ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

心のエッセイ

カテゴリー: 活動報告

Let's Plaza

「秘密を書こうね。」小学生の頃、仲良しの友人と交換日記を始めました。
その日記帳には鍵がついていてワクワクしたことを覚えています。
さらに大人になり、私は看護記録や計画、看護研究などを経て、民間企業に就いてからは各方面からケアについて“書いて伝える”仕事のご依頼をいただくようになりました。

書くという作業は、自分の内面を表す作業、なかなか大変な作業ですが、あきらめないでこつこつと続けています。
中でも私がとても大切にしているのはエッセイです。

先日、三井不動産様から長期ご依頼をいただいているレッツプラザ情報誌の連載エッセイ「午後4時のティーブレイク」22回目が完成しました。
今回のテーマは「夜に唄うものの歌を聴く」。
ケアする人が心身ともに健康でケアを続けるために、日々私が提案していることを書き下ろしました。
皆さんはどんなことが大切だと思っていますか?

夜に生きるもの達の美しい声に耳を澄ますこと、
深い呼吸を繰り返し、息を吐き切って新しいものを取り入れること、
そして自分自身の心の声を聴き自分を大切にすること。
また、私の心のエッセイが1枚になりました。

誰かの勇気や元気に繋がることを願いながら、これからももがきながら書き続けます。
エッセイのご依頼と、ご協力をいただいてます皆様に心より感謝しています。

エッセイ

故郷へのクリスマスの贈り物

カテゴリー: 活動報告

セミナー資料

昨年の12月20日。
郷里、静岡市清水区由比にて少人数アットホームなセミナーを行わせていただきました。
故郷でのセミナーを企画したいと思っていたところ、ちょうど地域の民間事業様から終活セミナー講師のご依頼をいただき、「待ってました!」とばかりありがたくご対応させていただきました。

1部のテーマは相続、2部はマイナンバー、3部はエンディングノートなどのシニアプランニング、4部は私から迷いなくご提案させていただいたテーマ、「認知症を地域でささえよう」です。
郷里でも近頃増えている認知症の問題に心を痛めていたからです。

知っているかいないかでは大違い。
地域の人たちがさりげなく大切な知識や情報を得てほしい、家族だけで抱え込まずに専門家につなげてほしいと願います。でも、自分に余裕や知識がないと、なかなかできないことですね。

当日は、私の家族や同級生、母の友人、70〜80代の馴染みのおばあさん、おばさん、民生委員、地元の介護スタッフの方などが集まってくださいました。

「私のほうが支えられる人なんだけどね〜」と嬉しそうな80代の女性。
「まったく知らないことばかり。大切なことを聴けて良かったです。」
「ゆりちゃん、母が歳をとることが少し怖くなくなったよ。」
「今は大丈夫だけれど、これから気をつけて見守ってあげたいと思いました。」
「90歳の母親を介護中です。なかなか笑顔にもなれません。」
「最近は由比の中でもコミュニティが希薄になってきています。」

認知症に限らず、様々な感想やご意見をいただきました。

セミナー資料

その場で十分に回答出来ない方に、「明日川上カフェにいらしてくださいね。一緒にお茶しましょう。」と伝えると、その翌日、早速郷里の家のリビングを訪れてくださいました。
陽射しのさし込むリビングで庭のお花を見ながらお話し、帰り際には「我が家はまだ良い方ですね。大変でも母の介護ができているわけだし。」と、とびっきり素敵な笑顔を見せてくださいました。

これからますます高齢者が地域で増えるということは、不安や痛みを感じている方、見守りや支えが必要となる方が増えるということです。
認知症の人への関わりは介護の問題だけではありません。
地域の問題に限らず、正しく支え合える地域になっていきたいですね。
私も大切な故郷の為に、できることをしていきたいと思っています。

セミナー風景

この日、セミナー終了後、私の経験の中で最も上手に認知症のケアをした女性に代表でオレンジリングを渡させていただきました。その代表者とは私の母。(サプライズでした^^)

