格をお持ちですが、石橋さんは早稲田大学の理工学部ご出身。
特別養護老人ホームの介護職員からスタートし、ホームへルーパーや介護福祉士、ケアマネジャーの育成や、第三者評価委員や市区町村の要介護認定調査員など、介護の業界をリードされています。
人にわかりやすく教えることがとても上手です。
こんな方が介護業界にいてくれるのはとても心強いことですね。
取材いただいた内容も大変わかりやすくおまとめいただきました。
今後の連載も要注目です!
川上 由里子