ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

2019年末を向かえて

カテゴリー: 思うこと

今年も色々ありましたが静かな冬がやってきました。
空気が凛とする冬の日が私は大好きです。
こちらの目が回るような忙しさとは関係がなく、葉が色づき、落葉し、マイバースデーを迎え、そして新しい年を迎えます。

ようやくほっと一息、大切な「結人」のお疲れ様会にてほっこり。
今年はさらに大忙しでしたが、来年も小さいけれどあったかい結人が育ちますように。

千葉の親友のサプライズご招待で、恵比寿ガーデンプレイスホールでの畠山美由紀&アン・サリーのコンサートへ。
素敵すぎる~!大人の女性の歌声に癒やされ憧れます!
隣で友人は涙ポロポロ…。こっちも素敵すぎる~

夜の火の月2019ライブ(赤坂)では、マークさんの魂の音を感じ、「光の精霊たち」や即興演奏の「虹」に涙がほろり。
https://ameblo.jp/markakixa/entry-12553681547.html

誕生日には都会を脱出し大空を仰ぎ

大混雑の東京駅を脱出し、帰省先の故郷、八幡神社から駿河湾を眺めます。
故郷ってあったかいです。

何故か恩師マークさんが発表会の講師演奏に選んだ「Open Arms」を吹きたくなり耳コピで練習しています。
母は台所で今年も9人分のお煮しめをゴトゴト作ってくれています。
いい匂い 手伝わなくっちゃ・・・(笑)

平成が終わり令和元年へ。2019年もまもなく終わろうとしています。
私は今年は一冊の本をまとめるという目標を達成できた年でした。
あたたかなお心遣い、ご支援をいただきましたお一人ひとりの皆様、ありがとうございました。
皆さんにとってどんな1年でしたでしょうか?
2020年、素晴らしい年をお迎えください。
感謝をこめて~ 川上 由里子

まだまだ残暑厳しき毎日ですが、朝晩は秋風や虫の音が心地よい季節となりました。
皆さんお元気ですか?

出版後、9月早朝の富士山を撮影

今月は皆様に本をお届けしたり、お祝いの言葉をいただいたりと忙しくも嬉しい9月でした。

発売当日、本当に本屋さんに並ぶのかな?なんだか信じられなくて…。
ありました!ありました!!(涙)
有楽町の三省堂、医学書コーナー。感激の瞬間です。

「友人へのプレゼントに3冊ゲット」と義妹より連絡あり、静岡戸田書店にて購入とのこと。

上野駅構内の書店にありました!とお出かけ場所からの発見情報ワサビさん。

看護大学や教員養成課程で一緒だった人達のラインに本の紹介をしたよ、ライン上でいろいろな意見が交わされたよ~と友人。横浜そごう紀伊国屋から。

故郷への帰省時に発見して感激した!と博多の大型書店丸善から。
「知人にこの本をプレゼントしたら、介護に困って本を6冊読み漁ったけれどようやくこの本に出会えたと感謝されたよ。」と嬉しいメッセージ。

「本屋にいったらチェックするのが習慣になってしまった。」と武蔵小杉、紀伊國屋書店。

「出張先の本屋にもありましたよ。嬉しいですね。」と京都ジュンク堂。
早朝出勤での朝の会話、隣のデスクの課長さん。

「由里子本」にカバーをつけたよ!明るい朱色も元気をもらうね。
朝、お迎え前に由里子本をもとに友人と介護の話をしようということになったよ!と千葉の友人から。

所沢でデイサービスを運営する従兄弟のお兄さんは、「由里子ちゃんの伝えたいことは・・・こういうことだよね。しかもそれを実践しているよね。」と大切なことを要約してくれました。

その他にも多くの皆様からあたたかい感想が届く毎日で、お手に取ってくださった皆様、ご一読いただきました皆様に感謝の気持でいっぱいです。

故郷の小さな町に暮らす母は、1冊の本を抱きかかえて町のさまざまな人達に紹介してくれています。
コツコツと心をこめて書いたこの本がどこか遠くで、近くで、誰かの手に渡り不安や悲しみを抱えている人を励ましてくれますように。
旅する由里子本ガンバレ!

