ケアコンサルタント 川上由里子公式ブログ

独立一周年 春のご報告とご挨拶

カテゴリー: ご挨拶
独立一周年 春のご報告とご挨拶

結人yuito 1歳の春 幸せの種を蒔き続けます

 拝啓 新緑の候 益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。

 昨年、桜の季節にフリーランスとして活動を開始してから、季節が一巡りし早一年が過ぎました。皆様のご支援のおかげで大変充実したスタートがきれましたことを、心から感謝御礼申し上げます。

 ケアデザインプラザの立ち上げから13年に渡りお世話になっています三井不動産ケアデザイ室様では、引き続きお客様からのご相談に真摯にご対応させていただきました。お一人ひとり異なる介護の形、年々相談内容は広さと深さを増していますが、ケアを通じて人と人との深い関わりをもてたことに感謝しています。その他、講師、執筆など社内部門や三井グループ会社様他からのご依頼にご対応させていただきました。たったひとつの情報で暮らしが大きく変わることを日々実感しています。介護を中心とした高齢期の暮らしについて、良質で客観的な情報を、体験から得た真の思いを、と心がけご対応させていただきました。

 夏から秋にかけては、ベネッセスタイルケア様の「介護相談会」でのセミナーを3回に渡りご対応させていただきました。女優の安藤和津さんとの構成セミナーという機会もあり、賑わいを増しました。セミナー終了後のお客様との会話は何よりも楽しいものです。繋がる、共感するという嬉しい時間となりました。一般の暮らしに馴染みやすいセンスで行われた「介護相談会」は、ホームを訪れた時に受ける印象と通じる明るさや快適さがあり、接客、会場作り、情報提供の仕方など、毎回学ぶものがありました。ありがとうございました。

 秋、日本生命保険相互会社、法人営業企画部様主催の「福利厚生セミナー」では、講師、パネルディスカッションのコーディネーターという大役を務めさせていただきました。ワークライフバランスの観点から介護支援制度に関する調査、各企業への訪問、ヒアリングなど、長期間かけて準備に奔走、東京大学高齢社会総合研究機構の辻哲夫教授、先進的な介護支援制度の取り組みを行う各企業の代表者様、という素晴らしい皆様とご一緒の機会をいただき、多くの学びを得ました。本セミナーは本日に至る流れを作るきっかけにもなり、始終不慣れなわたしを愛情深く支えてくださった日本生命のご担当者様には心より感謝いたしております。隔月発行の「福利厚生情報」執筆も大変ではありましたが、ご担当者様のお力添えでまとめられました冊子を手にする度に感動の一年でした。

 冬には西武ホールディングスグループ人事部様、日本政策金融公庫様からのご依頼でワークラフバランスに関する業務にご協力させていただきました。介護問題によるうつや離職、退職者が急増しています。介護問題は、決して一人では越えられません。私自身も介護と仕事の両立にチャンレンジの日々ですが、親の人生も、自分の人生もバランスをとりながら大切にできるようにと願いをこめ、介護情報をご提供させていただきました。福利厚生に関する企業支援は今後も業務の柱のひとつとして継続して参りたいと考えております。

 その他、医療法人内ケア専門職様への接遇(2011年8月28日ブログ「富士市、医療法人広見会様で接遇のセミナーを行ないました」参照)、青色申告会女性部様など、数々の楽しく意味あるセミナーのご依頼をいただき、ご担当者様はじめ皆様に大変お世話になりました。貴重な機会をいただきましたこと、心より感謝御礼申し上げます。

 ニッポン放送、ラジオケアノートでは4年に渡り介護相談にご対応させていただきました。日夜放送業界の激務をこなしているプロの皆様からは、長期に渡りお世話になりました。ラジオの前でお聴きいただいた皆様にも心からの感謝の気持ちをお伝えいたします。

 Webサイト、「gooヘルスケア」では2008年より継続し介護コラムを寄稿させていただいております。毎回大変お世話になりましたご担当者様、ありがとうございました。今年訪れたデイサービスセンター「夢のみずうみ村」の理念には大変感銘しました。高齢者の介護の未来に新しい希望を感じさせていただきました。

 その他、いつの日も大切な友人、家族、皆様方に支えられました。ありがとうございました。

 昨年は大きな出逢いもありました。この4月からは三井不動産ケアデザイン室様の業務に加え、UR都市再生機構、住宅経営部、シニアアドバイザーとしてのお仕事もさせていただくことを悩んだ末決意いたしました。少子高齢化が進む日本の住まいのあり方には、様々な問題が生じています。住まいという暮らしの大切な器にもハードのみならずソフトサービス、ケアの視点、やさしさを、それが私の希望です。またまた新しい環境へのチャレンジとなりますが、大切なことに係わらせていただける機会に感謝し、元気と情熱を持ってのぞみます。

 今後とも従来同様のご指導ご鞭撻をお願い申し上げますとともに、皆様のご健勝とご多幸を心より祈念いたします。

敬具

平成24年4月吉日
川上 由里子



3月弥生陽射しの変わる季節、2008年からレギュラー出演させていただいていましたニッポン放送「ラジオケアノート」の最終収録を終えました。

最後の放送日となった「ラジオケアノート・介護なんでも相談」3月21日収録では、いつもの介護相談へのご回答ではなく、私の伝えたい思い「介護で得られる宝物」を電波にのせて発信させていただきました。

ニッポン放送「ラジオ・ケアノート/介護なんでも相談」最終収録

4年間通った有楽町のニッポン放送スタジオ 収録最終日

そこでは、介護をしている人だからこそ知らず知らずに得られている宝物があることをお伝えさせていだだきました。私が常日頃、心で感じていることです。
最も身近で介護中である郷里で暮らす母の変化にも少し触れさせていただきました。

