ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

残暑お見舞い申し上げます。

カテゴリー: ご挨拶

暦の上では立秋を迎えましたが、まだまだ厳しい残暑が続いています。
いかがお過ごしでしょうか。

今年の暑さは1000年に一度の酷暑とか!?
熱中症対策は誰にとっても共通する夏のテーマとなりましたが・・・
浴衣で花火、入道雲と川遊び、夏野菜と冷えた生ビール
鈴虫の音とスイカ、涼風を感じながらのお昼寝などなど
夏の楽しみは様々です。

介護や看病が必要な家族を抱えていると、なかなか外出もできません。
限られた狭い行動範囲の中で過ごす時間は、心や体の動く機会が少なくなりがちで
気分転換が難しくストレスもたまりやすいものですね。

介護中、闘病中のあの人、どうしているかな?
自分の時間、少しはとれているかな?
逢いにいきたくても行けない方に、お葉書1枚で心を届けることできます。
パソコンの普及により「書く」機会は減少してきましたが
いつの時代も手書きのお便りに添えられた心は嬉しいものです。

葉書きたくさん

でも、ちょっと構えてしまう「書く」こと・・・。
お気に入りの葉書があると心が動きます。

私がよく利用するお気に入りの木版画葉書は、橋創業100年を迎えた日本橋の有便堂で購入します。ひとつひとつ丁寧に創られているのが伝わってくる季節のお葉書です。

 

魚のポストカード

こちらは伊豆を訪れた際に海の色をおみやげにと購入したポストカード。
青く深い海の色や光、スイスイと群れをなして泳ぐ魚達、
私自身も部屋の白い壁にぺたぺたと貼って、海底を悠々と泳げる魚になった気分で涼をとります。
海の青さをじっとみていると、心までも青く染まりそうな気持ちになります。
葉書にお見舞いの言葉を添えて送ります。

海の魚達

 

どんなものを見て、
どんなものを食べて、
どんなことを聴いて、
どんなことを感じるか、
その毎日の積み重ねがその人らしさを創ります。
その人の感性を創ります。

それでは皆様に

かぼちゃ

まだまだ厳しい残暑が続きそうですが
体調に気をつけて、暑い夏を乗り越えましょう。
そして、夏の思い出をたくさん作ってください。

立秋 川上 由里子

脱水症状の見分け方

カテゴリー: ノウハウ

先週帰省した際にちょっと脱水傾向がみられた父(88歳)。
高齢者にこの暑さは堪えます。

昨日、気遣いながら郷里に電話をかけてみると・・・

「凄い暑さだから、熱中症に気をつけなさいよ」
おっと、おっと 久しぶりに聴きました。
川上先生(医師)の力強く、懐かしい声でした。

先を越された私でしたが、
「そうね、水分をこまめに摂って気をつけるね。ありがとう。」

人間は心配されるよりも、誰かを心配して気遣いできることが生きる力に繋がりますね。
遠方の娘を心配できる状態にまで回復していて安心しました。
とはいえ、日頃からの脱水対策や予防は大切です。

先日も「素人でも脱水かどうか見分けることができるのかな?」
こんな質問をいただきました。
今年は周囲でも「まさか自分が…」と若い人でも脱水状態となり熱中症にかかっています。

脱水症であるかどうかは、本人の身体状況と環境要因この二つの側面から見てください。

 

【身体の状況】
<全身をよく観察しましょう>
□ いつもより元気がなくぐったりしている
□ 皮膚がカサカサしている 唇、舌、腕、腋下など
□ 皮膚の弾力性がない
□ いつもより身体が熱い
□ 顔色がすぐれない
□ 意識が朦朧としている
□ 頻脈

<会話からも情報を得ます>
□ 食事や水分をとっているか
□ トイレの失敗や億劫などという理由から水分を控えていないか
□ 何かをする気力が落ちていないか
□ 喉が渇いているか(高齢者の場合自覚がなくなりやすい)
□ 嚥下障害がないか
□ 高圧利尿剤など服薬中の方は適切にできているか〔飲みすぎていないか)
□ 下痢や嘔吐などをしていないか
□ in(飲食)とout (排泄、汗など)のバランスの不均衡がないか

