ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

ココペリ祭り2024 in 西新宿ガルバホール

カテゴリー: 日常

皆さんこんにちは。
芸術の秋、実りの秋、ココペリの秋、今年もココペリ倶楽部の仲間たちとその見守り隊が大切な笛を抱え、思い思いのお洒落をし、ホールに集合しました。
2024年11月10日(日)ココペリ祭りの開催です。
今年の会場は西新宿のコンサートホール、ガルバホール。

ソロ曲は恩師Mark Akixa作曲の「バタフライメイデン(蝶々の乙女)」

アンサンブル、心友である村上裕子さんと竹内まりあさんの「いのちの歌」を。
ブルーバード2度目のステージです。
私はソロもアンサンブルも、感謝と愛を込め演奏しました。
とはいえ、人前での演奏はやっぱりかなり緊張して…
この日も本番では予期せぬことが多々起こり、失敗あり成功あり!!ひゃ〜

ですが、演奏を聴きにきてくださった友の優しさに、共に練習に励んだ仲間のチャレンジと演奏に、大忙しの中チャレンジできた自分の勇気に、最高のハナマルです!!
人と人を繋ぎ自分の過去と今を繋ぎ、恩師と自分を繋ぎ、私につながる全てのものへ感謝せずにはいられない1日でした。
今年もかなりお恥ずかしいのですが、結人をご覧の皆様もどうぞお聴きください。

ご来場いただきましたみなさん、遠くから応援してくれた母、家族や友人、この動画をお聴きくださった皆さん、ありがとうございました。

私はネイティブアメリカンフルートの笛の音が大好きです。
これからも素朴な音色を風にのせ、心の詩を歌いながら人生という旅を続けたいと思います。

美術館のようなホール。 
今年の笛はD管。高音が響く楽器です。
よって、失敗も目立つ (^_^;)

1部と2部の合間、真紅の薔薇の花束を抱え、突然私の目の前に姿を現したRちゃんは私を驚かせ泣かせました!
なんと、1部からこっそり聴いてくれていたそうです。
生演奏を聴いてほしいと思っていた親友の粋に感激です。

帰宅した夜、薔薇の花や皆さんからの心のこもった贈り物は私を癒してくれ、ホット一息、よく頑張った!
皆さまありがとうございました。

仕事終了後に練習を繰り返した秋でしたが、歩くペースは今日から少しゆっくりでも大丈夫。
いつの間にか落葉した楓を拾い夕陽に向けて掲げました。
雲よ、空よ、鳥よ、大切な人たちよ、ありがとう。
明日天気になあれ。
心の笛よ、いつまでも、どこまでも響け♪

発表会翌日、Markさんとミナマネジャーへのメールへ送りました。

Markさん ミナさんへ

昨日のココペリ祭りではありがとうございました。
かなり緊張し、しくじりましたが
今は充実感と幸福感で胸がいっぱいです。

忙しい合間をぬって練習を続け、
大好きな曲の演奏にチャレンジできたこと
開催してくださったこと、Markさん、ミナさんに感謝です。
それにしても、皆さん上達していてびっくり、素敵です!
流石Mark先生 ^ ^

来年のステージをイメージしながら楽しく選曲します。
引き続きご指導宜しくお願い致します。

2024年11月11日   川上由里子

幼馴染との約束 JA研修

カテゴリー: 活動報告

2024年6月、富士市内コメダ珈琲店で郷里の幼馴染から相談を受け、その4ヶ月後の10月11日、JA清水にてライフアドバイザー研修「介護保険基礎講座〜制度と介護の実態を学ぶ〜」を行わせていただきました。
親友のライフアドバイザーを応援したいという熱意に賛同し、ニーズを聴きながら計画し熱い気持ちで臨んだ研修、久しぶりの結人業務です。

介護保険の基礎知識と共に実例ケースを3つご紹介。
介護とお金は密接に関係しています。
研修会場は活気ある男性が9割、という私の研修では珍しい光景で驚きましたが、顧客に対応しながら社会に大きな影響を及ぼしていくフレッシュな皆さんにご清聴いただきました。

この日、驚くことが何点かあったのですが、講義が始まる前の部長の開会のご挨拶に私は胸が詰まりました。

「この講座の資料を事前に拝見しましたが、川上先生の想いが込められている大変貴重な資料です。先生が伝えたい大切なポイントは、支える人を支えるということかと思います。
知識の学びは勿論ですが、川上先生の仕事への想いや向き合い方も感じ取りながら受講することで、より一層今日のこの時間が善き時間となることと思います。」
といったようなことをお話しくださいました。

