ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

3月、株式会社ベネッセスタイルケア様が2021年2月に新規開設した、都内千代田区の「アリア一番町」を訪ね、ホームの視察とインタビューを受けてまいりました。

閑静な住宅街に立つ9階建てのホームは、介護付き有料老人ホーム(特定施設入居者生活介護)。37室(定員46名)の入居要件は65歳以上の自立の方から要介護状態の高齢者です。
外観から見ても一般のマンションと全く変わりがなく、地域に静かに馴染んでいます。
館内はまるで美術館、様々な遊びや芸術があり、ご入居者もスタッフも落ち着いた空気の中で過ごされていました。風格のある千代田区一番町だなんて、まず立地で驚きますよね。
「やりたいことに挑戦できる楽しみに満ちたホーム作り」を心がけていることが伝わってきました。

今回インタビューいただいたのは、「コロナ禍での暮らしをどう考えるか」。
暮らしに様々な影響をもたらしているコロナウイルス。
高齢者の暮らしの現状や配慮したいポイントについて。

記事の完成まではわくわくどきどきの時間です。
先日、私の手元にその冊子が届きました。
コロナ禍での心がけていただきたい習慣など分かりやすくおまとめいただきました。

どう暮らす、どう住まうかはひとそれぞれ異なります。
また、お体が元気な時に入居するのか、介護が必要になってから入居するのかでもホーム選びのポイントは大きく異なります。
右肩上がりに増え続けている高齢者向け住宅。
元気なうちに一度ホームを見学し、こんな住まい方、楽しみ方もあるのかということを知っていると、いざという時に大きく役立ちます。
コロナ感染を機にホームに不安を抱く方もいれば、安心を求め入居を決められた方もいらっしゃいます。
自分の状況にあわせた暮らし方を選択し、いつまでも前向きに暮らしていきたいですね。
介護や生活支援はどう行われるのか、医療が必要となったらどうなるのか等も必ず確認しましょう。

ベネッセスタイルケアご担当の皆様、楽しい取材をありがとうございました。
お住まい選びや暮らし方を検討している皆様のご参考になりましたら幸いです。

「福利厚生情報 2021 Vol.1」寄稿

カテゴリー: 活動報告

日本生命保険相互会社の法人営業企画部・法人営業開発室様が定期発行している冊子「福利厚生情報」へ寄稿させていただき、その冊子が私の手元に届きました。
「支える人を支えるための介護情報」というシリーズ記事の第1回と6回(最終回)を、「仕事と介護の両立/実例ケース」というテーマで私が担当させていただきました。

これまでの第2回から5回までは介護福祉士・社会福祉士・ケアマネジャーの石橋さんが、介護の知識や実態、コロナ禍における介護への影響について情報発信されています。

第5回「コロナ禍における介護や介護サービスの現況」石橋亮一氏

特に、第5回のコロナ禍における介護サービスの現況寄稿は、高齢者や家族に与えている影響、制度や介護サービスへの影響などリアルな現況を調査され、私も大変参考になりました。

最終回、ではどうやって仕事と両立すればよいのか?という視点で制度、両立実勢例、仕事と介護の両立をした人の声などをまとめ発信させていただきました。
情報をまとめてみることで、自分はこの相談者の実態から何を伝えるべきなのか、を問われます。

日本生命法人営業部の皆様、また、お目透しいただきました多くの企業の皆様、貴重な機会に心より感謝御礼申し上げます。
執筆は大変時間のかかる作業ですが、今回もチャレンジし学ぶことの多い時間でした。
長期に渡り定期的に編集発行しているご担当者のご苦労を拝察いたします。
ありがとうございました。

最終回文中より

親や家族を支えることはライフプランの一つとして訪れる尊い時間です。
企業・団体には、その仕事と介護を両立するための支援が求められています。
石橋氏、筆者共に仕事と介護の両立を懸命に実践した当事者としても、この6回の記事が皆様の真の支援のため、お役にたてますことを願っております。 ~完~

3月弥生、植物や動物が動き出す気配を感じる季節です。
都内大手企業様からのご依頼で、お客様のライフプランニングのコンサルティングを行っているコンサルタント様へ、セミナー講師を努めさせていただきました。

人生のライフイベントに欠かせなくなった介護。
介護や介護保険という言葉を耳にしていても、その実態は経験してみなければ実感として感じにくいものです。
今回ご用意させていただいたのは「実例から学ぶ介護の実態~介護の悩み・介護にかかる費用」。こちらも結人オリジナルの力作です。
介護保険制度と介護ノウハウをまとめた「やさしいケアガイド~介護保険編~」も用いながら制作しました。

当日は会場でご参加いただいた数名の皆様と、オンラインで遠隔の店舗からご参加いただいたFP(プロのコンサルタント)の皆様。
120分もの時間をいただけましたので、標準的なケースと個別性の高いリアルなケースを用いながら、介護のお悩みや費用など実態をたっぷりとお話させていただけました。
終了後いただいた感想ご質問から、私もコンサルタントの皆様の実態を学びました。
高齢期の暮らしは介護、医療、お金、住まいなど皆関連しつながっています。
ライフプランを考え、備える上で、複合的総合的なニーズへの対応が望まれる時代と感じています。
専門職も自分の領域の幅を少し広げて学ぶことが大切ですね。