【環境要因】
<室内の様子を五感で感じましょう>
□ 室内の気温、湿度
□ 光や風の動き
□ 扇風機やエアコンが直接当たっていないか
□ 水道や冷蔵庫までの動線 が確保されているか(自分で動ける場合)
□ 介助者の知識や理解、及び体力低下などはないか


日頃から室内を涼しく整え、お茶やミネラルイオン飲料やスポーツドリンクを少しづつこまめに取るようにしましょう。

水はわたしたちの体の源。
高齢者であってもちびちびとこまめにたっぷりと、一日1,000~1,500cc程度は必要です。
郷里の母は塩と砂糖を調合した命の水を、たっぷりと冷蔵庫に常備しています。
水分を好まない場合にはスイカや桃などの果物、ゼリーなど水分を多く含む食品からも摂取できます。
発熱、下痢、夏場の脱水症状時の水分、電解質補給に適した経口補水液(参考:経口補水液 OS-1)なども市販されています。すでに脱水の傾向がある方の改善にむいています。

飲み込みが難しい方には、水分にトロミをつけ飲みやすくするトロミ剤なども活用できます。
また、手軽にいつでも水分を撮れるカップや水筒などの工夫も必要です。
ワンタッチでストロー付きの水筒なども便利ですよ。
吸湿、吸汗効果の高い木綿やガーゼ素材などの天然素材、アロハシャツや甚平など、ゆったりとしていて通気性の良いデザインの服を選びましょう。

高齢者でなくとも体内の水分が不足すると血液がどろどろになり、脳梗塞や心筋梗塞をおこしやすくなります。
先日、40代の息子と同居していた両親が熱中症で亡くなるという悲しい事件を耳にしました。
日頃から声をかけあい、何だかおかしいと感じたら近くにいる専門家に早めに相談しましょう。

この夏も美味しい水をたっぷりと取ってくださいね。

 

近所の花火大会より近所の花火大会より近所の花火大会より

7/27(土) ニッポン放送に出演します。

カテゴリー: ラジオ

ワサビです。

川上さんのラジオ出演が決定しました。
毎月最終土曜日、今月7/27日(土)が第1回目です。

放送局:ニッポン放送1242
番組名:徳光和夫 とくモリ!歌謡サタデー
コーナー名:いきいきセカンドライフ
日時:毎月最終土曜 朝6:15~頃

5分程のコーナーで高齢期の暮らしに役立つ情報をお伝えする予定です。
ニッポン放送が聴ける地域の方はぜひ早起きして聴いてくださいね。

 
【第1回】テーマ:自己紹介&介護サービス・介護機器の紹介
[audio:https://yuito.jp/wp-content/uploads/2013/07/130727_radio.mp3]
(スマホ・タブレット用)

笑顔の記録

カテゴリー: 思うこと

大切な人の笑顔が見られなくなってくると、とても寂しい気持ちになるものです。
だからこそ笑顔が見られた時、笑顔は宝物だということを心から感じます。
NEWSアンサー」での短い時間の放送の中に父の笑顔が残りました。

東京から静岡へと足を運ぶとき、私は父と母の楽しみを何かひとつ贈り物を持っていくように心がけています。

だからいつも想像します。
父の好きなこと、楽しめることは何だろう。
母がリラックスできるのはなんだろう?

私の贈り物は時には癒しの音楽であったり、美味しい人形焼きであったり、いい香りのアロマオイルであったり、聴く耳であったり、マッサージであったり、笑顔であったりします。

テレビ取材当日、慌ただしく準備をしながらマンションの部屋にあった詩集を1冊かばんに詰めました。

私も父も好きな高村光太郎の「道程」

私も父も好きな高村光太郎の「道程」

文学が好きだった父。
私の朗読を聴くと表情が変わりました。
そして父自ら高村光太郎の「道程」を見事に読み上げたのです。
これには私も母も感動、周囲からの拍手喝采を受けて父の笑顔。
この瞬間が番組の中で放送されています。