講義前に全て資料をご覧いただいてのお言葉。
なんという温かいトップリーダーからのお言葉でしょうか。
社会全体がスマートな関係となってきていますが、人と人が出逢って何かを一緒にするとは、このように影響を受け合うこと、感じたことを言葉にすることも大切だと改めて感じました。
部長から職員への愛も感じます。
そして、講座終了後も多くの職員から質問をいただき、仕事のこと、自分の家族のこと、率直な疑問や心の声を聴かせてくださいました。
友人も始終後方で見守ってくれていました。

私を育ててくれた故郷に恩返しをしたいと、常日頃思いながら生きています。
子供の頃から失敗と成功、喜びと哀しみを繰り返しながら共に生きてきた親友と、今回初めての共同作業に感動です。
あたたかくお迎えいただきご清聴くださいましたJAしみずの皆様ありがとうございました。
支え合いの輪が、真の思いやりの輪が広がりますように。
故郷のあたたさが、もっともっと広がりますように。
心と心を結ぶケアがつながりますように。

乾杯!
その夜、私たちはふと思い立って中学生時代の恩師に電話をかけてみました。
先生、生きてるかな?ちょっと恐る恐る…。

K先生は懐かしい明るい声で電話に出てくれました。(良かった!)

「K先生、私たちね、今日これまでの友達人生の中で最高に嬉しい夜なんです。
それで、あの頃はよく分からなくて反抗ばかりしていたけれど、先生が厳しく伝えてくれたことの意味は後から分かってきました。
今日は二人の力を合わせ良いことができて、先生にありがとうと伝えたくて電話しちゃいました。
私たちK先生の生徒でよかったです。先生ありがとうございました〜。」

そして、その夜は友人のこれからの夢も聴けました。
私も大賛成でとびっきり応援隊です。
あまりにも感動した私は地酒をいただきほろ酔い幸せ気分の帰宅、帰りを待っていてくれた母と夜空のお月様(父)にも笑顔で報告です。

JAしみずのKさんは私にこう言いました。
「Sトレーナー(私の友人)は、僕たちをいつも褒めてくれるのでとてもやる気がでるんです。ありがたいですよ。」
長所や強みを誉める、大切なことですね。
友人の働く職場は彼女の愛情ある指導の影響が大きく、人が人らしく励まし合いながら成果を上げているとても善き場所であることを感じ、私も安心しました。

和食の席で、彼女が私にそっと贈り物をくれました。
彼女の描いた己書です。
私の大好きな茜色と緑色。^^
とり、山、家、みんな癒されて泣けます。

東京に帰宅してから飾る場所をあれこれ考え、寝室の灯りの近くに決定。

洗面所には以前いただいた星のようなヒトデくんが私を元気づけてくれています。
こちらの色は彼女の好きなブルー。なんとも温かい!
絵も音楽も、作品って人柄が滲みでてきますね。

親愛なる友、愛情深い友に、ありがとう。
齢を重ねることは失うことばかりではなく、これまでの知恵や体験を活かし役立てることができます。
今心細い思いをしている人を温めることができます。
これからも力を合わせて社会に、人に役立つことを楽しみながら生きていこうね。
そんな心の想いを交換できた1日に感謝です。

私はいつも東京から故郷静岡を応援しています。
東京で得られるものは厳しいけれど大きい。
そして向き合い方を間違えなければ本物を得られます。
得たものを活かせるようコツコツと私らしく歩み続けます!

秋の海 薩埵峠と駿河湾

さて、次回の結人は恒例ココペリ祭りのご報告です♪
お楽しみに

ココペリ祭り2024 まもなく開催!

カテゴリー: お知らせ

2024年11月10日(日)13時、恩師であるネイティブアメリカンフルート奏者、マークアキクサ先生の生徒がガルバホールに集合し、恒例の「ココペリ祭り」ネイティブアメリカンフルートの発表会が行われます。

画像:Mark Akixa blogより

9度目となる発表会チャレンジ、ドキドキワクワクしながら目下練習中です。
今年私が選んだ曲は、マーク先生が2023年8月に出したアルバム「WINDWALKER」の中から「バタフライメイデン」という美しい曲です。
初めての発表会で演奏した曲は「とうもろこしの乙女」という曲でしたが、あれから9年を経て、さて、どんな蝶々がホールに舞うでしょうか。