「介護する以前に、正しいことを知っていなければ、まったく反対のケアをしてしまっていたと思うわ。でも、介護は突然始まるから、そんなことを学ぶ時間も余裕もなくなってしまうものね。多くの方に伝えてほしいわ。」(母)

我が家でも戸惑いや混乱の連続でした。でも今は皆良い思い出となっています。
これが人間の一生です。大切な人を守り支える、真の力をつけていきたいですね。

皆さん、師走の忙しい時間にありがとうございました。
ご依頼いただきました星野様、渡辺様、クリスマスプレゼントの時間をありがとうございました。

昨年から出発したUR都市機構のオレンジキャラバンでも、446名のオレンジサポーターが誕生しました。URウェルフェアキャラバン隊は全国を巡っています。こちらも御覧くださいね。
UR都市機構ウェルフェア研究室/トピックス

もっと広く、もっと深く、もっとまあるく、結人の心で頑張ります。

企業の介護支援のために伝えたいこと

カテゴリー: 活動報告

結人ブログをご覧頂いている皆さん、お元気ですか?
すっかりご無沙汰してしましました。
この秋から冬も懸命に走り抜けていました。近況をお伝えしますね。

今年もN企業法人営業部様からのご依頼で、企業の人事総務部ご担当者様に向けた「企業の介護支援研究会」にて講師を務めさせていただくこととなり、ご依頼に感謝しながら丸の内のオフィスに向かいました。

企業の介護支援研究会資料1

介護離職年間10万人。多くの方が働きながら介護することに不安を抱える時代。
実際に介護が始まると、誰もが戸惑い、混乱し仕事や心のバランスを崩してしまいがちです。
働く人の仕事と介護の両立を支えるために、企業の役割も高まっています。
私のできることは何でしょうか?いつもそう問いかけながら懸命にコツコツと準備をします。

今年は初の試みとして、介護休業制度作りの前に働く人や介護現場の実際、親との関わり方、家族や本人の姿などの実態を知っていただきたく、「静岡⇔東京 私の遠距離介護の風景」として7分間の短い時間ですが、私自身の介護風景を画像でお伝えさせていただきました。

企業の介護支援研究会資料2

川上由里子オリジナルセミナー「介護の実態と企業の介護支援」より

私が介護中に撮影した数少ない写真の中にも、振り返ってみると大切なエッセンスがたくさん詰まっています。父の利用したケアプランもご案内しました。
介護初期には週に1〜2回デイサービスを利用するのみでしたが、最後の半年は要介護4という状態でしたので、訪問介護、看護、リハビリ、入浴、福祉用具、とフルサービスを活用しながら、母と働く兄弟3人で力を合わせました。

自分自身のことをお伝えするのはなかなか勇気がいることですが、制度を作る方にこそ介護の根っこにある大切なことを感じてほしいという私の願いでお伝えさせていただきました。

企業の介護支援研究会資料3

川上由里子オリジナルセミナー「介護の実態と企業の介護支援」より

どこの企業も抱えているのは、働く人への情報の周知徹底です。
働く人に実施したアンケートから見えてくるのは、情報を発信しても届いていないという実態。
今年は、介護に限らず入社から退社まで、社内支援制度や研修を見える化できるような、こんなシートのご提案もさせていただきました。
介護制度もひとつの社内制度として全体を捉えると、日頃から前向きに情報を得やすくなり,いざという時に行動に移しやすくなるのではないでしょうか。

前半の川上レクチャーの後には質疑応答のコーヒータイムと和やかな時間になり、社会保障のプロMさんが、さらに大切なポイントを強調してくださいました。
毎回、参加者のニーズを考えた素晴らしい企画だな〜と感心します。

研究会終了後には
「制度を作ることばかりに頭がいっぱいになっていることに気がつきました。
今日のお話を聴いて、まずは介護について感じ学ぶことができました。」
など、私にとってとても嬉しい感想をいただきました。