相談援助で大切にしていること

カテゴリー: 思うこと

「川上さんが相談で最も大切にしていることはどんなことですか?
人はなかなか自分の悩みは職場では話しませんよね。」
時々そんなことを尋ねられることがあります。
私は相談業務に従事してちょうど20年となります。
日々、働く人や介護する人の声を真摯にうかがっています。

相談にはさまざまな援助技術が必要です。
医療福祉専門職として専門的なアセスメントは欠かせません。
先入観を持たずに傾聴し、背景を把握し、問題点から課題を分析、その人に必要な支援を考え実施します。
大切にしていることは、その人のニーズに対応するということです。
ニーズとは、本人(相談者)が自覚している要望(デマンド)とは異なり、本当に必要なことです。
そのためには専門的な知識が不可欠で、やさしい気持ちだけでは解決できません。
援助者としての日々の努力がここで現れてきます。

そして、何よりも私自身が大切にし続けていることは、あるがままの相談者を受容し、共に問題解決しよう、一歩でも良い方向に向かおう、支える先にいるご家族(親や配偶者など)も、相談者も共に明るい方向に向かえるように、という想い、姿勢です。
その思いは目の前の人に必ず伝わります。

私が行っている研修や講演の一コマでは、人の相談を聴く立場の人に、相談とは、を伝えることがあります。
「バイステックの相談援助技術」は、ケアマネジャーの試験にも出てくるものですが、相談とは何かの基本に立ち戻ることができます。
少し難しいかもしれませんが、自己決定の法則、受容の原則などは、医療福祉専門職でなくても誰かの相談に乗る多くの方に知って欲しい内容です。
人は誰もが自分で納得して決めたい、自分を認めてほしいという欲求を持っています。
相談援助とは何かをしてあげること、情報を提供することではなく、基本的には「本人が自分の力で進めるように」支援することです。

川上由里子オリジナルセミナー資料より引用

ちょっと難しいかもしれませんね。

人の情熱は人を動かし支えます。
情報や知識は大切ですが、どう伝えるかによってまったく異なります。
そして、私は相談者の心の声から多くの学び、発見、課題を得ます。
淡々とその修業を続ける道でありたいと思っています。

今日はどんなご相談者に出会えるかな?
お役に立てますように、力になれますように、と祈りつつ相談に向かっています。

いのちの授業

カテゴリー: 思うこと

休日を利用し都内の大学内ホールにて、看護教員の友人と共に「いのちの授業」を聴講してきました。

主催は一般社団法人エンドオブライフ協会
代表の小澤竹俊医師は横浜市内で在宅医療を行う傍ら、人生の終わりを支える人の具体的援助の為に活動を広めています。

私たちの国は、今後ますます高齢化が進み、多くの方が亡くなっていく多死社会を迎えます。
数年前、横浜市内にあるめぐみ在宅クリニックにて直接先生のお話をうかがった際にも、先生の死に行く人を支える人へのケア、育成の実際の活動、情熱に心から共感感動し、胸が熱くなりました。
支えたいのに「いっそ死にたい」と言われ返す言葉がない、といった経験を私も何度も繰り返してきたひとりだからです。

この日のセミナー「いのちの授業」では壇上で授業の様子が展開され、人の苦しみに向き合う人ってどんな人なのか、どんなことなのかをとてもわかりやすく学びました。
壇上の生徒と聴講者全体での学び、共感に広がっています。

私は相談援助を通じて、日々親や家族の終わりのステージに向き合う人の支援をさせていただいています。
人の苦しみや悲しみに寄り添える人になりたい。私の永年のテーマです。
その為にも自分の苦しみにもしっかり向き合える人になりたい。いつもそう思っています。

今抱えているマイプロジェクトをしっかりやり終えたら、講座を受講し学び役立てたいと思います。

2017年に出版された小澤竹俊先生の著書「死を目前とした人にあなたは何ができますか?」
苦しむ人への援助の仕方が具体的に書かれています。
第4章は自分を認めることの大切さ「これで良い」という言葉。

胸に響く言葉です。
小澤先生の活動がもっと多くの人に広がりますように祈っています。

3月11日

カテゴリー: 思うこと

東日本大震災から7年が経ちました。
3月11日、東京の大地も大きく揺れ、私も生まれて初めての体験をしました。
あの日のことや、石巻市の福祉避難所で出逢った方々のことを思い出す一日です。
東北の方々のことを想うと今でも心が痛みます。

空にむかって追悼の曲を吹きました。

3月11日

3月11日 夕暮れ

多くの人の苦しみや哀しみを、忘れてはいけない一日です。

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