万年大忙しの私ですが、それでも音楽はかかせません。
今年はいつも通っている「NOAスタジオ」に加え、晴海の公共施設「はるみらい」でも仕事の合間に練習をしています。

「はるみらい」には世界のオリンピック選手が折った色とりどりの折り鶴が沢山!
音楽スタジオ以外にも食、運動、学びなどの場がありちょっと楽しい空間です。

発表会の会場は西新宿のガルバホール、私たちも初めてのホールです。
いつも応援に来てくださる友人たちには心から感謝しています!!
今年は一般にも公開するようですので、お時間のある方は足をお運びください。
フリードリンク、お菓子付きです。
プロではありませんのでお聞き苦しい点もあるかと思いますが、生徒一人ひとりがチャレンジしながら作る音楽、大人の発表会を楽しんでいただけたら嬉しいです。
お祭りの最後の恒例講師演奏も楽しみです♪

子供の頃から発表会やコンクール人生でしたが、大人になっても音楽と過ごせる時間があることに感謝しています。
音楽が大好きです。緊張しながらがんばりま〜す♪

お申し込み等詳細はMark先生のblogをご覧ください。

断捨離にて思うこと

カテゴリー: 日常

猛暑の夏が過ぎ去り、ようやく秋へと季節が移り変わっています。
今年は例年とは異なり、暑かったり寒かったりとなんだかおかしいですね。
それでも、美しい月夜、手元に届いた新米、銀杏と、しっかり秋はやってきます。

私は夏から秋にかけて大きな断捨離を実施し、本500冊を手放しました。
いつかゆりこばあさんになりゆっくりとした時間ができた時、私の知的好奇心を育て、時に励まし時に癒してくれた愛読書を読むことを楽しみにしていましたが、本は重くスペースを取ります。
よって思い切って断捨離することにしました。(断捨離を迫られました)
残すもの、残さないもの、本当に必要なものとそうではないものを選択しました。

本500冊が私の部屋から消え去った晩、寂しいけれどスッキリとした身軽感もありました。
はて、これまで私が最も影響を受けた本ってなんだったのだろうかとお布団の中で考えました。
う〜ん これは結構難しい。そしてハッと思い当たりました。

それは、20代前半に読んで衝撃を受けた精神科医のヴィクトール・E・フランクル(1905〜1977)の「夜と霧」という書籍で、心理学者であるフランクルがアウシュヴィッツのユダヤ人強制収容所に捕えられ、その過酷な体験を記録した本です。
まだ人間の醜さや社会の暗さを知らない私でしたが、人間とは何かという問いをまざまざと突きつけられたのでした。
一人暮らしの私は、その本の存在がとても怖かったことを今でも覚えています。
でも、そのフランクルが生き延びながら残してくれた1冊の本からは、残虐さの中に希望があり、私に生きる意味や志をも考えさせてくれたのです。

収容所の過酷な生活に耐え、希望を持つことで生き延びたフランクルは、解放された時、その希望であった妻、両親、兄妹、多くの家族を失ったことを知り最大の危機を迎えました。
それでも、彼はその後、精神療法医として生き続け独自の「ロゴセラピー」を展開し、どんな人生にもどんな辛い体験にも意味があることを伝え続けてくれました。

つまり、詩や物語、絵本が大好きな私ですが、自分がこれまで最も影響を与えた本は、癒される本ではなく暗く怖い印象を与えた静かな書だったことに断捨離を行い気づかされたのです。
人間の残酷さを知った衝撃と、強制収容に耐えながら命をかけて書き下ろした著者の存在が、まだ青い私の全身に響いたのではないかと思います。

さて、私はそんなに大切な本を、なんとうっかり処分してしまったことに気がつき大慌て。
残された本達を確認すると、やっぱりない!(泣)
直ぐに慌てて調べなんと再度購入しました。断捨離中のドジ話です。
購入した本は新版ですが、まあそれでも良いでしょう。
私にとっては手元に置いておきたい大切な1冊です。
フランクルの生き様、人間を思う優しさから学び、私も私なりに人間に向き合う人、困難に向き合う人であり続けたいと思います。

私はこれまでカール・ロジャースの来談者中心療法を学び活かしてきましたが、いつの日かロゴセラピー(logotherapy)をじっくりと学び役立てたいと思うのです。
「ロゴ」とはギリシャ語で「意味」の意、人が自己の存在の意味を見出し、自己の価値の可能性を信じ、自分の人生の責任制を自覚することを援助する治療技法です。

