ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

小平市中央公民館セミナー

ワサビです。

6/27(土)に小平市中央公民館主催のセミナーにて講師をさせていただきます。
介護のある暮らしをやさしく豊かにデザインするために大切なことや今日からできることを、相談実例や川上さんの介護体験を交えてお伝えする予定です。
小平市に在住・在勤・在学されている方でお時間のある方はぜひいらしてくださいね。

平成27年度 小平市中央公民館主催 タイムリー講演会
~人と人の心を結ぶ~
介護のある暮らしをデザインする

日時 : 平成27年6月27日(土) 午前10時開演 (午前9時40分開場)
会場 : 小平市中央公民館 2階 ホール
講師 : 川上 由里子(ケアコンサルタント)
対象 : 市内在住・在勤・在学の方
定員 : 130人(先着順)
費用 : 無料

詳細 :
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/event/044/044242.html
チラシ :
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/event/044/attached/attach_44242_1.pdf

お申込み・お問い合わせ :
小平市中央公民館
電 話 042(341)0861
E-mail kominkan@city.kodaira.lg.jp

5月の休日 故郷の海へ

カテゴリー: 日常

5月の休日 故郷の海へ 1

速歩で20分、本日は快晴なり。
早起きして故郷の由比漁港にやってきました。

5月の休日 故郷の海へ 2

今日は楽しみにしていた桜えび漁船乗船日です。
沖を離れ船は駿河湾の大海原向かいます。
どこまでも青い海、広い空、遠くに見えるは富士の山。
「気持ちいいよ〜最高〜最高〜」

5月の休日 故郷の海へ 3

桜えび漁船にシラス漁船が近づいてきました。
海の上では漁師の仲間同士が協力しあっています。

5月の休日 故郷の海へ 4

港で冷えた缶ビールを飲んでいると、漁船が戻ってきました。
これはシラスを船から港に揚げているところです。今年はシラスが豊漁だとか。
「わ〜きれいな生シラスがいっぱいだ〜」

5月の休日 故郷の海へ 5

「おじさん、生シラスばか美味しそう!お金出すからちょっくら売ってくんない〜。」(由比弁)

5月の休日 故郷の海へ 6

と、声をかけると、こんなのが2皿もやってきました
「え〜 いいのお〜いいのお〜♪」

というわけで、漁師さんたちの仕事を邪魔してはいけないと思いながらも、
ちゃっかり身の上話や海の仕事の話をヒアリングした上に、生シラスを無料でいただいてしまいました。
青空の下でいただく海の幸のおいしいことおいしいこと。
20代から70代、海の男達の笑顔も刻みこまれた皺も最高です。

5月の休日 故郷の海へ 7

右後方にうっすら富士山です。

 

最後に父の大好きだった若山牧水の短歌をひとつ

山ねむる山のふもとに海ねむる かなしき春の国を旅ゆく

かなしは「愛し」と「悲(哀)し」の両方の意味を含みます。
若山牧水は宮崎県で生まれましたが、沼津の自然を愛し移住しました。

父は東京杉並で生まれ育ちましたが、人生の旅の途中で由比の地に出逢い、最期までこの田舎町で過ごしました。
歌の解釈はいろいろありますが、父は「この歌は由比をうたっているよう」といつも嬉しそうに話していました。
もし、父が由比を訪れなければ、私はこの海沿いの小さな町の人情や、海の青さや、海の声を知らなかったことでしょう。
人はみな、旅人ですよね。

船に乗って海上からいつもの町を望むと、山のふもとに海ねむる を実感します。
海のそばで育った私たちは、いつまでも故郷の海が大好きです。
皆さんも、海と山に囲まれた小さな町由比に、桜えびやシラスを堪能しにいらしてくださいね。

gooヘルスケア介護コラム最終回によせて

カテゴリー: 活動報告

gooヘルスケア介護コラム執筆のご依頼をいただいたのは、2009年2月のこと。
医療や健康のWebサイトから介護コラムを初めて発信するので協力してほしい、ということでした。
当初は1〜2回の原稿執筆と聞いていたのですが、寄稿は3ヶ月に1本の定期連載となり、今回の最終回まで25回も続きました。思ってもいないことでした。

連載中は社会の高齢化が進み、多くの方々の様々な介護相談に耳を傾けていた私ですが、偶然にも私自身の介護も重なり、企業からの独立というドキドキハラハラの大きなライフイベントもありました。
そんな中で複数の締め切りや業務を抱えての定期執筆。
哀しみの時も喜びの時も淡々と書くことを続けました。

自分自身の体験や思いの探求、情報を裏付ける為の調査や視察、難しいことをわかりやすく簡潔に書くということへの挑戦。
多くの情報から何を選択するのか、文章がまとまらず、何度も書くことの自信を失いました。

それでも、定期的に文字にまとめる機会をいただいたことに、今心より感謝しています。
編集会社のご担当者は、「川上さんの書く原稿はただの情報ではない」ということを言ってくださり、励まされました。

いつも私のからだには窓があります。
ささやかでも誰かの役に立てる風を送れるということは、本当に嬉しい事です。
ケアすることも、書くことも話すことも、その“根っこ”は皆同じですね。

