ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

やさしいケアガイド2018改定版 完成

カテゴリー: 活動報告

2018年4月介護保険改正・介護報酬改定対応の「やさしいケアガイド」改定版が完成しました!

やさしいケアガイド2018

2000年から始まった介護保険制度は、介護を家族だけではなく社会で支える制度。
自分にあったサービスを選択できるようになりました。2018年4月から第7期がスタートです。
制度や報酬は頻繁に改正されることもあり、一般の方にはなかなか理解しにくく複雑です。
結人では、改正の度に丁寧にケアガイドを改定し整えています。
介護や高齢期の暮らしに関わる方が、手にとって理解しやすいように、情報の範囲や表現なども工夫しています。
ワサビさんのやさしいデザインと色の力も加わって、皆様にやさしい一冊がお届けできます。

今回は必要だと思う項目を追加して4ページ増やしました。
高齢者向け施設・住宅、介護休業制度、そして、エッセイ~私の介護を終えて~。
この一冊が手元にあれば、急な入院や介護の始まりに、全体像を見渡しながら進むことができます。
早速、企業の研修など多くの皆様にご活用いただいております。

「ケアガイドの情報が、見やすく分かりやすいので助かります。」
「親や兄弟への説明に使い、具体的な話し合いが進み助かりました。」
「ケアマネジャーへの質問、相談がしやすくなりました。」

ケアガイドを手に取ってご感想ご意見をくださった皆様、研修やセミナーのツールにと選んでくださった皆様、心のエッセイを読んで感想を伝えてくださった皆様、ありがとうございます。

協働してくれたワサビさん、共に前向きに紐解き作業にあたってくれたケアマネジャーの石橋亮一さん、中村涼子さん、看護教員の村上裕子さん、その他ご協力いただいた皆様、心からありがとうございました。

ケアガイドを制作しながら、なぜか小学生時代の放課後にガリ版を刷って手を真っ黒にさせながら学級新聞を作っていた風景を思い出しました。
あの時も、決して上手ではないイラストと文章を書き、楽しく仲間にメッセージを発信していました。
看護師になった自分が本を作るなんてまったく予想していませんでしたが、このケアガイドはシンプルな内容ながら私の想いが詰まっています。
大切な人を支える人たちへの応援のメッセージです。
よろしければ手に取ってみてくださいね。

追加ページ

今回追加した「高齢者向け施設・住宅」「介護休業制度」のページです。
相談者には1冊プレゼントしています。

イラスト候補1

エッセイに添えたイラストは私の手描きで挑戦。
いくつか候補を描いてみました。

イラスト候補2

なんでしょうね。これは・・・。

イラスト候補3

由里子画伯のイラスト、大丈夫かな~と自分自身がとてもハラハラしていましたが、白いスケッチブックの上に、なんとかいくつか描くことができました。
色鉛筆や筆を持つと時間の経過を忘れてしまいますね。
さて、どのイラストが採用されたでしょうか? 
「新やさしいケアガイド」どうぞ、お楽しみに。

ケアガイドご注文ページ

「介護離職防止策検討のための特別調査」報告書

東京都産業労働局様が行った「介護離職防止策検討のための特別調査」の報告書が届きました。239ページにも及ぶ調査結果、ずっしりと重みがあります。

アンケート調査~企業編~として、企業の両立支援制度の整備状況、利用状況、従業員からの要望。~従業員編~として、介護の状況、働き方、行政への要望。企業、従業員の事例集。有識者へのヒアリング調査結果などが示されています。

都内の企業10,000社、従業員20,000人とは大掛かりな調査で、東京都の「介護と仕事の両立」に対する前向きな姿勢が伺えます。
全体の傾向を知るとともに、企業や従業員の実例は、今を知るために大変参考になります。

「介護離職防止策検討のための特別調査」報告書

【編集発行 東京都産業労働局雇用就業部労働環境課 平成30年3月】

有識者ヒアリング調査の項目では、私もご協力させていただきました。
他の皆様のお話も参考になります。ご興味、ご関心のある方はご覧になってくださいね。

この冊子の販売はしていないそうですが、東京都のWebから同じデータがご覧になれます。
☞【東京都 TOKYOはたらくネット


昨日は、毎年ご依頼をいただく銀行様のライフプラン研修に講師として伺わせていただきました。
140名もの方々に「仕事と介護の両立」のためのお話をご清聴いただきました。
大切なことは伝えられたのだろうかと毎回さまざま反省しますが、職員の勤続祝いの後に介護の講演を企画してくださるのは本当に嬉しいことです。
大切な人の介護を行いながら人生の終盤に寄り添うこと、自分を育て社会に貢献すること、そのどちらも諦めずにに希望を持って望んでいただきたいと思います。