「介護する人を応援してくれるなんて・・・介護することは当たり前だと思っていたのに、本当に元気がでました。」 
「家族のこと、とても困っています。どうにもならないと思っていたけれど、ラジオを聴いて相談してみようと思いました。」

放送終了後には様々な反響をリスナーからいただきました。
離れているところで心細い思いをされている方の力になれるなんて、私にとっては嬉しいことです。

この最終回の打ち合わせの前日、郷里の父が肺梗塞、心不全状態で突然入院。翌週にひかえた収録を無事に終えることができるのだろうか?心配を抱えながら私は郷里と東京の間を走り回っていました。入院といっても介護者のサポートやケアマネジャー、医師との面談、家族間の調整など様々なことが必要とされます。何よりも父の回復には、医療専門家の医療技術と共に家族の力が大きく影響します。

スタジオのスタッフの皆様のいつもと変わらない対応に支えられながら、無事最終の収録を終えたときには安堵と感動の気持ちでいっぱいでした。同年代の女性3人、こんな時こそ、経験に裏付けられたさりげない強さとやさしさの持ち主達に助けられます。

「ラジオケアノート」は10年も続いたロングセラー番組。シニアとその家族にとって、明るく楽しく自分らしく生きるための情報やヒントを送る、高齢社会のニーズにあった素晴らしい企画の番組だったと思います。様々なコメンテーターから発信されるケアのお話は大変興味深く、私も楽しみにしていました。こういった内容の番組が、今後社会で大切にされることを願っています。

3年前に私を発見しご依頼をくださった勇敢な加藤部長、制作担当の頭も心も素敵で面白い山口美奈さん、アナウンサーの声も顔も美しくて面白い増山さやかさん、放送作家のHさん、スポンサー会社様、楽しく豊かな時間をいただきました。ラジオの仕事はとっても楽しく嬉しい時間でしたので残念ですが、貴重な機会を長期に渡りいただき、本当にありがとうございました。

そしてラジオの側でご愛聴いただきましたリスナーの皆様、ご相談をよせて下さった方々、応援してくれた友人やケアの仲間達、職場で時間になるとラジオをかけてくれた仲間たち、郷里の皆様、毎回感想を届けてくれた両親、ひとつでも何かを届けることができましたでしょうか?ご支援いただき心からありがとうございました。

これからもどこかで私は大切なケアのメッセージを伝え続けます。

介護は大変ですが、暮らしの一部なのです。困難だからこそ目には見えない宝物もあります。決して一人で抱えないでくださいね。一人で抱える状況を作らないように皆で少しずつ分担して支えましょうね。一緒に工夫しながらがんばりましょう。

皆様のそれぞれのケアノートを応援しています。

1242ニッポン放送「ラジオケアノート・介護なんでも相談」 隔月の最終週放送
(オンエア内容がわかります 3月放送内容は今後掲載されますので、ご覧ください)

2012年春のひとこま

カテゴリー: スタッフアルバム
「たねや」の桜餅

「たねや」の桜餅

春の香りを満喫

春の香りを満喫

季刊誌エッセイの発行によせて

カテゴリー: 活動報告

三井不動産のレッツ資産活用部が発行している季刊誌「Let’s Plaza」に、「午後4時のティーブレイク」というエッセイの連載コーナーをいただいています。
その1月号が発行されました。今回のテーマは~「人と人」支えあう意味を考えましょう~
以前から感じている“介護の誤解”を皆さんに伝えたくて書き下ろした内容です。

文中から

(前略)
日本でも様々な介護の形が生まれていますが、支え方の理念は置き去りにされているように感じられます。過剰に手をかけることが「やさしさ」と誤解され、介護の真の目標である「自立を促すこと」を意識していない介護者を多くみかけます。

文末には最も伝えたいことを書きました。

私達は大切な人を介護しながら、実はいつかは必ず訪れる自分の老いの生き方を学んでいます。

1枚のエッセイを書くために、日々自分に問いかけ続けています。

心は何をみているの?
心は何を思っているの?
心は何を伝えたいの?

そして、今おこっている現実をまっすぐに見ます。
読み手の気持ちもや影響も考えます。
それができないと私に文章はかけません。

ものを書くことでこころが整理されるとよく耳にしますけど、ものを書くお仕事があることで、心のアンテナをピンとはるというのは確かにありますね。
そうでないと、日々感じた驚きや喜びや切なさは心にしまいながらぼんやりと過ぎてゆきます。

命は考えるものではなく“感じる”ものです。

皆様にも何かを感じていただけたら嬉しいです。

季刊誌「Let's Plaza」

2012年 年賀状

カテゴリー: 日常

年賀状

新年のご挨拶を申し上げます。
皆様にとって善い一年となりますように、心よりお祈りいたしております。

昨年,私はフリー元年を心と汗で走りぬけた一年でした。
継続し深められたこと、新しい学びや発見をしたこと、次々と貴重な体験の連続でした。
皆様のおかげと心より感謝いたしております。おつきあいいただいた皆様、出遭うことのできた皆様、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

皆さんは今年一年、どんな年にしたいですか?
癒す力、希望の力。皆が協力し合い少しずつ明るい一年になってほしいですね。

私は今年もチャレンジが続きそうです。雨の日も、風の日も、晴れの日も、勇気と朗らかな気持ちを胸に持って、人生の冒険を続けたいと思います。

山椒は小粒でぴりりと辛い(合気道部時代の小さい私の自己紹介の言葉)大変さも楽しみながらがんばります!

2012年 辰年 川上由里子

2012年の太陽

2012年の太陽

2012年の太陽

駿河湾にきらきら輝く2012年の太陽 静岡市郷里・蒲原の浜にて撮影

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