長期に渡りお読みいただきました皆様、ありがとうございました。
私からの風を感じてくれた皆様から届く感想やご意見が嬉しかったです。
勇気をいただき励まされ続けました。
株式会社研友企画出版様、及び大変お世話になりましたご担当者のK様、株式会社法研様に、心より感謝御礼を申し上げます。

► gooヘルスケア バックナンバー一覧

gooヘルスケア

ワサビです。
「gooヘルスケア」にて働く女性の介護制度に関する川上さん寄稿記事が配信されました。
2009年4月から6年間に渡って続いたgooヘルスケアでのシリーズもこれで最終回となります。
ぜひお読みくださいね。

知っておかないと損! 働く女性の介護制度 (2015.5.26公開)

・ 企業などで働く人は「介護休業制度」が活用できる
・ さまざまな場面で活用できる「介護休業制度」
・ 企業独自の両立支援の取り組みも
・ 介護が必要となったら、まずは職場に相談を

ぜひ読んでみてくださいね。(バックナンバー一覧はこちらから)

毎日が発見 2015年5月号

ワサビです。

「毎日が発見 2015年5月号」(株式会社KADOKAWA発行)掲載の読み切り短編漫画「人生に満足ですか?」(柴門ふみ著)の協力をさせていただきました。

60歳の露子さんシリーズの第3弾で、母親であり妻である露子さんが娘に「お母さんは自分の人生に満足だった?」と言われたことをきっかけに介護職員初任者研修(ホームヘルパー)の学校に通い、様々な発見をしていく爽やかな感動物語です。(全15ページ)

ぜひ読んで見てくださいね。

毎日が発見 2015年5月号(fujisan.co.jp)

人生に満足ですか?

読売新聞

ワサビです。

本日4/17(金)読売新聞朝刊に川上さんの取材記事が掲載されました。
「離れて暮らす親が高齢になり手助けが必要になった時どうすればよいのか」
というテーマで取材を受けました。
全国版ですのでぜひチェックしてみてください。

記事のpdfはこちらからご覧ください。

「おはよう21」取材記事のご案内

カテゴリー: お知らせ

「おはよう21」リニューアル記念号

ワサビです。
介護専門職向け総合情報誌「おはよう21」(リニューアル記念号/中央法規出版)の石橋亮一氏による新連載『変わりゆく介護サービスの現場から』にて、川上さんが取材を受けました。
テーマは「有料老人ホームなどにおける顧客満足度とホスピタリティ」です。

ご興味のある方は、書店かWebオンラインからお求めください。
こちらからも一部内容が立ち読みできます。

「おはよう21」リニューアル記念号

「おはよう21」リニューアル記念号

以下、川上さんよりコメントです。

執筆者の石橋亮一さんは、長年の大切な友人でもあります。
介護福祉士の他にも社会福祉士やケアマネジャーなどの専門資格をお持ちですが、石橋さんは早稲田大学の理工学部ご出身。
特別養護老人ホームの介護職員からスタートし、ホームへルーパーや介護福祉士、ケアマネジャーの育成や、第三者評価委員や市区町村の要介護認定調査員など、介護の業界をリードされています。
人にわかりやすく教えることがとても上手です。
こんな方が介護業界にいてくれるのはとても心強いことですね。
取材いただいた内容も大変わかりやすくおまとめいただきました。
今後の連載も要注目です!  

川上 由里子

美しい季節になりました

カテゴリー: 日常

やさしい色で 一面に桜が咲いています
やさしい想いで 一面に桜が咲いています
美しい国に生まれてよかったと静かに思う季節
南の国、北の国、空の国、遠い国 
みんなそれぞれの想いで この日本の色を観ていますよね

東京ミッドタウンの桜

皆様に感謝をこめて
また、明日にむかいましょう

2015.4.1 六本木 東京ミッドタウン お庭で撮影

東京ミッドタウンの桜

平性27年4月介護保険改正に向けて

カテゴリー: ノウハウ

2000年、介護保険制度が誕生してから15年が過ぎようとしています。
それまで行われていた措置制度から、サービスを選択し契約する時代へ。
介護は個人ではなく、社会全体で支えるという大きな変化が生まれました。

介護保険は6年毎の法改正、3年毎の報酬・基準改定が行われ、私たちが支払う介護保険料も2倍前後まで伸びています。
今後高齢者はますます増加し、2025年には高齢化率は30%を超えることが予測されています。

昨年、介護保険法だけでなく、医療にかかる法律も含め、19本もの法律が同時に成立しました。
社会保障のあり方全体が見直され、本年4月からの介護保険制度改正もその一つです。