ご清聴いただきました優しく深い瞳の部長様より、セミナーの構成が大変わかりやすいとの感想をいただき、とても嬉しい時間でした。
フリーランスの仕事は、企画制作、実施、反省評価を一人で行うため、わかりやすいのかわかりにくいのか、伝わっているのかいないのかなど、気になるものなのです。
(サラリーマンだったころとの大きな違いです)

毎回セミナーデザインを担当してくれる結人スタッフのセンス、社会への愛情にも感謝です。
顧客の人生に責任を持ち向き合うコンサルタントの皆様とは、少し同じ香りを感じます。
私からの情報、メッセージがお役にたてましたら幸いです。
貴重な機会をいただきありがとうございました。
超高齢社会という新しい時代を乗り越える為、共にがんばりましょう!

住まいと暮らしのコンシェルジュ 終活セミナー

カテゴリー: 活動報告

1月30日(土)「住まいと暮らしのコンシェルジュ 鷺沼駅前店」で終活セミナーの講師を務めさせていただきました。

今回のテーマは「~習慣から考える~認知症予防に役立つ暮らしのヒント」。
人生100年時代と言われるようになり、認知症予防は誰にとっても共通のテーマです。
認知症に関する学びは私にとっても永遠の課題ですが、日々の習慣の中で誰もができることをまとめてみました。結人が心をこめて制作した力作です。

川上由里子セミナー資料より

最近はコロナ禍の影響も大きいためか、「急激に認知症の症状が進んでいる、どうしたらよいでしょうか」といった、離れて暮らす親やご家族を心配されてのご相談が増え、私も胸を痛めます。
60分のセミナーでは・運動・食事・知的トレーニング・住まい・五感の5つから、現在効果が実証されている研究報告や、楽しく工夫できる習慣をまとめお伝えしました。

今回は会場形式とオンライン両方でのセミナー。
大きなマスクでも皆様にメッセージが届きますようにと私も日々頭や体、腹式呼吸、滑舌等、トレーニングに励んでいます。 ^^

セミナーの最後には、蓮のお花と共に皆様に問いかけます。
日頃から心も体も健康であることを、明るく心がけることができます。
皆さんはどんな習慣を心がけますか?

人は加齢と共に「短期記憶」が低下しますが、「長期記憶」の中の「手続き記憶」は保たれやすいということがわかっています。
「手続き記憶」とは、自電車や水泳、楽器の演奏など体で覚えた記憶です。
今回のセミナーをまとめたことで改めて、やはり認知症であろうとなかろうと、自分の人生を楽しみ慈しみ、「自分の強み・得意なこと」を育て続けることが大切ではないかと感じました。
そして、今回のセミナーご参加者のようにイキイキと「学び続ける」こと。
自分の好きなことがあり、それが誰かの役にたてるものであったら、人生の後半は楽しくなりそうですね。
そんな物々交換が広がる社会であってほしいです。
というわけで、苦手なことが多い私ですが、これからも私は笛を吹きます ^^

新型コロナ感染の状況が落ち着きましたら、皆様にも結人から本セミナーをお伝えできる機会を持ちたいと願っています。お茶をのみながら語り合いたいですね。

「東急 住まいと暮らしのコンシェルジュ」は、住まいに関する専門相談が明るい店舗で受けられ、定期的なセミナーも開催しています。
この日、2部の東急スポーツオアシスの桑田講師による「筋肉の必要性」に関するセミナーも、実際にスクワットで体を動かし気持ち良く、大変参考になりました。
街で気軽に相談やセミナー受講ができるのは良いですね。

会場で、ご自宅でご清聴いただきました皆様、ご依頼いただきました東急グループの皆様ありがとうございました。

【セミナーご参加者の声】
・認知症予防の5つのポイントをわかりやすくまとめて説明いただきよく理解できました。
 自分にあてはめて足りないポイントがたくさんあったので改善していきたいと思います。
・知識として理解しているつもりでも改めて衣食住他の予防知識をまとめていただきました。
 参考とします。
・楽しい時間をありがとうございました。

ワサビです。

株式会社ベネッセスタイルケアが運営するサイト「介護アンテナ」のマガジンのコーナーにて、川上さんのシリーズ記事「介護職のコミュニケーション上達のヒント『月明かり』~人と人とのつながりのために~」が始まりました。
第1回目は「苦手を克服!介護職のコミュニケーションの基本『自己覚知』とは?」。

介護職向けに運営されているサイトですが、介護する人にとっても参考になる記事だと思いますので、ぜひ読んでみてくださいね。

介護アンテナ
介護職のコミュニケーション上達のヒント「月明かり」~人と人とのつながりのために~
第1回 苦手を克服!介護職のコミュニケーションの基本「自己覚知」とは?

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