つつじ

風薫る五月。毎年、爽やかなつつじの花が出迎えてくれます。

3月25日(日)18時~J-WAVEラジオに出演します

カテゴリー: 活動報告

UR LIFESTYLE COLLEGE

東京タワー近くの六本木ヒルズ33階へラジオの収録にでかけてきました。
私にとっては最も高い↑(高層階)場所での収録。記録を残しました。

番組は毎週日曜日の18時から18時54分まで放送されている
【UR LIFESTYLE COLLEGE】J-WAVE81.3 FM RADIO
http://www.j-wave.co.jp/original/lscollege/

吉岡里帆さんがナビゲートで、心地良い音楽とともにより良いライフスタイルを考える番組。
UR都市機構とJ-WAVEのコラボ番組です。

私は番組の後半のGOOD LIVING COLLEGE のコーナーにて、ほんの少しの時間ですがお話させていただきます。
3月25日(日)18時~運転中の皆様、ご自宅にくつろいでいる皆さん、
もしタイミングがあいましたら、J-WAVEラジオを聴いてみてくださいね。

※radikoのタイムフリーでも4/1まで聴くことができます。
http://radiko.jp/#!/ts/FMJ/20180325180000

UR LIFESTYLE COLLEGE

お世話になった皆様、ありがとうございました。

働く人の介護を応援する~冬編~

カテゴリー: 活動報告

1月から2月にかけ、神戸、大手町、丸の内、日本橋、新宿にて、介護と仕事の両立や認知症に関する講演、パネルディスカッション、勉強会など、ご対応させていただきました。
今年の冬は寒さが厳しく、移動の際は大雪による交通機関への影響が心配されましたが、運良くお天気にも恵まれ全てクリア、ほっとしました。

今回は、独立行政法人、労働政策研究・研修機構の池田心豪先生とご一緒させていただく機会に恵まれ、職種を超えたコラボにチャレンジさせていただきました。
お聴きくださった皆様には、労働と介護の両側面の視点からお考え頂けたかと思います。

この機会に、私も先生が研究されている介護休業制度等の研究報告書を拝読。
介護と仕事を両立されている、より多くの方々の実態把握、制度設計への影響、大変参考になりました。
聴く、感じるセンスをお持ちの先生とのパネルディスカッションは、大変楽しい時間でもありました。
企業様の企画力にもびっくりです。これからは職種を越えての連携が益々大切ですね。

車窓

会場へ向かうのぞみ号からの車窓にびっくり!どこまでも白い雪景色です。
雪国の皆様は毎日がんばっていらっしゃいますよね。

介護報酬改定

神戸での講演に向かった日、ちょうど4月1日からの介護報酬(介護保健サービスの料金体系)改定についての記事が公表されました。
急遽、パネルディスカッションでは、改定についてのコメントも追加。

2018年度の介護報酬改定の改定率は、0.54%のプラス改定。
全体の動向としては、介護を受ける人の自立に向けた支援や、重度化を予防する取り組みに報酬が手厚くなり、医療・介護連携やリハビリテーションが重視される時代に向かいます。
つまり、介護を受けるだけではなく、要介護度を改善して元気になるように誰もが心掛けることが必要となります。
高齢になってもぼんやりできない時代となりそうですが、明るく元気な生活を心掛けたいですね。

その他にも、管理職様や職員様へ向けた介護と仕事の両立セミナーや、認知症サポーター研修などにもご対応させていただきました。
各々異なる発見や学び、そして刺激があり、その経験が次へのステップとなります。
專門領域を深めつつ、横への視野を広げながら学びたいと思います。
ご依頼ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。
情報や知識を知っているかいないかで人生は大きく変わります。 
引き続きどうぞ宜しくお願いいたします!

川上由里子オリジナルセミナー「もしも家族が認知症になったら」より セミナー最後、川上からのメッセージは西条八十さんの童謡を紹介しながら

川上由里子オリジナルセミナー「もしも家族が認知症になったら」より
セミナー最後、川上からのメッセージは西条八十さんの童謡を紹介しながら

神奈川新聞

ワサビです。

先日横浜で開催されたセミナー「新しい介護のカタチを考える」のレポート記事が、本日1/28神奈川新聞朝刊に掲載されました。

当日の模様が載っていますので、神奈川にお住まいの方はぜひ読んでみてください。

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