企業に向けたセミナーで、そのポイントをご紹介させていただきました。

川上由里子オリジナルセミナーより

川上由里子オリジナルセミナーより

私たちの暮らしに影響を与える介護保険改正のポイントを少しだけご紹介します。

  • 介護サービス利用者の自己負担が1割から2割へ。
    合計所得金額160万円上、(収入が年金のみであれば、年額280万円以上)の方が該当します。65歳以上の方の約20%に相当するといわれています。
    例えば、毎月介護にかかる費用が2万円だった方が、その倍の4万円になるということです。
    家計に大きな影響を与えそうですね。
    平性27年8月1日〜
  • 特別養護老人ホーム(特養)の入所基準が原則として要介護1から3へ引き上げ。
    重度者対応への重点化が進むことになります。
    (現在でも要介護3以上の入所者が約88%です)
    ただし、要介護2以下であっても、特例を設けていますので、やむを得ない事情のある方も申し込みができます。施設の「入所検討委員会」で判定されることになります。
    現在すでに入所している方は除かれます。
    平性27年4月〜
  • 要支援1.2という軽い方は、介護予防サービスから市区町村の「総合事業」へ移行。
    予防給付のうちの予防訪問介護と予防通所介護(デイサービス)が移行します。
    これまで、介護保険は、要支援1以上の方は、どこに住んでいても同じ基準、費用でサービスを利用できましたが、今後は住んでいる市区町村によって、サービスのあり方、利用料が異なってきます。
    例えば、これまでデイサービスを利用していた方は、利用料が下がるかもしれないし、上がるかもしれないということです。
    市区町村はどんな受け皿をつくろうとするのか、住んでいる人たちはよく情報をキャッチし活用していくことが求められます。
    平性27年4月〜(市区町村ごと異なり 平性29年3月31日まで猶予期間)

ということで、ケアの業界で働く様々な人々は、今必死でこの大きな改正を理解し、社会で暮らす介護が必要な方やそのご家族を支えようとしています。
私もまずは改正の背景全体を理解し、できるだけわかりやすくまとめて皆様への情報提供を心掛けます。
「やさしいケアガイド」も心を込めて改定作業中ですので、お待ちくださいね。

介護保険改正研修

休日、介護保険改正の為の研修に参加しました。
会場はケアマネジャーや関係事業者の熱気と、ため息に包まれています。
参加受講費の自己負担はなかなか大変ですが大事な研修。
仲間たちよ、皆で乗り越えましょう。前進あるのみです!

介護保険改正研修テキスト

日本平動物園へ

カテゴリー: 日常

3月の日曜日、今日は故郷の友人達と、朝早くから静岡市池田にある日本平動物園に出掛けてきました。小学校からの友人達と過ごす遠足のような一日です。

日本平動物園は本当に久しぶりでしたが、園内に様々な工夫がされており、特に動物たちの過ごす空間が楽しく明るく動きやすくなっていて驚きです。色使いもおしゃれで楽しめます。

日本平動物園

うわ〜大きい!ロシアから来たシロクマ、ロッシー。ゆうゆうと動き回っています。

日本平動物園

ロッシーはバク転が大好き。連続バク転に子供も大人も大興奮。
でもちょっとバク転しすぎじゃない?!

日本平動物園

お鼻がとっても器用な象さん。竹を小さく折ってむしゃむしゃ食べていました。
象さんの色は渋いですね。

日本平動物園

寅年達が見るタイガー。あまり動かないけれどやっぱり風格があります。
トラ模様の色や柄のきれいなこと。自然の色の美しさに見とれてしまいました。

動物に夢中であまり撮影しませんでしたが、この日私が特に気に入った動物は白黒のマレーバク・フタバと元気に泳ぎまわっていた可愛いゴマフアザラシ・シズとレッサーパンダ君でした。

大人でも楽しめる日本平動物園。
たくさんの、そして珍しい動物や鳥の元気な姿を見ることができますよ。

動物が可哀想であまり動物園は好きでなかった私ですが、旭川動物園や日本平動物園は、昔のイメージの動物園とは異なっていて、スタッフが動物の特性を理解し大切にしていることや、来園者を楽しませようというホスピタリティを感じます。
そして、人間だけが生き物ではない、ということを肌で感じさせてくれる場所です。
動物の過ごし方をみてると、改めて日頃の自分の行動や考え方を見つめさせてくれる時間でもありました。

さて、寅年チームはこの後、美味しい豚カツを食べ、清水港のエスパルスドリームプラザで観覧車に乗り、どこまでも青い駿河湾や山並の続く日本平を眺めて故郷由比に帰りました。

私は、中学2年生の時に「青色の友情」という作文を書き、青年の主張コンクールで読み上げたという経験があります。

友達って何?そう聴かれても、今の私にはさっと答えることができません。
辞書を引いてみると・・・

とこんな感じで始まるのですが、最後には友情とは空と海の青色のようなものではないかと書きました。空が青ければ海も青い、空が曇れば海もおなじ色になる、空が泣けば海も荒れることを、毎日この目で見ていたからです。
なんだか今思えばよくわからない文章ですが、戸惑いながら探している友への戸惑いや難しさ、嬉しさを精一杯言葉にした作文でした。

あれから、どれだけの人に出逢い、どれだけの友に巡り会えたでしょうか。
多くの人に出会って多くの哀しみや喜びを知りたいと願っていると、やっぱりそのとおりになるものですね。
同じ教室で学んだ友人達と今でも助け合える仲間でいることにも、不思議さやご縁を感じます。
春、忙しい合間のホッと一息、変わらない青色の友情に励まされた一日でした。

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