UR都市機構のお仕事で昨年よりコツコツと手掛けていた「URウェルフェアガイドブック~安心して暮らし続けるために~」が完成しました。
UR団地にお住まいの方、ご入居を検討されている方に向けた顧客向け初のガイドブックです。
人は年齢を重ね、体や心は変化します。
サービスを利用する、住宅を少し自分に合わせて改修する、地域と繋がってみる。
そんな方法が、住み慣れた地域、団地で暮らす方々の生活を支え、応援することを伝えたくて制作しました。
URが手掛けている「地域医療福祉拠点化団地」。
2025年までに150団地を目標に着々と整備が進められています。
私は2012年より職員の新しいチャレンジを目の当たりにしてきました。
住宅というハードを作ることのみならず、子供から高齢者まで、新しい時代の住まい方、繋がり方が次々と誕生しています。
試行錯誤しながらも時代の変化、ニーズの変化に挑む職員の姿は素晴らしく、日々感動しています。
私も微力ながらもその一員としてがんばっているのですが…。
住んでいる方々に必要な情報が伝わり、役立つ制度やサービスが受けられなければ意味がありません。
全国に72万戸もの顧客を持つUR都市機構の賃貸住宅。高齢化は年々進んでいます。
困っている方、不安を抱えている方に、相談できる人、場所、制度があることを知ってほしい。
私の願いでした。
先日、このガイドブックを編集した動画の録画が代々木八幡のスタジオで行われました。
その日はパラリンピックの開会式で、上空をブルーインパルスが飛行している時間帯。
何度も空を見上げながらスタジオに到着しました。
制作の現場はちょっとワクワク。
動画制作に関わった方々のアイデア、素敵なアナウンサー女性の声の力、UR本社ウェルフェア研究室の思い。
それらが形となりお住いの皆様へのメッセージが運ばれていく過程はとても楽しい時間でした。
誰かの不安や孤独感を和らげること、誰かの勇気のためにそっと背中を押せること、そのカタチを考えられることは、難しいけれどとてもとても幸せで豊かなことと感じます。
これらは真のニーズを見ようとしなければ作ることはできません。
「これから活躍してね」「暮らしている人の声を、私達に届けてね」とガイドブックに話しかける私です。
現在、この動画がYotubeのUR都市機構チャンネルに掲載中です。
飛び出す絵本のような動画を御覧ください。
UR団地に限らず、多くの皆様にもきっと、新たな繋がり、住まい方を感じていただけることと思います。
ちょっと繋がりちょっと支え合う。私はそんな社会を目指し、新しい人材育成を続けていきます。
追伸
ウェルフェア研究室では、今年もオンライン、または併用型(テレビ会議、会場対面)での人材育成にもチャレンジしています。
7月「ウェルフェア基礎研修」8月「認知症サポーター研修」9月「介護保険基礎講座」の研修を計画実施、講師を努めました。10月は「生活支援アドバイザー新任研修」です。
毎回良かったことも反省点も多々ありますが、前に進む力となりますように、一歩一歩努めます。
先日開催された職員向け「介護保険基礎講座」。
後半の講師を努めた元気溢れるKさんと終了後にパチリ、ほっと一息の瞬間でした。