皆さんは本が好きですか?本を持たない人は音楽でも良いですね。
皆さんのライブラリーで自分に最も影響を与えた本は何でしょうか?
最も影響を与えた音楽は何でしょうか?そしてその理由は?
持っているものから自分を知ることができます。
深まりゆく秋に温かい飲みものを飲みながらそんなことを考える時間があっても良いかもしれませんね。

これまで私に影響を与えてくれた本との出逢い、人とのご縁、住み慣れた街に感謝します。

「ゆうゆう8月号」私の介護体験

カテゴリー: 活動報告, ノウハウ

「ゆうゆう8月号」(主婦の友社発行/7月1日発売) にて、「私の介護体験」をご紹介いただきました。
これまでも「ゆうゆう」では読者のご相談に答え、専門家としてアドバイスという機会をいただいてきましたが、今回は初となる私自身の介護について。

ちょうど昨年の夏、主婦の友社からいただいたゆうゆうの最終原稿を確認をしている頃、私は家族の急変対応で病院や実家を走り回っていました。
その後、書き下ろした結人ブログがゆうゆうご担当者の目に留まり、今回の取材依頼をいただくきっかけとなったのです。

自分や家族の状況を公開するのは実はとても勇気がいること、神経を使うことですが、亡き父に寄り添った介護のある暮らし、健康だった母の医療発生から治療、在宅介護の準備、働きながらの行動や気持ち、関わり方のコツなど、家族の驚きや工夫を感じてくだされば幸いです。

全国の書店、主婦の友社公式HP,アマゾンなどで購入が可能です。
他の方々の介護体験もとても参考になります。
ご興味ご関心のある方はこちらからご覧ください。

記事内でも紹介していますが、昨年11月から週に1回、朝9時からの45分は母と理学療法士のリハビリタイム。
入院前のように自立した生活ができるようトレーニングに励む母。

この写真はリハビリ開始4ヶ月後、理学療法士Uさんが、「娘さんに送りましょう」と撮影してくれたそうです。どちらもかっこいいですね。^^
母の頑張りとパワーアップが離れている私にも伝わり拍手喝采。
粋な理学療法士さんです。
東京で忙しく働いている私も「今日はどうだった?」毎回訪問者と母との会話や出来事を電話で聴くことが楽しみです。

介護保険には様々な課題がありますが、担当ケアマネジャー、訪問看護師、理学療法士、地域ボランティア、民生委員など、母を支援するチームがいることで、母にも私たち家族にも安心感が生まれました。
母は要支援2、専門職の力に支えられながら心も体も少しずつ回復しています。
要支援の状態は介護状態になることを予防できるか否か、とても大切なステージです。

7月19日は要介護認定の更新のため2度目の訪問調査。
一年前の苦しみを思い出してきっと母も緊張感を感じていることと思います。
きっと大丈夫、乗り越えましょう。

みなさんにお伝えしたいこと。
今回の掲載記事では深掘りしていませんが、緊急時の対応、救急車を呼んだ時の質問に、即答できることでその後の対応が迅速に運びます。
プロの私でもやはり身内の意識消失にはかなり動揺しました。
でも、日頃のコミュニケーションが生きた瞬間です。

対象者の今の呼吸や意識など状態、救急車を呼ぶことになった経緯など落ち着いた口調で次々と質問が投げかけられます。
親の住所、連絡先、かかりつけ医療機関、内服薬、既往歴、現病歴、血液型などは必ず答えられるよう記録保管しておきましょう。

もしご両親がスマートホンをご利用ならば、iPhoneでは「メディカルID」、Androidでは「緊急情報サービス」に上記の情報や緊急連絡先を登録しておくことで、万が一外で一人で倒れて意識がない時などに、スマホがロックされた状態からでも救急隊員が内容を確認することができます。
ご両親に情報を確認しながら登録しておくことをお勧めします。

→【参考リンク】「スマホの設定が命の危険を救ってくれることも? “実はそんなに手間じゃない”緊急情報の登録方法【iPhoneもAndroidも】」(文春オンライン)


そして、瞬間的な衝動で大きな決定をせず、仕事を続けながら支える道を探しましょう。
詳細は本誌をご覧ください。

ゆうゆうご担当者様、書く力をお持ちのライター様、これまでにお読みいただき心からの感想をお寄せいただいた皆様、そして協力してくれた母、ありがとうございました。

まもなく梅雨も明け、蓮の開花も楽しみな季節です。
激しい雨や落雷に注意しながらも夏の始まりをお楽しみください。
共に頑張りましょう。

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