暦の上では立秋を迎えましたが、まだまだ厳しい残暑が続いています。
いかがお過ごしでしょうか。
今年の暑さは1000年に一度の酷暑とか!?
熱中症対策は誰にとっても共通する夏のテーマとなりましたが・・・
浴衣で花火、入道雲と川遊び、夏野菜と冷えた生ビール
鈴虫の音とスイカ、涼風を感じながらのお昼寝などなど
夏の楽しみは様々です。
介護や看病が必要な家族を抱えていると、なかなか外出もできません。
限られた狭い行動範囲の中で過ごす時間は、心や体の動く機会が少なくなりがちで
気分転換が難しくストレスもたまりやすいものですね。
介護中、闘病中のあの人、どうしているかな?
自分の時間、少しはとれているかな?
逢いにいきたくても行けない方に、お葉書1枚で心を届けることできます。
パソコンの普及により「書く」機会は減少してきましたが
いつの時代も手書きのお便りに添えられた心は嬉しいものです。
でも、ちょっと構えてしまう「書く」こと・・・。
お気に入りの葉書があると心が動きます。
私がよく利用するお気に入りの木版画葉書は、橋創業100年を迎えた日本橋の有便堂で購入します。ひとつひとつ丁寧に創られているのが伝わってくる季節のお葉書です。
こちらは伊豆を訪れた際に海の色をおみやげにと購入したポストカード。
青く深い海の色や光、スイスイと群れをなして泳ぐ魚達、
私自身も部屋の白い壁にぺたぺたと貼って、海底を悠々と泳げる魚になった気分で涼をとります。
海の青さをじっとみていると、心までも青く染まりそうな気持ちになります。
葉書にお見舞いの言葉を添えて送ります。
どんなものを見て、
どんなものを食べて、
どんなことを聴いて、
どんなことを感じるか、
その毎日の積み重ねがその人らしさを創ります。
その人の感性を創ります。
それでは皆様に
まだまだ厳しい残暑が続きそうですが
体調に気をつけて、暑い夏を乗り越えましょう。
そして、夏の思い出をたくさん作ってください。
立秋 川上 由里子