人は誰もが齢を重ねます。
肉体は小さくなっても人生を回顧し豊かさを感じてほしい季節です。
「親を大切にする」「家族と助け合う」当たり前のことを大切にするためにも一人で抱えこまずに、一人だけに押しつけずに、少しの思いやりを持ってみんなで支えていきましょう。心の窓を思い切って開きましょう。

私もまだまだ介護のある暮らしを発見していきます。

父の笑顔

父の笑顔

テレビ東京「NEWSアンサー」に出演しました。

カテゴリー: 活動報告, 動画

テレビ東京「NEWSアンサー」の暮らし特報コーナーにて、私自身の遠距離介護の一日が放送されました。テーマは「遠距離介護 安心!を得るカギとは」。

取材依頼のご連絡をいただいたのは5月の連休中でした。
え?私の介護!? 戸惑いの気持ちを持ちながら考えること数日。

「介護は辛いとか、重いとかだけの報道ではなく、視聴者にとって、こんな風に工夫できるというような希望が持てる番組になりますか?」と電話で尋ねた私に、「勿論、私もそんな番組にすることが希望です。是非、宜しくお願いします。」と答えた女性ディレクターさん。
その明るく前向きな声に取材を受けることを決めました。

ある調査によれば介護の期間の平均は4年9ヶ月だそうです。
核家族化が進む中、これまでの生活スタイルを介護により変えることは難しく、遠距離介護で悩む方は今後ますます増えることと思います。
離れて暮らす親を支える、私も当事者としてあれこれと模索しながらも丁寧に介護のある暮らしを整えてきました。そのノウハウを少しでもお伝えできればと思ったのです。

東京から静岡へ、早朝9時から夕方5時までの密着取材 マンションでの取材からスタートしました

東京から静岡へ、早朝9時から夕方5時までの密着取材
マンションでの取材からスタートしました

とは言え、家族の内情を公開する。今回の取材を受けることは大変勇気のいることでした。
その上、この取材で必要だったのは“ケアコンサルタントとしてのプロとしての言葉”ではなく、“娘としてのわたしの言葉”。

何か役に立てたのだろうか…?
放送後そんな思いでいると数々の反響が届いてきました。

「介護保険は使っていたけれど、ネットワークを組む意識は持っていなかったので参考になった。自分も行なってみます。」
「まもなく遠距離介護が始まりそうで不安を抱えていましたが、具体的にイメージができて少し勇気がでました。」
「介護もコーディネートが大切なのですね。緊急連絡先をまとめて書き出すことだけでもチーム体制がみえてくるのですね。」
「入院中に拝見しました。車椅子生活で痛みも強く不安な日々でしたが、人々に希望を与える姿や気持ちに深く深く感動しました。新時代のモデルケースですね。」
「お父さんの笑顔、家族の関係が印象に残りました。」
「今だけではない昔からのご家族の関係が現れているというのが感想です。」

先輩ケアマネジャーたちからは「偉いぞ川上!よくがんばった。まだまだ介護保険の申請すら知らない人がたくさんいる。大事だ。」
大変を覚悟で出演を決め、私の背中を押した母からは
「改めて自分が多くの人に支えられていることを感じたわ。」

母の記録しているケアダイアリーや緊急時連絡一覧 家族の情報共有やいざという時の連絡に役立ちます。

母の記録しているケアダイアリーや緊急時連絡一覧
家族の情報共有やいざという時の連絡に役立ちます。

放送をご覧いただきました皆様、ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。
皆様の心に、何か届けられるものがありましたら幸いです。

ディレクターのYさんとカメラマンKさんには大変お世話になりました。
お二人の真剣な仕事の様子からも大変刺激を受けました。ありがとうございました。
また青い海の由比へ遊びにきてくださいね。

故郷由比の海

故郷由比の海

放送を見逃した方はこちらからご覧になれます。
■テレビ東京 NEWアンサー/暮らし特報 「遠距離介護 安心!を得るカギとは」
http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/newsanswer/life/post_41377/

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