お世話になった皆様、ありがとうございました。

飯田八幡宮

西へ東へと移動しながら駆け足の秋。
忙しい合間にみる故郷の美しい秋の彩りには心癒されます。

私の父はいなくなってしまいましたが、いつも空を見上げて話しかけたり、
問いかけたりしています。

「これでいいかなぁ?」(私)
 ・・・・・
「なんでもやってみなさいよ〜^^」(父) 父の声が聴こえてきます。

ゆうゆう10月号に取材記事が掲載されました。

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ゆうゆう10月号

ワサビです。

本日発売のゆうゆう10月号(主婦の友社)に川上さんの取材記事が掲載されています。
「ストレスをためない、バテないために 介護の息抜き、どうしていますか?」と題し5ページに渡って、ゆとりを持つことの大切さやご自身のリラックス方法などをご紹介したり、皆さまからのご質問にアドバイスをしたりしています。
書店で表紙の市原悦子さんを探してぜひお手に取ってご覧下さいね。

6/27 小平市中央公民館主催介護講演会のご報告

カテゴリー: 活動報告

小平市中央公民館

6月27日土曜日、小平市中央公民館主催の介護講演会「〜人と人の心を結ぶ〜介護のある暮らしをデザインする」にてお話させていただくために、早朝から水と緑の町小平市に出掛けました。

この日はあいにくのお天気でしたが、電車から小さな駅に降り立つと、雨と緑のいい香り。
この街の自然の多さを感じました。

今回お声掛けいただいた小平市中央公民館の事業ご担当Nさんは、このブログ「結人」が目に止まり、“人と人の心を結ぶ”に賛同してご依頼をくださったとのこと。
共感できる新しい誰かとつながる嬉しい瞬間です。

小平市中央公民館の前にて

今回の講演内容は、私のこれまでのケアの経験の中で皆さんにお伝えしたいノウハウや思いをまとめて、新しく制作した私の心のメッセージ集です。

そのメッセージの中心は自分自身の“強み”を活かしながらいつまでもイキイキと笑顔で暮らし、地域の人、隣の人と助けあい支えあい、共に元気に生きる社会を作りませんか、ということ。

人は生まれて、生きて、齢を重ね、変化します。
現代を生きる私たちはずいぶんと長い時間を生きることが必要となりました。
長く生きることよりも、生活の質(QOL)を高めながら、笑顔のある明るい生活を心がけたいものです。

人生の後半のステージは、共助や自助が活きる時代です。
少し小さくなって弱くなった自分や近くの人にも、関心と理解を持ってほしい。
私たち一人ひとりが、人間の尊厳を大切にしながら命を感じ、命と向き合い、どうか終わりこそ人らしく。
これまで見たきた現状と、私の願いをお伝えさせていただきました。

小平市中央公民館主催セミナー

メッセージ4「命を感じる 命と向き合う、終わりこそ自分らしく」でご紹介させていただいた、詩人、村野四郎さん(明治34年東京北多摩生誕)の「鹿」(昭和34年)は、村野四郎さんのお父様が病床に伏せた際に、ベットサイドで生まれた作品です。

私は父の死期が迫った頃に自分の心を探求する中でこの作品に出逢いました。
死を間近に感じながらもしっかりと大地に立つ鹿。
死をありのままに受容する勇気と冷静さをとらえた、作者の美意識。
私もその時に、この鹿のように立っていられるのでしょうか・・。

小平市中央公民館セミナー資料

その瞬間まで生きる時間が黄金のように光る為に、何が必要なのかを私は考え続けています。

今回の講演会は少人数でアットホームな会になりましたが、わたしの好きな詩の紹介や音楽、エッセイの朗読など、ご来場いただいた皆様が楽しめるよう工夫してみました。
時折会場から届く笑い声に、私も和みました。

雨で足場の悪い中いらしてご清聴いただいた皆様、ありがとうございました。
講演をご依頼くださった小平市中央公民館のN様、皆様、始終心温かいご対応をいただきましたこと、心より感謝御礼申し上げます。

講演でお話することが決して得意な私ではありませんが、医療、介護、人生の終わり方など、伝えなければならないことをこれからもコツコツと伝えていきます。
大きかった人間が小さくなった時や弱くなった時こそ、人間らしさが輝く時です。
その乗り越え方や向き合い方をあきらめないで対峙してほしいと願っています。
皆様どうぞ宜しくお願いたします。

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